準決勝戦
投稿日:2014/08/24甲子園での夏の大会で、三重代表の三重高校が躍進しています。
何年振りかで三重県勢がベスト4になり、新潟代表の日本文理と決勝進出を賭けて闘う事となりました。
長年、この地方の高校野球を陰で支え続けた甲斐がありました。
選手の皆さん、関係者の皆さん、おめでとうございます。
概ね入場券の購入のみが主な活動ではありましたが。
さて、友人が大阪の設計事務所に勤めていました。
激務で盆も正月もほぼ休みが無い上に、何かの勉強をしているとかで常にフラフラ状態でした。
いわゆるブラック企業だっただけかも知れません。
そんな中、私が甲子園に行く日に合わせて、年に一日だけの有給休暇を使用してやって来ます。
第一試合から第四試合まで一緒に観戦し、
その後は彼が一年かけて開拓した、私好みの汚い店へ案内してくれる流れでした。
あまり知られていませんが、アルプス席で観戦すると、応援団が冷えたお茶を差し入れしてくれます。
そればかりか、ウチワやメガホンを手渡され「賑やかにやってくれろ」と促されるのです。
試合が山場になる7イニングまでは、ビールの売り子も引っ切り無しにやって来る事もあり、
何とも心地好い気分で浮かれポンチになる事が可能でした。
試合が終わると応援団の係が通路の出口でメガホン等を回収しているのですが、
こちらは席を立たない為に、次のチームまた次のチームと応援グッズが足元に貯まる一方でした。
余談ですが、岡山県の倉敷商業のウチワと帽子が二年分部屋に転がっています。
ウチワには校歌が書かれていますので、頑張れば唄う事も可能でしょう。
球場を出るとメガホンはやがて邪魔くさくなるので、その辺で見かけた羨ましそうに見ている子供に差し上げるシステムでした。
この様にして、知らず知らずの間に肉体的にも経済的にも応援をしていたのですが、
残念ながら今年の春に友人は転職し、東京在住となってしまいました。
今後は、より陰から高校野球を支え続けようと思います、お互いに。
頑張っているのは選手だけではありません。
新潟の話を書こうとしたのに、今日は思わぬ方向に展開しました。
悔いはありません、全くの0です。