作家素質

投稿日:2014/08/03
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このよみものは、皆さんどういった位置付けで読んでいるのでしょうか。
書いているヤツのブログ的な要素であると思っているでしょうか。
ブログとは「日記」であると私は解釈している為、
このよみものは、あくまでも「読み物」であり、
作者としましては創作の位置付けをしているわけです。
もちろん、すべてにおいて「どうでもいい話」であるので、
創作と格好よく言ってみても結局は「無駄な文章」であることは、
きちんと自覚をしているわけです。
話は変わりますが私の友人は、
このよみものを「便所で読むもの」と、
ある意味、便所文庫を目指す「よみもの」の意思を正確に汲み取って、
日々実行をしてくれている訳ですが、
もし仮にそいつが便秘であったらば便意がやってくるまでスルーされるくらいの、
そんな存在だったりするのです、このよみものは。
しかし、書いている私としては「読み物」として、
日々この駄文を「創作」している訳なんです。
さて、塵も積もれば山となるではないですが、
よみものを開始してから数年、休むことなく書いてきました。
書くことに対する力は、きっと開始前と今では多少の差はあるように思います。
そんな時に目にしたのは、
「あなたは作家になれる人、なれない人」というものです。
本なのですが、これを読むと作家になれるなれないが、
分かる的な感じらしいです。
その中に資質があるかどうかの質問がいくつかあります。
「イエス」が多い程、作家になれる人なんだそうです。

「あなたの職業は何ですか」と訊かれた時に、どう答えるか。
子供の頃に「作家になった方がいい」と言われたことがあるか。
「嘘つき」か。
本棚にボロボロになった本が何冊あるか。
たとえ数年閉じこもっていても書くことのネタがつきない、というほどインプットがあるか。
お金にならなくてもいい。有名にならなくてもいい。それでも書きたいことがあるか。
好奇心が旺盛で、人間観察力が優れているか。
自分の血をどれだけ流せるか。
自分以外の人間になりきって物まねができるか。
千人の前で裸踊りができるか。

言わばテクニックや売れる文章の条件やそういったものではなく、
作家に対する「情熱」がいかに必要か、ということみたいですが、
私はこの中にひとつだけ共感できない部分がありました。
「お金にならなくてもいい。有名にならなくてもいい。それでも書きたいことがあるか。」
書きたいことへの欲望は今の時代、どれだけでも解消することができます。
昔と違って個人発信が可能だからです。
書くんならお金になってもらいたい。
そう思うのは間違いでしょうか。
そしてこのよみものだって、いつかはお金になるかもしれない。
むしろよみもので生計を立ててみたい。
そんな思いを私は持ちながら駄文を垂れ流しているのです。
男はいつもロマンを求める生き物だから。


カテゴリ:企画会議