夏も真っ盛り、といった感じでしょうか。
暑い日があり、台風がきたりと夏らしさを醸し出しています。
この時期に心を動かされるのは生ビールの魔力です。
テレビなどで美味しそうに飲んでいるのを見ると、
非常にうらやましい思いに駆られます。
しかしながらそう簡単には生ビールは飲めません。
まず、飲みに行かなければならないからです。
都会では一歩外に出れば飲食店はあちらこちらにあるでしょうが、
田舎では一歩外に出れば住宅か公園か田んぼくらいしかありません。
運よく飲食店が近くにあったとしても、
そこがケーキ屋であれば意味のないものになります。
そんな訳でまず目的地を決めねばなりません。
生ビールに、そうだな焼き鳥を食べたいな、と思えば、
徒歩５分の場所にある中華料理屋は例え生ビールを出していても却下されます。
あれこれ食べたい物を思い始めると、
お店自体は絞れてきても、そこへ行きつくまでの行程がどんどん厳しくなってきます。
いついつ行ったあの店、良かったけど、
ここから仮に歩いて行って、どうだろう１時間くらいだろうか。
そうなると一気に気持ちが萎えてきます。
じゃあ、ここは百歩譲って中華料理屋にするか、と思った時点で、
自分の中の生ビール度数というのは非常に少なくなっています。
「何だかなぁ」という思いになってしまいます。
田舎における生ビール事情というのは非常に厳しいものなのです。
そこで私が思うのは「生ビールの移動販売」です。
以前、私の住むところの近くをラーメンの屋台がラッパを鳴らして来ていました。
それと同様に生ビールが住んでいる場所まで売りに来てくれたら、
とても嬉しいものになると思います。
そうですね、ラーメンがラッパなら生ビールはマーチではどうでしょうか。
軽快なマーチと共に生ビール屋さんがやってきます。
マイジョッキを持っていれば、そこに注いでくれるのです。
夕方、マーチが聞こえると各家庭から風呂上がりのお父さんがワラワラやってきて、
次々にビールを買っていく光景は、夏の風物詩となるでしょう。
ただし、ビール移動販売の難点は、皆一杯しか飲めないということです。
焼きイモ屋さん、わらび餅販売は止めて生ビールではいかがでしょうか。

宮沢章夫の文章に、
「バンド募集の文言が面白い」と書いてありました。
そういえば、バンド募集に際してのもの、というものは、
今まで見たことがありませんでした。
これを機にちょっと見てみようと思い、
ネットで検索をしてみると、いくつか出てきました。
その中で掲示板形式になっているものを見ましたが、
書いてあることは、宮沢章夫が夢中になるほどの、
面白さは漂っていませんでした。
皆、軽快に募集をしており、おかしな文章などは特に見当たりません。
しかしながら、２つほど気になる点がありました。
まず、投稿日時が出ているのですが、
昼夜問わず投稿がされています。
それは良しとしても、朝の４時とか５時とかに、
「どうも！○○のコピーバンドやってます！」とか、
ものすごく軽快に発することができる人の普段の生活は、
果たしてどんなもんなのだろう、と考えてしまいます。
仕事前なのか、夜勤明けなのか。
どちらにせよ、その時間になぜ募集をする？という、
ちょっとした疑問を感じてしまいます。
しかも結構たくさんの方が投稿をされているので、
３時、４時、５時という時間帯でも、
６時、７時という忙しい時間帯でも、
何人かはその時間に起きていて思い立って募集をしているのです。
その情熱、素晴らしいとは思います。
もうひとつ気になったのは自分のバンドに対する立ち位置を示す言葉で、
「プロ」と「アマチュア」とあるのですが、
その言葉の最後に「思考」と「志向」と両方付けているものがあります。
ある人は「当方はプロ思考です」、とか。
ある人は「アマチュア志向でやってます」とか。
何が正解なのかはバンドの事を知らない私には、分かりかねるのですが、
言葉の感覚だけで言うと、
「プロ思考」は、プロのように厳しい考えでバンドをやっているけど、
プロではない、というのを表していて、
「アマチュア志向」は普通にアマチュアでやっているというのを表しているように思います。
たぶん、「志向」の方が正しいように思うのですが、
なぜか「思考」と書く人が多いのです。
プロ思考なら、何となく分かるのですが、アマチュア思考だった場合は、
アマチュアのような考えでバンドをやっているアマチュアです、と、
「はい・・ええ、そのようですね」としか返答しづらいものとなってしまいます。
果たしてそれはどのように受け止めればいいのでしょうか。
正解を知るためには、まず私もバンドをやってみなければなりません。
とすると、掲示板にバンド仲間募集を投稿せねばなりません。
「どうも！アマチュア思考とプロ志向の区別を知る為にバンドをやろうと思ってます！
全くの未経験ですが、とりあえず歌う事しかできません。
その他のパート、募集しています！是非ご連絡下さい！
目指すは「思考」と「志向」の違いが分かるまでです！よろしくです！」
朝の５時くらいに投稿すれば、情熱のある人から連絡がくることでしょう、きっと。

会話の中で重要なものとして相槌があります。
相槌の入れ方、入れるタイミング、
また相槌だけでなくちょっと言葉を追加する、というのも
コミュニケーションを図る上で重要となってきます。
特に仕事の場面では、相槌というのは大きく場を占めていきます。
おざなりな相槌では好感は得られませんし、
かといってこちらの意見をガンガン突っ込んでいってもいけません。
そこで相槌のナイスな言葉というのが載っていました。
1位が「なるほど」
2位が「そうなんですねー」
3位が「いいですね！」
等々でした。
だいたいそんな所ではないかと思われるのですが、
私の中で腑に落ちない相槌が8位に載っていました。
「ふむふむ」です。
口に出して「ふむふむ」と言った事のある人、挙手をお願いします。
私はいまだかつて自分も言った事はありませんし、
ましてや相手から「ふむふむ」との言葉を聞いた事もありません。
「ふむふむ」と、ちょっと声に出して言ってみて下さい。
ウソっぽさが半端ありません。
「ふ」も「む」も両方とも口を閉じないと発音できないので、
きちんと音を出さなければ相手には「ふむふむ」とは伝わりませんし、
伝わらないのであれば、何も「ふむふむ」って言わなくていいように思います。
マンガの世界でしか通用しないような言葉だと思います。
もし、実際に仕事の商談中に「ふむふむ」と言われたらどうでしょうか。
「ですので、こちらの内容が利点のあるものだと思います」
「ふむふむ」
「！？」
「私どもとしましては、是非こちらの内容で進めさせてもらえたら・・・」
「ふむふむ」
「！？」
たぶんですが、ちょいちょい中断することは必至でしょう。
何せ、ふむふむですから。
ふむふむがナイスな相槌なら、「ほほーう」だってナイスでしょう。
「ほえー」だって良いかもしれません。
皆さん、ナイスな相槌とされる「ふむふむ」を是非積極的に使っていって下さい。
私は使いません。

日々、車を使用する生活をしています。
車に乗らない日はない、という位ですが、
車に対する思いはさほど大きくはありません。
自分の持ち物、というのは昔から大事にするので、
こすったりとかぶつけたりとか、傷つけたりとか、
そういった事には気を配りますが、
それ以外の「こういう車で、車内はこういう風にして」
などの言わばこだわりというのは全くありません。
動いてくれればそれでいいのです。
ここでこんなアンケートを見つけました。
彼氏が乗ってきたら引く車は？というものです。
アンケートの結果として、
1位 アニメキャラが描かれた痛車（87.0％）
2位 食べかすなどゴミが散らかっている（83.5％）
3位 芳香剤など香りがキツイ（62.5％）
4位 フロントガラスがワイパーの跡がくっきり残るほど汚れている（62.0％）
5位 土足禁止のルールがある（58.0％）
6位 マフラーが改造されている（51.5％）
7位 アイドルやアニメソングのCDがかかっている（48.5％）
8位 シートがアニマル柄である（47.5％）
9位 ハンドルやレバーが派手に装飾されている（46.5％）
10位 ぬいぐるみが同乗している（45.0％）
というものでした。
このアンケート結果を踏まえて、私が思うのは、
1位と3位と7位と8位くらいは、車に乗らなくても分かるのではないでしょうか。
アニメキャラが好きで車にも描くくらいの人ならば、
デートをする前に会話の中で「これはアニメ好きかもしれない」と、
分かりますし、もしその人が痛車を乗ってきたとしても、
それは女性側は想定内として準備しておくべきではないでしょうか。
7位の場合も同様です。　アニメ好きが見え隠れしていた訳ですから、
かかっている曲がアニメソングであっても、アイドルソングであっても、
これも想定内でしょう。
8位の場合は、アニマル柄を好きな人はだいたいヤンキーっぽさがあると思われます。
偏見かもしれませんが、私はそういう人でしかアニマル柄を車内や持ち物として
使用しているのを見たことがありません。
とすると、こちらも事前の会話ないしは雰囲気でヤンキーっぽさが見え隠れするでしょうし、
そうだと分かってデートをしてもいいと思っているのであれば、
それもあらかじめ想定しておくべきだと思います。
3位の芳香剤関係もそうです。
窓ガラスを開けただけでプンと薫るくらいの匂わせ具合も、
たいていヤンキーっぽさを出した人か、外国の人しか私は知りません。
やはりこちらも想定しておくべきだと思われます。
それ以外については、見た目や会話などでは判断しにくいと思うのですが、
どちらにせよ、デートしようと思っているくらいの人なので、
嫌な部分は早めに見えておいた方がいいのではないでしょうか。
ちなみに私は車は軽ですし、洗車は車の点検時にサービスで車屋さんが
やってくれる以外にしたことありませんし、
車内をピカピカにしておく性癖もありませんので、
たぶん、女性からすれば「何、この車」と思われる事でしょうが、
男性からすれば「何、この車」と車で男を判断するような女性とのデートは大抵面白くないと、
思ってもらえると互いに傷つかずに済むのかもしれないですね。

『第百八十回O&A始まります』
人間の本来の性(サガ)は如何なる物であるのか?アナタの心の隙間を、埋めて建てて掘り起こす「O&A」のお時間です。
参加希望の方はお気軽にご応募下さい。面白ければ採用させていただきます。ボツになっても恨みっこ無し。
それでは
『第百八十O!』
「今年の夏祭りが長蛇の列になった理由」

『&A』

・「号泣議員が出店との噂」PN和風エビフライ
　　　　　→麺が伸びててもタコが入って無くとも、号泣でカバー可能です
・「露天商の入場行進」PNつる橋もぐら
　　　　　→とにかくボンベの爆発だけ回避してくれたら、後は好きにしてていいです
・「妖怪ウォッチウォッチ発売中」PNチキンナゲットSUPER
　　　　　→アラーム機能は付いてますが、もちろんパチモンです
・「エレクトリカルパレード風に盆踊り」PN吉川海老蔵
　　　　　→ミッキー＆ミニー役は、今年は留蔵＆ツタ子になりました
・「おつりの計算ができない」PN金のエンゼル
　　　　　→つり銭の要らない優しさを、８％が打ち砕きます
・「滑舌の悪い占い師降臨」PNアニマル柄で電磁波予防
　　　　　→全部お見通しの実力派ですが、伝達力が追いついてません
・「ビキニギャルが天ぷらを揚げている」PNバスコ・ダ・ガマ
　　　　　→イカやエビの海鮮物は、黄色い悲鳴のボリュームアップです
・「デブが多かった」PNヤッホー雪崩
　　　　　→横幅に注目されがちですが、本質的には縦幅がポイントです
・「冬祭りが不完全燃焼だった」PN幸せの黄色いハンカチーフ
　　　　　→どの季節にしても、北島三郎「祭」が鳴り響く村でした
・「"危険ハーブ"と言う名のラムネ玉」PN椎名桔平
　　　　　→中毒性はありませんが、ラムネ嫌いには堪らない味となっています
・「食券売り場の婆さんが軽くパニックに陥った為」PN猫ドビッシュー
　　　　　→上入れ歯と下入れ歯をテレコにしたらしく、歯の大きさに仰天です
・「スカイツリーを再現した」PN（＾◇＾）
　　　　　→もうそれは、スカイツリーでしょう
・「とにかくイイ匂いがしてた」PNお姉さんロボ
　　　　　→ずっと嗅いでいたいと、誰もが歩みを止めてしまいます
・「櫓の上の太鼓が真矢」PN平日は眼鏡
　　　　　→無いこた無い、そう感じるのは私だけでしょうか
・「八十肩で握手会が捌けない」PNギブ＆迷惑
　　　　　→握手をする方もする方ですが、されたがる方も問題有でした
・「牛歩戦術を実施していた」PNハワイオアフ島出身マカダミア部屋
　　　　　→何に対してのアピールかは、二歩目ですでに忘れ去りました
・「トイレの行列とこんがらがった」PNキカイダー01
　　　　　→螺旋状になってますが、腰をもぞつかせてる者は大概トイレ側の人間です
・「屋台一軒のみ」PNトリニとロン
　　　　　→右手でかき氷を削り、左手でお好み焼きをひっくり返し、右目で金魚の生死を見極めています
・「婚活盆踊り同時開催」PNよし！牛
　　　　　→浴衣の裾からガーターベルトがサインです、露骨なチラリズムです
・「食中毒で金一封の通達」PN宇宙恐竜ゼットン
　　　　　→一攫千金狙いですが、寸志でした
・「売ってはいけない品物が目白押し」PNトップロープからの水平チョップ
　　　　　→廃品回収業者が、全面バックアップです
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
沢山のご応募本当にありがとうございました。
今回の大賞は幸せの黄色いハンカチーフでした。
今回は、祭を提供する側される側の攻防が目に余りました。これからもO&Aのセンスを磨く為に精進を続けましょう。
後Oの候補も受け付けています。
次回の第百八十一回大会のOは
『危険すぎるお化け屋敷』(byラ・パラシューツ)
となります。
8月10日までに名前かペンネームを記載の上、件名タイトルにO&Aと書いて
info@firstbase.jp
まで送って下さい。
よろしプわせてください、もう少し!

このよみものは、皆さんどういった位置付けで読んでいるのでしょうか。
書いているヤツのブログ的な要素であると思っているでしょうか。
ブログとは「日記」であると私は解釈している為、
このよみものは、あくまでも「読み物」であり、
作者としましては創作の位置付けをしているわけです。
もちろん、すべてにおいて「どうでもいい話」であるので、
創作と格好よく言ってみても結局は「無駄な文章」であることは、
きちんと自覚をしているわけです。
話は変わりますが私の友人は、
このよみものを「便所で読むもの」と、
ある意味、便所文庫を目指す「よみもの」の意思を正確に汲み取って、
日々実行をしてくれている訳ですが、
もし仮にそいつが便秘であったらば便意がやってくるまでスルーされるくらいの、
そんな存在だったりするのです、このよみものは。
しかし、書いている私としては「読み物」として、
日々この駄文を「創作」している訳なんです。
さて、塵も積もれば山となるではないですが、
よみものを開始してから数年、休むことなく書いてきました。
書くことに対する力は、きっと開始前と今では多少の差はあるように思います。
そんな時に目にしたのは、
「あなたは作家になれる人、なれない人」というものです。
本なのですが、これを読むと作家になれるなれないが、
分かる的な感じらしいです。
その中に資質があるかどうかの質問がいくつかあります。
「イエス」が多い程、作家になれる人なんだそうです。

「あなたの職業は何ですか」と訊かれた時に、どう答えるか。
子供の頃に「作家になった方がいい」と言われたことがあるか。
「嘘つき」か。
本棚にボロボロになった本が何冊あるか。
たとえ数年閉じこもっていても書くことのネタがつきない、というほどインプットがあるか。
お金にならなくてもいい。有名にならなくてもいい。それでも書きたいことがあるか。
好奇心が旺盛で、人間観察力が優れているか。
自分の血をどれだけ流せるか。
自分以外の人間になりきって物まねができるか。
千人の前で裸踊りができるか。

言わばテクニックや売れる文章の条件やそういったものではなく、
作家に対する「情熱」がいかに必要か、ということみたいですが、
私はこの中にひとつだけ共感できない部分がありました。
「お金にならなくてもいい。有名にならなくてもいい。それでも書きたいことがあるか。」
書きたいことへの欲望は今の時代、どれだけでも解消することができます。
昔と違って個人発信が可能だからです。
書くんならお金になってもらいたい。
そう思うのは間違いでしょうか。
そしてこのよみものだって、いつかはお金になるかもしれない。
むしろよみもので生計を立ててみたい。
そんな思いを私は持ちながら駄文を垂れ流しているのです。
男はいつもロマンを求める生き物だから。

何を持って「成功」と見なすのかは、実は難しい問題です。
一流企業に入社したからと言って、リストラや倒産が無いとは言えません。
貯金が目標の一億円になった次の日に、使うこと無く、亡くなる方もいます。
周りが羨む美人と結婚しても、相性最悪でダーダーになる可能性もあります。
総理大臣になっても、やんややんやと言われまくりです。
手っ取り早く、金メダル獲得や国民栄誉賞や人間国宝みたいな場合は、
全員に解りやすく、「凄いでしょ」と示されれば、「凄いですね」と言いやすくはなります。
まあ興味の無い他人からは、「それがどうした」と反発されるでしょうが。
結局のところ、自分自身のフィールドで、納得できるまで闘えたなら、
それは「成功」なんではないかなと考える様になりました。
さて、そんな時に「稲川淳二」が季語になったとのニュースが飛び込んできました。
五七五の俳句の季語で、季節は夏なんだそうです。
よくよく考えてみると、稲川淳二の仕事は怪談ばかりです。
最初はレポーター等もしてたはずですが、ここ最近の20年は怪談を喋っているか、怪談を聞いてるかの二択です。
コツコツと怪談を積み重ね、遂には万人に解りやすい季語となった訳です。
ちょっと調べてみると、「啄木忌」や「人麻呂忌」や「空海忌」や「光太郎忌」等の命日はいくつか季語になってましたが、フルネームは発見出来ませんでした。
稲川淳二の快挙に、今は拍手を贈りますが、
本当に大切なのは、「稲川淳二」の季語の俳句が、後世まで残る事だと思います。
お祝いに、私もお手伝いしたいと思います。

早口で
稲川淳二
伝わらず

肝心の
オチが分からぬ
稲川淳二

幽霊の
稲川淳二株
急降下

幽霊の
姿みたりて
黒ジャケットの稲川淳二

パッと見は
稲川淳二か
ちゃうジュリー

「いながわじゅんじ」で七文字ですから、
相当ハイレベルなお題になります。
あと「新入社員」「数の子作る」「ボートレース」「ゴキブリ」「ゼリー」「鼻水」、こんな季語もありました。

昔、２匹の犬を飼っていました。
２匹はそれぞれ別の時期に飼っていたのですが、
どちらとも私との別れは「脱走」でした。
ちなみに、かつて飼っていた猫との別れも「脱走」です。
私の元から動物はとりあえず脱走という形で去っていく傾向にあります。
脱走以外の、ペットとの別れには「死」というのもあります。
病気だったり、寿命だったり。
可愛がっていたペットとの別れは確実に起こりうるものだけれど、
できることならいつまでも一緒にいたいと思うのが飼い主の心です。
ずいぶん前にロボット犬というのが発売されました。
東海林さだおもエッセイにこの犬とのひと時を綴っています。
私の周りには購入した人はいないのですが、
全国にはたくさんのロボット犬愛好家の方々がいらっしゃるのでしょう。
しかしながらこのロボット犬のサポートが近々終了するのだそうです。
何となく漠然と思っていたのは、
ロボットなんだからずっと動き続けるだろうという妄想。
「ずっと」の時間としては人間の寿命と同じくらいという感覚です。
ですのでロボット犬を飼えばずっと一緒にいられる、という思い。
しかしながらロボットというのはパソコンと同じで、
結局は機械なのでメンテナンスやサポートが必要となってくるんですね。
とあるロボット犬を１０年飼っている方の話によると、
最初の頃は元気に動き回り、旅行などにも連れて行ったそうですが、
最近は定位置でじっとしていることが多く、
足の関節が悪く、動くたびに異音がしたり、転びやすくなったりしているんだとか。
何やら「老化」という言葉が頭に浮かんでくる光景です。
今まではサポートがあったので何度か修理に出したりしていたのですが、
今後はサポートを受けられないことになります。
となると、そのうちこのロボット犬は電源は入れども動けなくなり、
いつの日か電源すら入らなくなってしまうのかもしれません。
それはロボット犬との「死」での別れということでしょう。
ロボット犬には、あらかじめ寿命をプログラムさせておくのがいいのかもしれません。
永遠に、何て言うのはロボット相手にも通用しないのです。
私の元を脱走という形で去って行ったペット達、
もう戻ってくる事はないと悟った幼少期に、
初めて「戻って来ないのだからもう仕方ない」という決別の思いを抱きました。
「脱走」というプログラムも有なのかもしれません。

夏の私のスタイルは、室内ではＴシャツにパンツ。
室外ではＴシャツに短パンといったものとなります。
このスタイルもかれこれ何年と続けてきたものです。
基本的に暑がりですので、
夏場に「長袖」や「長ズボン」などを着用することは、
私にとって罰ゲーム以外何者でもありません。
しかしながら短パンというのは意外に「負」の要素があるようです。
オジサンの短パンスタイルはどうか？という質問に、
大抵の若い女性が「やめてほしい」と言っているんだそうです。
とにかくオジサンが短パンを履く事に嫌悪感を抱くようで、
「いい年こいて短パンとかありえない」
「毛深いと余計にキモく、かといって処理していても気持ち悪い」
「ビーチならまだしも、大人なら暑くても自分に合ったパンツを選ぶべき」
など散々な言われようです。
更に短パンだけでなくトップの着こなしにもモノ申すようです。
「タンクトップとか、山下清みたいだし、涼しいかもしれないけど腕まくりも嫌」
タンクトップはさすがに非難の嵐ですが、Ｔシャツだけでもダメなようです。
「大人なんだからせめて襟付きのシャツを羽織るか、ジャケットを着てほしい」
「たまに乳首が浮き上がっているのはセクハラだと思う」
「ロックＴシャツとか変なロゴのシャツは年をとるほどダサい」
これまた散々な言われようです。
では頑張ってオシャレをしてみたらどうか、というと、
「襟を立てたり、ゴツいアクセサリーをつけたりは残念。大人ならシンプルで勝負すべし」
と、ここまで来るとオジサンは家で大人しくしていろ、と言われているようなもんです。
回答を寄せているのが２０代〜３０代までの女性ですが、
彼女たちのオジサンは一体いくつからを思っているのかにもよりますが、
結局見た目なんだろ？と私は言いたいわけです。
オジサンでも見た目が美しいオジサンであれば、短パンだろうが、
タンクトップだろうが、
乳首が立っていようがいいんだろ？と。
襟が立っていても「素敵」って思うんだろ？と。
素足に革靴履いてても「ダンディズム！」って思うんだろ？と。
世のオジサンたち、どうか負けないで短パンを履いてほしいと私は思います。
乳首が立っていようが、Ｔシャツのみで街を闊歩して欲しいと思います。
声を高らかにして言いたいです。
「オジサンに自由を！」