情報過多

投稿日:2013/04/06
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ネットで芸人の名前を検索すると、大抵『世界は数字で出来ている』のページにたどり着きます。
主にラジオ番組で、誰かが別の誰かのエピソードを話した内容が記事になっているサイトです。
トップページに注目記事として、見られた件数かでランクが付けられており、
私が見た時は
1位 小島慶子「胸が小さい女性へのエール」
2位 爆笑問題・太田「オセロ・中島知子のテレビ出演に待った」
3位 だいたひかる「元ダンナの収入は、想像より3桁上だった」
4位 ウーマンラッシュアワー・村本のクズ過ぎる実態
5位 ナイナイ・岡村が語る「オセロ・中島の過熱報道」
6位 伊集院光が語る「友人・オセロ中島知子」
7位 オードリー・若林「新垣結衣に思い切りタマを見せていた上島竜兵」
8位 伊集院光が語る「小林よしのりと高須幹弥氏のAKB論争」
9位 有吉弘行が語る「鈴木おさむに噛み付いたキングコング西野」
10位 伊集院光「田中みな実の性格の悪さを暴露した青木裕子」
となっていました。
そこで7位をクリックすると、
『2013年03月30日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」にて、オールスター感謝祭に乱入してきたビートたけしについて語られていた。』
との文章から始まりました。

若林「スゴかったね、たけしさんが来た時、上島(竜兵)さんが裸にされてて(笑)」

春日「ふふ(笑)」

若林「CM入ってたよね?」
春日「CM入ってて。CM明けで今田さんがジャケットを着てなくて、『CM中に事が起こりました』みたいな」

若林「うん」

春日「あの前ね」

と会話が続いていきます。
ある程度の所で『さらに、以下のように語っていた。』と差し込まれて、

春日「そういうとき、やっぱり新垣結衣を見ちゃうね」

若林「うん、見ちゃうね(笑)下向いてたね」

春日「下向いてた」

若林「真下向いてたね。横の人かなんかに『下向いてな』って言われてて」

春日「あぁ〜」

若林「水野美紀さんかなんかが、『下向いてな』って言ってて」

と続いています。
『と語っていた。』と立派に言われても、内容はこんなんですが、
バラエティをほとんど見ず、ラジオも聞かない私には、新鮮で楽しめます。
困るのは、記事の最後に
・ビートたけしが語る「芸人の引退・引き際について」
・ビートたけしが語る「漫才におけるツッコミの役割」
・オリラジ・中田敦彦「バッシングされる・相方藤森慎吾への思い」
・伊集院光「3歳下の後輩にお年玉をあげる不思議」
等と関連記事のタイトルが羅列されてる点でしょうか。
知りたくも無かったのに、爆笑・田中が爆笑・太田の自宅のトイレの蓋の上にウンコをしたエピソード等もインプットされてしまうからです。
「でも個人的に一番気になったのは、文字起こし&入力をしてる人の報酬額」と語っていた。


カテゴリ:出会い

胡麻抽出

投稿日:2013/04/05
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大手ゴマ油メーカーが、100%ゴマ油の全身美容オイルを開発しました。
化学溶剤を使わずに、ゴマに強い圧力を加えて搾って作る油は透明で無臭。
肌に素早くなじみ、べとつかないんだそうです。
塗った途端に中華料理屋の香りをまとうイメージですが、
無臭と言う所がポイントなのでしょう。
メーカーによると
『ゴマ油の成分にある肌を老化から守る
「抗酸化性」や日焼けを防ぐ「紫外線吸収能」は、
オリーブオイルなどに勝る』んだそうです。
『30ミリリットルで2940円、
四〜五年後には年商五億円を目指す』と書かれていました。
見かけと違って、私の肌はデリケートです。
早速、我が家にある油で試してみました。
あいにくゴマ油のストックはありませんでしたので、サラダ油で決行します。
サラダ油には
「大豆油たっぷり」「においが気にならない」
「大豆油&キャノーラ油」「コレステロール0[ゼロ]」と書かれています。
においが気にならないのはありがたい事ですが、
大豆油がたっぷりなのだけれど、同じ立ち位置のキャノーラ油は、
一体どの程度含まれているのかが気になるところです。
コレステロールは無い方がいいのかもしれません。
少量を手の甲に付けてみました。
ベットリとし、手の甲から気になる程度の油臭が立ち込めてきます。
夢中でポテトチップの袋に手を入れては出し、入れては出しをした時の匂いがします。
30ミリリットルで2940円のものではなく、
1.5リットルで248円のサラダ油そのものの効果です。
結局、ハンドソープで2回手を洗い、肌荒れが一層進行しました。
かつて叔母から『マーユ』と言う、馬の脂を瓶に詰めたモノを授かり、
嬉しがって擦り込んだら、全ての指が燃える様に爛れた過去を思い出していました。
確か、マーユも小さいながらも値の張る商品だったように思います。
サラダ油は248円なりに何の効果もないが何の害もない訳ですが、
マーユはそこそこするのに私の指は当分残念な日々を送ることになりました。
2940円のゴマ油は一体どのような事になるのか想像がつきません。
油に対してはやはり「揚げ物・炒め物」方面に私は今後も託していきたいと思います。


カテゴリ:グルメ

繰返擦込

投稿日:2013/04/04
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待ち合わせ場所の駐車場に着きましたが、
待ち人は少し遅れるとの事でしたので、
阿呆面をぶら下げて待機する事にしました。
駐車場の隅には米の精米機と宝くじ売り場が建っており、
そこの宝くじ売り場の小屋には、女の人が座ってました。
時計を眺めていると、突然チャラララーラランと軽快な音楽が鳴り響き、
「ご通行中の皆さん!」と呼び掛けられました。
宝くじ売り場にスピーカーが設置されていて、音の発声場所はそこです。
そしてミニロト・ロト6・ナンバーズ等を買うように薦められました。
「一口二百円!」と、とても元気に喋ってきます。
音楽の合間合間に「チャンス!チャンス!」と掛け声も入ります。
私は、座っている女性が再生ボタンを押すかして、
私に向けて質問を投げかけてきたんだと思いました。
しかし「買う」とも「買わない」とも返事をする間もなく、突然黙ってしまいました。
申し訳ない気分で、しばらく佇んでいると、再度呼び掛けられました。
唐突に始まっては静かになる行動を繰り返していたので、
私がいるいないに関わらず、テープに録音したモノを垂れ流してる事に気が付きました。
エンドレスでの宣伝方法です。
垂れ流しですから、私に返答の義務は発生しませんし、
「買わないですよ」と返事をしなかった事に安心しました。
それにしても音量が大きすぎる気がします。
恐らく、朝から夕方まで流れていますから、
売り場の女性はそれをうんざりするほど聞いていることと思います。
時々、「チャンス!チャンス!」と自分も心の中で一緒に掛け声を発していると思います。
そんな現象は何も宝くじ売り場だけではなく、スーパーの中でも遭遇するのです。
例えばお惣菜売り場では「コロコロコロッケ♪おいしいコロッケ♪」が
エンドレスで流れています。
だいぶ前ですが魚売り場では頻繁に「♪魚魚魚ー魚を食べるとー♪」が流れ、
ミンチコーナーでは「♪ぎょぎょぎょギョーザ、ギョーザ、ギョーザ♪」と
やたらと今日の夕飯を餃子にしようと画策しています。
魚の歌は確かCDとかにもなって、結構売れたというのも耳にしました。
エンドレス宣伝法というのは、実は非常に大きな力を発揮するのかもしれません。
しかし、大抵音を流す音源は「CD」もしくは「テープ」となり、
エンドレスで流すと劣化していくものであります。
時々、ラップ調になっていたり、間延びしたりしても店員たちは直す気もありません。
こうなったら店員が自ら口ずさむことが一番良いように思います。
今までエンドレスで聞かされてきた成果を発揮するのは、今この時なのです。


カテゴリ:出会い

新入社員

投稿日:2013/04/03
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新しいことが始まる時期です。
新学期、新生活、新入社員。
色々な出会いが満載です。
ひょっとしたら「新しい恋に心ときめかせてる」そんな幸せな人もいるのでしょう。
そんな世間を他所に、先日の夜中に、酒を呑みながら怖い話をテレビで見ていました。
構造としては番組に寄せられた心霊写真、ビデオなどを
スタッフが取材なり検証なり、色々するというものです。
何回か見た事がありますが、何故か毎回観る度に新しいスタッフが仲間入りをしてる事に気が付きました。
それはいわゆる新入社員といった形でしょう。
こないだ見た時は長髪、眼鏡、くわえタバコの男性が仲間入りしていました。
初登場なのにベテラン風な佇まいを見せる彼は、
常にタバコと缶コーヒーを吸ったり飲んだりして取材をしています。
今までの歴代のスタッフは、曲がりなりにもきちんと真剣さは漂わせていました。
しかし新しい長髪の彼はこちらが見ていても
「心の中では信じてへんやろ?」というのがアリアリと出ています。
基本、表情は半笑いでタメ口です。
そもそも、番組内で紹介される怪現象はどう考えてもリアリティがありません。
とある家族がお茶をしながら談笑する所を
ビデオに収めた映像に不可思議なモノが写っていると言ってきました。
その場にいた家族は誰ひとり見ていないけど、
談笑しているダイニングテーブルの近くにあるソファに
見知らぬおじいさんが座っているといったものです。
確かに映像ではおじいさんが座っています。
しかしどう見ても特殊メイクのおじいさんです。
そしておじいさんが立ちあがると何歩か歩いて消えていきました。
そのおじいさんの後頭部が異様に長く、ぬらりひょうんの様な感じでした。
そんな爺さん、いません。
取材を受ける家族は真剣な面持ちでその時の様子やおじいさんの事を話していますが、
自分がその中にいて、客観的に自分の状況を思うと、心がきっと折れるでしょう。
歴代のスタッフも、皆さん心が折れたのだと思います。
「俺、何やってるんだろう」
そう思った時点で再就職を考えるのだと思います。
しかし、新入社員の長髪の彼は半笑いの立ち位置なので長く続けられそうな気がします。
人は見かけによるものです。
ナメた態度の方が、霊的に手の打ちようがなさそうですし、彼にとっては天職かも知れません。
「保険」や「年金」や「将来」や「預金」等の誘惑に負けずに、
どうか頑張って特技を伸ばしていって欲しいものです。
陰ながら応援しているかもです。


カテゴリ:出会い

公開収録(111)

投稿日:2013/04/02
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『第百十回O&A始まります』
人間の本来の性(サガ)は如何なる物であるのか?アナタの心の隙間を、埋めて建てて掘り起こす「O&A」のお時間です。
参加希望の方はお気軽にご応募下さい。面白ければ採用させていただきます。ボツになっても恨みっこ無し。
それでは
『第百十O!』
「アンパンマンの顔以外の弱み」

『&A』

・「意外と高学歴」PNケッキー
   →無駄に学歴が高いと、買い被られて損します
・「砂糖抜きアンコ内蔵」PNパン爺
   →浅間神社で配る甘さゼロのタイプ、紫と茶色を混ぜた色をしてます
・「ジャムおじさんとの仲」PNマカロニサラダ記念日
   →本当は二十歳越えたら、誕生日は親に感謝する日なんです
・「所詮は菓子パン」PN志摩の荒鷲
   →コロッケパン等の惣菜パンが、菓子パンの上位互換になります
・「年上の女性」PN松岡芭蕉
   →泉重千代さんの理想のタイプは、年上の女性でした
・「頭で芥子の実を栽培中」PN伊勢の荒鷲
   →元祖脱法ハービストでしょう、「本家」かも知れませんが
・「「新商品」の文字」PNニューカマー
   →うぐいすパン発売辺りから、暗雲が立ち込めてきたのです
・「あんマン」PNチャンチャンバラバラ
   →冬場は完全に敗北してました、パートナーの湯気がナイスアシストをしました
・「「アンパン界の龍」と呼ばれていた時期」PNパーチャック
   →「ジャムパン界の虎」との、アンをジャムで洗う争いは記憶に新しいですね
・「産みの親がジャムに肩入れしとる」PN目指せ度会の裕次郎
   →助手のツナギの女性は、バターに首ったけです
・「都市開発により閉店」PN洋食戦隊ナイフ&フォーク
   →立ち退き料を元手に先物に手を出しました、今はスカンピンです
・「三重にある名古屋アンパンマンミュージアム」PN宇宙恐竜ゼットン
   →東京ドームは東京にあり、ナゴヤドームは名古屋にあります
・「少子化」PNホワイトドラゴン略して白竜
   →支持率の低下に歯止めが利きません、アダルト路線で裾野の開拓に進むのでしょうか
・「チーズあんパン」PNライオネスと飛鳥
   →持論の一つに「チーズかけて焼いたら何でも美味い」があります
・「小麦の価格高騰」PN椎名
   →経費を考えて、三分の二が無くなってもスペアは禁止です
・「タッチパネルで拡大がムリ」PNスージースムージーどこ行った?
   →微妙な操作が膨らんだ指先では難しいのです、イースト菌を恨みます
・「パン食べ放題ノードリンク」PN駅部田のスナフキン
   →クリームパンのクリーム部分を、水だと思って乗り切ります
・「バイキンマンが大腸菌にメタモルフォーゼ」PN元祖ボイン
   →もっと進化するとカンピロバクターになります、名前はカッコイイです
・「ムキナオシアンコ」PNピスタチオ夏
   →これでもう賞味期限切れも怖くありません、正味の期限は誰も知りません
・「実は甘いものが苦手」PN甘辛しゃん
   →嫌いだからこそ他人に振る舞うのです、好きな女子に意地悪しちゃいます
・「まだ乳歯」PNパサパサの鶏肉
   →そもそも歯があったのかの、記憶が曖昧です
_____________
沢山のご応募本当にありがとうございました。
今回の大賞は元祖ボインでした。
今回は、パン作りが生業の方から趣味の方迄、幅狭い解答が寄せられました。これからもO&Aのセンスを磨く為に精進を続けましょう。
後Oの候補も受け付けています。
次回の第百十一回大会のOは
『「生物ではない」と言われたドラえもんの反論』(byビンゴ)
となります。
4月7日までに名前かペンネームを記載の上、件名タイトルにO&Aと書いて
info@firstbase.jp
まで送って下さい。
よろしプく民栄誉賞W授与!


カテゴリ:O&A

少画素数

投稿日:2013/04/01
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昔から放送しているテレビCMを見ると、悲しい気持ちになるのは何故でしょう。
ホテルやすき焼きや肉屋の深夜によく流れるCMの類です。
その粗い映像を見せつけても、見せれば見せる程に逆効果な気がします。
同じ内容でも、撮り直した場合は悲しさは不思議と発生しません。
長年のリフレインによって、情報の擦り込みは完了しているにもかかわらず垂れ流し続けている、
予算が無いのか、企画力が無いのか、広告代理店に騙されているのかは解りませんが、
いずれにしろ「GO」を出した貧相な感性の存在が悲しい要因なのでしょう。
この辺りは、同じトークやギャグやパターンを使い続けている、面白く無い芸人にも似ています。
特に最近はテレビの画面も大きく綺麗になってますので、
映像の画素数の小ささが明確になっているのでしょうか。
そう言えば、CATVで地方議会の模様を見ると、
発言者や市長の顔さえあやふやになる雑な映像です。
録画機器がお粗末なのか、ケーブルが痛んでるのか、わざとモヤッとさせてるのか、
原因は解りませんが、早急に見えにくい政治からの脱却が必要でしょう。
伝えたい事を的確に望む相手に伝える方法を、論理立てて浸透させるべきだと思うのです。
伊勢自動車道を名古屋方面に北上して行くと、
四日市に行く手前の左手に
『自然つりぼり』と新しい看板が建っていました。
『釣り堀』と『自然つりぼり』の違いは書かれてません。
『釣り』と『釣り堀』の間の立ち位置なんでしょう。
そういう事です。


カテゴリ:企画会議

近藤真彦

投稿日:2013/03/31
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片岡鶴太郎と言えば、マッチのものまねをする人でした。
私はそれでマッチの曲を覚える小学生時代を過ごしています。
それがいつの間にか文化人の仲間入りをしているっぽい佇まいを見せています。
そんな彼が蕎麦を食べる番組を発見しました。
「おや、鶴太郎こんな番組始めたのかい」と見てみました。
そこは宿坊で、蕎麦以外にもコース仕立てで色々料理を出す所のようです。
宿坊の主は、酔っ払ってはいないのだろうけど、
酔っ払った親父のような喋り方で、料理の説明などをしていますが、
全く何を言っているのかわかりません。
それでも番組は進行していきます。
出される料理を食べる時の鶴太郎は、
「嬉しいねぇー」しか言いません。
グルメレポートなどをしたことがなかったのでしょう。
何をどう伝えるべきか分からず、ぼんやりした喜びでごまかそうとしています。
主の説明もよく聞き取れず、鶴太郎も嬉しいとしか言わないこの番組。
料理の良さも蕎麦の旨さも全く伝わって来ません。
結局、最後に鶴太郎が自慢の筆使いで何やら書をしたためて終わるのですが、
その時にしか鶴太郎を起用した要素はありませんでした。
すっかり忘れて、こないだたまたまそのチャンネルに合わせたら、
この蕎麦番組が終わりを迎えていました。
私はこの宿坊が始まりだと思っていたので、
「やっぱりあまりに酷くてすぐ終わったのだな」と思っていましたが、
どうやら私の知らないところで計12回も放送をしていました。
最後は総集編で過去を振り返りつつ、
鶴太郎が蕎麦打ちを体験し、相変わらずの書をしたためる流れですが、
衝撃は私が見た宿坊編は第11回目の放送だったのです。
11回もやっていて、「嬉しい」しかコメントをしなかったことです。
そして11回やり「嬉しい」と言えば、丸く収まると学習した体です。
呆れてチャンネルを替えると、
それも旅番組で秋野暢子が何かを食べようとしていました。
「わぁー嬉しい!」
彼女も同じコメントをしていました。
私はテレビを静かに消しました。


カテゴリ:グルメ

漫画塗絵

投稿日:2013/03/30
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小さい頃、おもちゃは誕生日などの年1回の行事にもらえる等、
ひょいひょい手にできるものではありませんでした。
お年玉でゲットする、何故か気分を良くした叔母さんに買ってもらう、
こづかいを地道に貯めてゲットする、といった感じで
欲しいものはそういった手段で手にしていました。
今も変わらず、地道に貯める戦法を貫いています。
しかし、外に出れば楽しいものは無限にありましたし、
おもちゃじゃなくても遊べることは五万とあるように思っていました。
それはきっと、想像力を養う大きな要因であると思います。
そんな私は、甥と姪にぬりえをプレゼントしようと画策しました。
ただ「ぬりえ」を買って持っていくのでは、何の良さもありません。
そこで私は自作のぬりえを作成しようと考えました。
前情報として最近ゲゲゲの鬼太郎を見ていることを掴んでいました。
その中でも「ぬりかべ」が好きだというのも耳に入れていました。
よし、ぬりかべを書こう。
そして頭の中で描いたぬりかべを書いていくと、
手足を生やした四角い何かにしか見えませんでした。
これではいけない。
得意だったパーマンを書いてみる事にしました。
太ったパーマンができあがりました。
これもいけない。
ぬりえになる以前の問題が発生しました。
私はネットから様々なキャラクターを取り込み、プリントアウトしました。
それを見ながら書けば、何とかなるに違いない。
ぬりかべはもちろん、ドラえもん、オバQ、怪物くん、色々書いていきましたが、
パーマンやハットリくんなどは身体に動きがある為、非常に難しく、
「もう、嫌だ」と途中で放りだしました。
小学生のころ、夏休みの宿題のポスターに苦しんだ自分がフラッシュバックしました。
それでは大人になったとは言えない。
私は大人であることを自覚しながら再挑戦しました。
何枚か書いていくと、ちょっとずつ上達していくのが分かります。
最後に書きあげたスナフキンなどは、「俺、やるやん」と得意な気持ちになるくらいです。
そうやって出来あがったぬりえを再度確認すると、
ムーミンの目は若干焦点が合っていないように見え、
ドラえもんはバランスの関係上、
壁に手をついて女性(メス猫)を口説くポーズに見え、
一反もめんは「ぬりえにする要素はあるのか?」と
疑問も沸きましたが、良しとしました。
彼らがこれを見てどう思うかは考えないようにします。


カテゴリ:企画会議

母校校歌

投稿日:2013/03/29
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母校の小学校の校歌が変わっていました。
唯一歌える校歌でしたが、もうその学校は存在しないのです。
生徒数の減少に伴う合併で校名が変わったのは知っていましたが、
同じ場所に同じ姿で建っていましたので、
今まで気付かずに過ごしていました。
母校が無くなる非常事態なのに、
卒業生の私には何の報告・連絡・相談もありませんでした。
そう言えば同じ母校の中学校の方は、
校舎は既に取り壊されて、グランドだった所に介護施設が建っています。
その時も何の通達もありませんでした。
確か中学の卒業前に、グランドの片隅にタイムカプセルを埋めたのですが、
最早掘り返す事は不可能となりました。
しかし、様変わりっぷりがデカすぎるので、淋しさは皆無です。
一方小学校は、未だに当時の遊具や植木やネットなんかも残っているので、
「俺の学校は?」と錯覚して残念に思うのでしょうか。
中途半端に過去を維持されると、やはり郷愁に駆られますが、
面影ゼロ、となるとこちらも思いようがない訳です。
同窓会で15年ぶりに出会った初恋の人が、
ひどく様変わりしていた際に、少しでも面影があれば
「あの頃は可愛かったのに・・・」と思わずにいられませんが、
誰かすら分からないようになっていれば、別人として受け入れられるのです。
私の同級生のマツヨシは、通っていた小・中・高と全ての学校が廃校になり、
「俺の母校、全部ないんさ」と言った顔は、別段淋しそうではありませんでした。
ここまでくると、むしろ潔ぎよしとしか思いようがないのでしょう。
それよりも、私の知人は同級生と戯れで母校を訪ね、
当時の担任に運よく出会い、自分たちのことを覚えているか聞いたら、
知人のみ「この子は覚えていない」と言われました。
母校がなくなるより、こちらの方が淋しいのではないでしょうか。
学校の先生、優しいウソってあるんですよ。


カテゴリ:同級生

風呂中布

投稿日:2013/03/28
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風呂で体を洗う布は、何と呼ぶのが正解なのでしょうか。
私は『体を洗うタオル』と呼んでいますが、
果たしてこの名称が正解なのかは知りません。
一方、手を拭く小さな布を『ハンドタオル』、
体を拭く大きな布を『バスタオル』と呼ぶのは、
万人に共通する名称です。
おそらく、バスタオルが広まった時に、『風呂=バス』の意義が定着してしまい、
『バス-の後に体を拭く-タオル』が『バス-の最中に使用する-布』を凌駕してしまったのだと思われます。
考えてみれば可哀相な存在です。
それにどんなに親しい仲となっても、ソイツの家で風呂に入らなければ、
その人がそれらの布に対して、どう考えているのかが解らない点も見逃せません。
各家庭で違うからです。
ヘチマを干したカスで洗う家庭があったり、
ナイロン製であったり、ただのタオルだったり色々です。
個人毎に取り揃えている家庭があるかと思いきや、全員が同じなパターンも少なくありません。
泡立ちにこだわった網状の形態もありますが、
そういう凝ったモノを使ってる人こそ、
乾燥不足でかヌメっている事が多々あるのも世の常です。
私は新聞屋が置いてったタオルを使用していましたが、
ヌメヌメ感が酷くなりすぎて、
洗濯しても改善する気配も見せてくれなくなり、
やがては洗ってるんだか汚してるんだか解らなくなって捨てました。
それからタオルコーナーの手前に居た一つを大抜擢して、
日々使用する事にしたのです。
青いタオルでワンポイント熊の刺繍入りの可愛い奴です。
熊はヒグマ風で、両足を投げ出して腰を降ろして座っています。
しばらくは安定したバスタイムを満喫していましたが、
最近、熊の腰の下の布地が破れてきてしまいました。
毎回背中を洗う際に、ピンと張ると「ビッ」と音が鳴り、裂け目が広がります。
『もう限界だ。今日こそ替えよう』と決意をするのですが、
風呂を出てバスタオルに包まれると、もう忘れてしまいます。

石鹸をこすりつけては思い出し、
背中を洗って諦めて、
体を拭いて忘却の彼方へ

そんな毎日の繰り返しなのも、
あの布に名称が無いのが原因な気がしてなりません。


カテゴリ:企画会議