菓子進出

投稿日:2014/06/20
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大人になるとお菓子を食べる機会がめっきり減ります。
子どもの頃はどうだったか、と言われると、
そんなに食べていたようには思わないのですが、
お菓子に対する「嬉しさ」や「わくわく感」などは、
今となってはかなり減ってしまっているように感じます。
日本のお菓子が海外で人気なんだそうです。
例えば、ハイチュウはメジャーリーガーに大人気らしいです。
日本人選手が持ち込んだものから派生し、
今となっては現地で工場を開設するに至っているそうです。
海外には「ソフトキャンディ」というものがないらしく、
かみ心地の良さとフルーツの味が持続するところが、
人気のワケではないかと推測されてるそうです。
そうするとメジャーリーグを見ていて、
大抵の選手が口をモグモグ動かしているのは、
もしかしたらガムではなくハイチュウの可能性もあるということでしょうか。
しかしながら、これは日本のお菓子会社にとって、
非常に魅力のある事だと思われます。
もし最初は小さくても海外の有名人が気に入れば、
将来的に現地に工場を建設するようなことになるかもしれません。
そこでポイントは「海外にないもの」ではないでしょうか。
私の頭に浮かんだのは「酢こんぶ」です。
これはどうあがいても海外にない商品だと思われます。
お菓子の類ではありますが、酸っぱいという虚をつかれた味覚。
またお菓子本体の中身が「海藻」であるところは、
他と全く違うポイントではないでしょうか。
もちろん、海外の皆さんに受けるかどうかは分かりませんが、
ブームの「ヘルシー志向」の方々に、
「これは海藻なんだぜ、ヘルシーなんだぜ」と伝えることさえできれば、
ポップコーンを食べる手を止めて、酢こんぶをしゃぶり出すかもしれません。
ただ普及させるとなると、海外で活躍する日本人に酢こんぶを
常に食べてもらう必要があります。
そうすると酢こんぶ会社が有名人と契約をせねばなりません。
そうすると菓子会社がある程度利益を出さねばならず、
そうすると私たちは率先して酢こんぶを購入せねばなりません。
果たしてそこまで酢こんぶに対して私たちが何か強い想いがあるかというと、
「ないんじゃないか」と思うので、
メジャーリーガーが酢こんぶをモグモグさせながらプレーする日は、
まだまだ遠いと予測しておきます。


カテゴリ:グルメ

化繊矯正

投稿日:2014/06/19
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先日、なぜか母親からパンツを三枚もらいました。
ちょうど自前のパンツが次々と「僕はもう履けません」と
言わんばかりに戦線離脱していく最中でしたので、
突然の補充に非常に嬉しく思いました。
パンツに対して特に好みはありませんが、
とりあえずトランクス型だったら何でもOKな私なので、
何をもらっても履きこなす自信はありました。
母親からのパンツはきっと、今流行りのものなのでしょう。
私ではチョイスしない「ローライズ」と「ナイロンっぽい素材」でした。
初めて出会う形のパンツでしたので、
どんなんだろうと、若干楽しみに似た想いを抱いて履いてみました。
ローライズの感じは「下目に履く」くらいでさして何も思わなかったのですが、
ナイロンっぽい素材というのはパンツ史上初めてでしたので、
何やら不思議な感覚でした。
そして何よりも驚いたのは素材がなせる技なんでしょう。
ものすごいフィットするのです。
どのくらいのフィット感かというと、股間がこれでもかとクローズアップされるのです。
縫製の関係なのかもしれませんが、
ギュッと包み込み、逃げ場を失わせ、
若干アップアップした状態をパンツの中で作り上げるのです。
私が今まで履いていたトランクスやボクサータイプのものは、
良くも悪くもパンツ内は基本放置プレイでした。
ボクサータイプはトランクスよりもやや「ここがお前の居場所です」と
示されているものの、基本泳がす姿勢でした。
それが今回もらったパンツは「ガッチリ掴まれた」ような感じで、
捉えられた姫のようなたたずまいです。
私は夏場の室内は大抵パンツ姿でウロウロするのですが、
これではパンツで過ごす事を憚られてしまいます。
もしかして母親は「40才も超えた男がパンツでウロウロすべきではない」と、
私の行動を見越してこのパンツを渡してくれたのなら、
まさにその思惑通りの結果になっています。
通常、衣服などをもらった際にはそれを着て見せ、
「ありがとう」と感謝を述べるのですが、
このパンツに関しては言葉でしか感謝を伝えられません。
「あなたの息子の息子は、ただ今、姫の様な立ち位置です。ありがとう。」


カテゴリ:企画会議

蹴球観戦

投稿日:2014/06/18
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サッカーのワールドカップが始まっています。
先日は日本の初戦と言う事で、
たくさんの人がテレビ等で観戦をしたのではないでしょうか。。
私もその内の一人でしたが、
観戦の方法としてはどうなんだろうという感じでした。
その日はタイヤを交換する予定をしており、
ちょうど日本が試合を開始するくらいにお店へと向かいました。
『今日はサッカーやから客も少ないやろう』と、
勝手に予想を立てて行ったのですが、
私が店内に入った時にはすでに何組かの待ち人がいました。
「今日はちょっと混んでまして、だいぶお待ちいただきますが大丈夫ですか?」
と、店員さんが申し訳なさそうにしていましたが、
「あっ、全然大丈夫ですよ、待ってますんで!」
と言い、待ち人が集う椅子コーナーに向かいました。
椅子コーナーにはテレビが置いてあり、やはりチャンネルはサッカーに合わせてありました。
皆、サッカーに見入っていましたので、
私も観戦しつつ番を待つ事にしました。
エアコンも快適で、これで後はビールでもあれば、小意気なスポーツバーを気取れる感じでした。
そんな中、私と他の人との大きな違いを発見しました。
私一人だけが、いちいちテレビに反応をしているのです。
ピンチの時には「おーやばいやばい」
チャンスの時には「おーいけいけ」
パスが通らなかったら「何やねん」
ボールが取れなかったら「何しとんねん」
その合間合間に、「ザックさん、野球帽かぶっとる」とか、
「あれ、ザックさん野球帽取った」
など、とりあえず言葉を発しているのですが、
周りの人は当たり前ですが全員スルーでした。
どんなにピンチの時でも無言。
どんなにチャンスの時でも無言。
大人ですし、しかも待合スペースですから、
何かしら騒ぎ立てるのは良くない事は分かっています。
しかしながら待っている状態であっても、
興味があってサッカーを見ているはずなのではないでしょうか。
私と同じ気持ちでいる人は少なくとも一人はいたのではないでしょうか。
12人目のプレイヤーとして、この場を盛り上げるべく、
相も変わらず言葉を発し続けていましたが、
結局終了のホイッスルと共に、私の戦いは静かに幕を下ろしました。

頑張れ、俺、チャチャチャ。


カテゴリ:読者投稿

公開収録(174)

投稿日:2014/06/17
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『第百七十三回O&A始まります』
人間の本来の性(サガ)は如何なる物であるのか?アナタの心の隙間を、埋めて建てて掘り起こす「O&A」のお時間です。
参加希望の方はお気軽にご応募下さい。面白ければ採用させていただきます。ボツになっても恨みっこ無し。
それでは
『第百七十三O!』
「美容室「かゆい所は無いですか?」に代わる掛け言葉」

『&A』

・「かゆい所はございやせんか?」PN宇宙恐竜ゼットン
     →江戸っ子だから、寿司を喰いねえだそうです
・「どのくらいモテたいのですか?」PNビーチボーズ
     →「現状よりややモテ」を願う意見が、大多数でした
・「目を閉じて心に宇宙を感じて…」PN裸足の大将
     →教典的な品物が出てくると、そそくさと帰る主義です
・「ちょっと多めに振りかけておきましょうか?」PN椎名
     →夏場は大量の汗をかきますから、多めは当然でしょう
・「意外に丸い頭ではありませんわ」PN椎名林檎(本人)
     →絶壁を体感させました、不思議と爽快感が溢れます
・「仰向けって不安に感じませんか?」PNハリケーンJr.
     →「感じます」と返事してみたんですが、代わり映えは無しでした
・「床屋なら剃刀も使用可能ですが?」PN目指せ度会の裕次郎
     →こう言わざるを得ないだけ、無精髭がアピールしてます
・「ぶっちゃけ手取りいくらですか?」PNジーン・キニスキー
     →万人に共通して不快感を与えられる、名ゼリフでは無いでしょうか
・「本日のすすぎ具合は?」PN松岡芭蕉
     →マレに「ゼロ」の客もいるとかいないとかです、どっちでも大丈夫です
・「自己主張率80%の毛力です」PNチキン鳥夫
     →剛毛にも程があります、手に刺さって鬼太郎気取りです
・「あなたで12人目のシャンプーとなります」PN和風エビフライ
     →修行中の頭数は、カウントされてません
・「かゆい所は後からかいてね」PN竹内真美(新人です)
     →ポリシーは「自己責任」で、性格は「面倒臭がり」です
・「次に目を開けた時が新しいあなたの誕生です」PN榊原育英
     →鏡で自分を眺めているのが、苦痛に感じるのは何故なんでしょうか
・「かゆい所はかたい所でしょうか?」PNOi!スター
     →歳と共に、頭が硬くなるのは世の常です
・「ドラゴンボールの最終話を知ってますか?」PNギブ&迷惑
     →調べる気にもなりませんでした、アラレちゃんもしかりです
・「赤マントは出血で青マントは貧血ですか?」PNTJS
     →都市伝説は、毒にも薬にもならずに安心です
・「シャンプーで歯を磨きませんか?」PNコンビニ堕天使
     →至近距離ですから、口臭が黄色っぽく見えました
・「私の鼻唄がうるさいんですか?」PN翼の折れた金のエンジェル
     →フンフン唄えるガサツな根性が、逆に天っ晴れです
・「かわいい所が見当たりませんが?」PN伊勢の荒鷲
     →本音で生きていくのは、何かと角が立ちます
・「場所を尋ねるのは『Which』でしたか?」PNハワイオアフ島出身マカダミア部屋
     →これを英訳するならば、『What』で始まる気がします
・「義理の母になってくれませんか?」PN椎名桔平
     →「育ての親」よりかは、幾分かはマシです
_____________
沢山のご応募本当にありがとうございました。
今回の大賞は伊勢の荒鷲でした。
今回はやりたい放題な解答が多数寄せられました。ごった煮も嫌いではありません。これからもO&Aのセンスを磨く為に精進を続けましょう。後Oの候補も受け付けています。
次回の第百七十四回大会のOは
『更に進化したロボ・コップの特徴』(byジャングル・ドム)
となります。
6月22日までに名前かペンネームを記載の上、件名タイトルにO&Aと書いて
info@firstbase.jp
まで送って下さい。
よろしプーリガン渋谷に集結!


カテゴリ:O&A

烏賊徳利

投稿日:2014/06/16
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自分の中の一番のエコは出されたものは全部食べることです。
そもそも残すのがあまり好きではないので、
多少無理をしてでも食べるようにしています。
カマスの干物などは、焼いて食べるよりも揚げて食べた方が、
頭からしっぽまでキレイに食べられるので、そのように調理します。
世の中には食べられる食器なんかもあります。
食品で作られた食器は、料理を食べ終わったらそのまま食器も食べて、
すべてなかったことにできます。
果たしてそれがエコなのかどうかはさておき、
昔からある「食品=食器」の代表として「いかとっくり」があります。
いかの胴体で「とっくり」と「おちょこ」を作った商品で、
酒を入れて飲んで、また食べたりして楽しむものですが、
イカの気持ちになって考えてみました。
当人としてはまさか自分の胴体に酒を入れられるとは思わない事でしょう。
中が空いているからと、飯を詰め込まれたり、肉を詰め込まれたり、
はたまたその空洞を利用して酒を入れる容器にされてみたり。
ちょっと待て、と。
いくらなんでもひどすぎやしないか、と。
空いているからといって詰めるもんじゃないだろう、と。
たとえば近い親戚みたいなタコに至っては、
同じように中が空いていれども詰めようと考える人はいません。
よくよく考えるとイカというのは結構切ない調理方法が多いです。
まず頭に浮かぶのは屋台で売られているイカ焼。
イカの形を残しつつ、縫い串を打たれ鉄板で焼かれます。
イカそうめんなどは細かく切られ、すすられます。
一度引き抜かれたワタをもう一度戻されて焼かれる事もあります。
タコの方はというと、薄くスライスされるかブツ切りのどちらかくらいです。
そして何より「タコしゃぶ」という立派な料理がタコにはありますが、
イカはメインを張るような料理がありません。
話は逸れてしまいましたが、
いかとっくり、乾燥してまで何かを入れられるイカに、
これからも頑張ってもらいたいと思う気持ちと同時に、
いかとっくりって、結局飲みづらいって思われてしまう、
そんな淋しい結末をイカは果たして知っているのでしょうか。


カテゴリ:グルメ

七曲八起

投稿日:2014/06/15
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「太陽にほえろ」というドラマを覚えているでしょうか。
先日、何も見るものがなかったので、
たまたまやっていたそれを見ていたのですが、
意外に面白かったので報告をさせていただきます。
まず、一番気になったのは電話は常にボスが取る、と言う所です。
だいたいにおいて、電話は部下がとるようなイメージがあるのですが、
七曲署においてはボスがサッと取っていました。
さらに出先の居酒屋の電話も店主がいないとサッと取っていました。
そんな太陽にほえろではニックネームで呼び合う、というのが基本です。
子どもの頃は大して気にしていなかったそのネーミングですが、
大人になるとネーミング方法というのが気になってきます。
そこで調べてみました。
まず山さん、これは名前が山村精一なので大してひねったあだ名ではありません。
続いてゴリさん、ゴリラを連想しますが決してゴリラではなく、
押しの強いキャラクターから「ゴリ押しのゴリさん」と呼ばれゴリという事になりました。
さて、殿下。これは甘いマスクの貴公子然とした風貌から「殿下」と呼ばれるようになったようです。
そして長さん。巡査部長の「長さん」 部長の長からきているとは知りませんでした。
さらにマカロニ。当時流行のスーツで身を固めた風貌に銃を提げた姿が「マカロニ・ウェスタン風」
だった為、マカロニとなったが、ウェスタンの方が格好良かったのではないだろうか。
ちょっとこの辺りで面倒くさくなってきましたが、続きます。
ジーパンは一張羅がジーパンで、
テキサスは犯人をおびき出すため、目立つようにテンガロンハットをかぶった姿がニックネームの由来。
ボンは大阪生まれのボンボン。
スコッチは何でも英国製を通すダンディさで「スコッチ野郎!」と言われたのが発端。
ロッキーはロッキー山脈登頂を夢見る山男だから。
スニーカーはボンに助けられその時にもらったスニーカーを今でも愛用しているから。
ドックは医大中退で自ら「ドックと呼んでくれ」と言ったそうです。
ラガーは高校時代にラグビー部だった為。
ボギーも自ら「ボギー」と呼んでほしいと志願。
トシさんは名前が利三(としぞう)。
ブルースはこよなくブルースを愛する刑事だから。
マイコンは一係にコンピューターを導入し、パソコンをマイコンと読んでいたことから命名。
デュークは本人の印象と名前の「公一」から公爵 (Duke) の連想。
DJは自分の名前太宰準のイニシャルから。
オサムさんは名前の喜多収(きたおさむ)より。
何となくですが、どんどんニックネームに困ったような印象を受けます。
ここでふと思ったのですが、もし私が七曲署一係に入った場合、
どのようなニックネームを与えられるのか。
上記の流れからいくと、たぶん「メガネ」が関の山でしょう。


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黒熊決闘

投稿日:2014/06/14
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やはり男子ですので、プロレスはかかせない存在でした。
テレビは必ず見ていましたし、
友達同士の技のかけ合いなどもやっていました。
相撲の誰それとプロレスの誰それ、どちらが強いかなども、
もれなく論争されていました。
男子は常に強いものに憧れ、好意を抱くものです。
大仁田厚が熊本でノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチを予定しており、
くまモンの参戦をオファーしていたのだが、
熊本県庁に涙ながらの抗議が殺到し、
結局なしになってしまったんだそうです。
大仁田さんは、
全世界に強いくまモンを表現したく、
レスラー相手にやり返せば、勇気を与えられると思っており、
この結果に残念がっているようですが、
そりゃそうだろうと思うわけです。
「危ないから」とか「ケガをするから」とかじゃなく、
「バレちゃうから」がもっとも危惧される事ではないでしょうか。
県庁に多く寄せられたのは「危ない・ケガ」などの理由だと思われます。
しかしながら、ゆるキャラとして存在する限りは、
ゆるキャラに徹さねばならないわけです。
有刺鉄線に叩きつけられた時、決して「ギャー」とか言ってはいけません。
何故なら大体のゆるキャラは言葉を発さないからです。
また、着ぐるみの破損にも注意が必要です。
破れるなどすれば、放送事故にもつながりかねません。
また、根本的にゆるキャラはゆるさで売っているので、
別に強くなんかなくていいのです。
無表情で背中でバチバチと有刺鉄線を受けている様は、
果たして勇気のわく姿なんでしょうか。
そんな中、大仁田さんは代役にふなっしーを検討しているようです。
ふなっしー、頑張って下さい。
生地は若干薄めですが。


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黒子騒動(2)

投稿日:2014/06/13
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昨日の続きです。

昨日の段階で出てきたほくろは臭いことが判明しました。
私はこの匂いを脳内の思い出を元に解析しました。
すると、この匂いはへそのゴマと同じ匂いを発しているのです。
ということは、垢ということになります。
そうなると出てきた黒いものはほくろではなく「垢」ということになり、
なぜこんな所に垢が溜まっているのか、
毎日せっせと洗っているのにどういうことなのか、
人体の不思議を思いながら私はニセほくろを全部取り除くことにしました。
更にギュッとつまみあげると、ニセほくろはみるみる皮の下から排出され、
とうとう皮膚から離れていきました。
ニセほくろをよく見ると、何やら毛のようなものがうじゃうじゃ絡んでいます。
その毛にまた絡みつくように垢のようなものが付いています。
ここでひとつの推測が出てきました。
私のアゴヒゲはよく、毛穴の中から出て来れず、
皮膚の下でグルグルと巻いていることがあります。
無理やり皮膚の下から引っ張り出すと、思ったより長いヒゲだったりします。
新しく生えたヒゲが出て来れず、外の世界へ飛び出す迄、
皮膚の中で成長をしていたように見えます。
それと同じ現象が脇の下で起こっていたのではないか。
ある時、新しく生まれた脇毛が毛穴から出て来れず、皮膚の下でどんどん成長していきます。
それに伴い、毛穴から排出されるべき皮脂も皮膚の下に溜まっていきます。
毛と皮脂とが蓄積された結果、水まんじゅう風垢だまりができあがったのではないか。
その後、溜まっているものはないだろうかと更に皮膚を絞り上げると、
今度は毛穴から白い皮脂のようなものがニューっとそうめんのように出てきました。
自分の脇の下から黒かったり白かったり、
よく分からないものが次々と生み出される現実に切なさを感じました。
とりあえず、もう何も出てこない事を確認し、
風呂へ行きシャンプーで脇毛を洗い上げ、
更に石鹸で何度も何度もこすりあげました。
ここで裸になった自分を見てみると、至る所に毛が生えているわけです。
ということは、毛のあるところには水まんじゅうができるかもしれないわけです。
今日から私は自分の毛をよく見つめ直す日々を迎えるのです。
毛穴と毛と私。 ニューライフの幕開けです。


カテゴリ:出会い

黒子騒動

投稿日:2014/06/12
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右の脇の下に違和感を感じたので手で触れると、
何やら脇毛の下に突起物がありました。
「こんな所にニキビ?」と思い、鏡で見てみると、
それは灰色の塊でした。
よく観察すると、見た目ほくろのように見えます。
ただ、真黒いほくろというよりかは、
黒いほくろの上に皮膚が張って、水まんじゅうのような見た目です。
大人になってほくろが増えることがあります。
特に腕などは日焼けをするせいか、知らぬ間にできていたりします。
しかしながら脇の下は日焼けとはあまり関係のない場所ですし、
何より少し痛くふくらみを感じます。
ほくろを軽視してはいけません。
この世にはほくろ癌なるものもありますので、
安易に考えてはなりません。
鏡では見えにくいので近くで見てみようと、
脇の下の肉をつまみ、ぐいっと引き寄せました。
何と言う事でしょうか。
圧迫されたほくろは、ふくらみの一ヶ所から下の黒い何かが、
グニュっと出てきました。
小さい頃、銀色の入れ物に入った絵の具を絞り出した時、
腹のあたりから破裂して絵具が飛び出したことはありませんか?
まさに、そのような感じでほくろが皮から飛び出してきたのです。
「え?ほくろって飛び出して良いもんなん?ほくろって飛び出てくるもんなん?」
だいぶ焦りを感じながらこの先どうするかを考えました。
このままこの飛び出たほくろを全部出してしまうか。
とりあえずこの状態で放置しておいて医者へ行くか。
様々な事が頭をよぎりました。
もし、全部ほくろを出したら空いた穴から雑菌とかが入って、
膿んできたりしないだろうか、医者に行ったとしても、
「なんでほくろを絞り出したりしたんだ」と強く責められやしないだろうか。
はたまた、この中途半端な状態で医者に行ったとして、
「うーん、これはやっかいだ。今すぐ切除しなければ・・」と、
有無を言わさず脇毛を剃られノー麻酔で刃を押しあてられやしないだろうか。
あれこれ考えながらふと、飛び出したほくろ付近の匂いを嗅いでみました。
驚く事に臭いのです。
「ほくろが出た上に臭いって何?」
私と臭いほくろの話は明日に広がっていきます。


カテゴリ:出会い

多種多様

投稿日:2014/06/11
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動物たちの求愛行動は多種多様です。
虫たちもです。
例えばオスのセミは、鳴いてメスを呼び寄せます。
最初、まだ誰も地上に出ていない時に、一番乗りのセミは、
ひとり頑張って鳴きますが、待てど暮らせど孤独です。
ピーク時には「俺が俺が」のように大合唱をしますが、
こういった場合メスはちゃんと聞き分けられているんでしょうか。
話は変わりますが、先日帰宅すると家の前でハトが交尾をしていました。
たぶんですが、佳境にさしせまった様子だったので、
驚かしてはいけないとそぉっと通り過ぎようとしました。
いつもならすぐに人の気配に気づき飛び立つはずが、
やはり事が事だけにこちらを気にしつつも
ゴールを目指して自分たちの世界に入っていました。
その後、クールな感じで2羽は離れようやく飛び立っていきました。
ハトの求愛はセミよりももっと積極的で、
狙いを定めて集中的にアクションを取りますが、
動物の方が虫よりも分かりやすいのかもしれません。
セミで言えば「鳴く=求愛」となりますが、
もし鳴く事によって自分自身の身に危険が及ぶ場合、
果たして求愛行動はどうなっていくのでしょうか。
「ハワイのコオロギが鳴くのをやめた」というニュースを目にしました。
記事によると、コオロギよりも後にハワイにやってきたハエが、
コオロギの鳴き声を頼りにオスの体内へもぐりこみ、
内側からコオロギの栄養に満ちた体を食べて成長し、
1週間もするとコオロギは死に、成長したハエは飛び立っていくと書いてありました。
何と怖い現象でしょうか。
これではコオロギは鳴けません。
実際、ハワイのコオロギは進化をし今ではだんだん鳴かなくなったようです。
それでは求愛はどうなってしまったのでしょうか。
求愛せねば子孫繁栄できないわけです。
ただ、まだ100%のコオロギが鳴かなくなったわけじゃありません。
半分以上のコオロギは危険を冒しつつも鳴いており、
鳴かなくなったコオロギは鳴いているコオロギのそばに行き、
鳴き声に寄ってきたメスに沈黙したまま飛びかかるそうです。
このまま進化が進み、すべてのコオロギが鳴かなくなった時、
果たしてコオロギの求愛はどういった形になるんでしょうか。
人間は愛の言葉を語ったからと言って、身体をむしばまれることはありません。
ですので、言える時に言っておいた方がいいのかもしれませんよ。
そう、あなたが思ったから、6月11日は求愛記念日。


カテゴリ:読者投稿