安服高服
投稿日:2014/05/10ファッションの極意はプロポーションにあるんだそうです。
プロポーションの良い人ならば、安い服でも格好良く見え、
突飛なスタイルもお洒落と見て貰えます。
逆に、いくら流行りの服や高級な服を着ても、
プロポーションが悪い人は似合わなく、
背伸び感や無理矢理感がにじみ出て、
余計に滑稽になる可能性もあります。
かと言って、プロポーションの悪さを嘆くだけで何もしなければ、
ダサいままなんですから始末に終えません。
取り敢えず嘆く前に、もっとファッションの流行を敏感にキャッチした上で、
その流行の中で自分が何とか着こなせそうなものを
選ぶことが最善策なのでしょう。
先日、床屋の店主が「どんなスーツがいいのか」というようなことを、
あろうことかファッションに関して何も知らない私へ質問をしてきました。
とりあえず私のできる限りのスーツに対する知識を述べておきました。
まず、値段に関しては安いものから高いものまであること。
安いスーツか高いスーツかをパッと見で見分けられるのは、
きっと服飾関係に携わる人だけだと思うこと。
上記でも述べたようにシュッとした人が格安のスーツを着ても、
値段に関係なくシュッとした風に見られるし、
ボテッとした人が上等なスーツを着ていても、
いいスーツだろうがボテッした風にしか見られないものなのです。
そして私が一番力を込めて伝えたのは、
「他人はそんなに自分を見てはいない」と言う事です。
私が眼鏡を新たに購入してから3ヶ月程経ちますが、
誰ひとり「眼鏡替えた?」とは聞いてきていません。
鞄に至っては、半年ほど経過していますが、ずっとスルーです。
新しいスーツを購入しても、それが新しいものなのか、
ましてや値段なんて絶対に他人は興味ないものなのです。
かえって、オシャレな人で通っているような人は、
私なんかより他人からの注目を浴びているかもしれないので、
それはそれで大変なんでしょう。
ファッションの極意は「自惚れない」なのかもしれません。