痛通気取
投稿日:2013/11/08先日、「オススメのお昼ご飯を食べるところは?」
と聞かれて「スガキヤ」か「吉野家」しか出てこなかった私の、
グルメっぷりがいかに低予算であるかを思い知らされました。
少し前ですが、吉野家で「つゆだくだく」という注文を耳にしました。
つゆだくの上を行くつゆだくだくですので、
ご飯は牛丼の汁でお茶漬け状態なんだろうな、と
実際のものを見ていないので、言葉の音だけで想像をしていました。
私の場合はそのような少し違った発注方法をすることはありません。
また、どのような発注方法があるのかも分かりません。
吉野家の1号店では「つゆだくだく」よりも、
もっと多彩な発注方法をしているらしいです。
牛丼から玉ねぎを抜く「ネギぬき」や、
「つめしろ」「とろだく」「お湯割り」
というのもあるそうです。
「つめしろ」はご飯を常温で冷ます状態にすることで、
「とろだく」は脂身の多い肉を多めに入れてもらうことで、
「お湯割り」は味噌汁にお湯を足して薄めの味噌汁にしてもらうことだそうです。
上記の他にもいくつかの発注方法があるそうですが、
1号店のみでしか対応ができないようです。
また、上記の発注方法であっても追加料金はかからないんだとか。
人の好みは様々ですが、
「玉ねぎありきの牛丼だろうが」
「脂身のバランスのほどよさが牛丼の良さだろうが」
「薄い味噌汁なら飲まなきゃいいだろうが」
「ちょっと常温で冷ますご飯って、意味あんのかよ」
そう思ってしまう人だっているんじゃないでしょうか。
こういうのをする人は、何となく、
「俺、吉野家では皆と違う注文する通だから」という感が
どうにも否めません。
言いたいんだと思います。
「つめしろ!」って言いたいんだと思います。
回転寿司でも「むらさき!」って言いたいんだと思います。
支払は「カードで!」ってサラッと言いたいんだと思います。
ビルの高層階にあるバーで「君の瞳に乾杯!」って言いたいんだと思います。
ちなみに私が通っぽく振る舞える唯一の場所は、
よくインクを買いに行く某家電屋さんで
「使用済みインクの交換値引があると思うんですが!」と、
よく分かっていないレジの人に通っぽく発することくらいです。