新種寄生

投稿日:2013/07/08
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三重県沖の深海から網で引き揚げたタコから、
新種の寄生生物が見つかりました。
寄生生物は微小生物「ニハイチュウ」の新種が二種で、
ツノモチダコの内臓から見付かったんだそうです。
ニハイチュウなる生き物を初めて聞いたので調べました。

『ニハイチュウ類は底棲の頭足類(タコ類、コウイカ類)の内臓を生活の場とする数ミリメートルの多細胞動物。
ニハイチュウ類は、古くからその少ない細胞数と単純な体制から、単細胞生物(原生動物)と多細胞動物(後生動物)をつなぐ中生動物として知られるが、
その後、ニハイチュウは後生動物の一員であることがわかり、現在は二ハイ(ハイ※月に不に一)動物としてあつかわれている。』

最初は勘違いしてたけど、間違いに気付いて改めた事だけは理解しました。
ニハイチュウに魅せられた、どっかの大学の古屋と言う人が参考文献で名前が出ていました。
『中生動物門、バイオデイバーシティ・シリーズ第5巻無脊椎動物の多様性と系統』
『中生動物ニハイチュウ研究の展開、遺伝』
『中生動物ニハイチュウの形態と生活史の適応、比較生理生化学』
『中生動物研究の現状』
『ニハイチュウ類の分類に関する最近の話題』
『中生動物の分類と自然史、21世紀の動物化学』
すべて古屋著です。
今回、発見されたニハイチュウはそれぞれ
『トバニハイチュウ』
『ツノモチダコニハイチュウ』と名付けられましたが、
古屋さんは遠足に『ハイチュウ』を持って行く事に賛成なんでしょうか。


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糸屑散乱

投稿日:2013/07/05
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アベノミクス効果なのでしょうか、
今まで安めの路線で走っていた飲食店などが
ちょっと豪華な商品を出したりし始めました。
もちろん、消費者が手を出すだろうという予測の元、
そういった事を実行できるのだと思われますが、
私の所にはアベノミクスの欠片も届いていません。
前によみもの内で書いた、同級生とのファミレスのように
1,000円以上の物には手を出しにくいですし、
別の機会で訪れたファミレスでも、
私以外の全員が食事をする中「食べてきた」という理由で
フリードリンクのウーロン茶を2杯飲んで終わるというのも、
300円程度で済むならそれで、という強い思いから
いい匂いが漂うテーブルに座りながらも
デザートなどにも手を出さないでいる貫きようです。
夏になると毎年、頭を悩ませるものがあります。
それは夏用に替えている布団の敷きパッドが、
劣化の為に5mm程度の糸屑を常に放出するという嫌がらせを行い、
パジャマに付着した糸屑はいつの間にやら部屋全体へ拡散し、
床の隅に点々と漂っているのをずっと見てきました。
「買いかえればいいじゃん」という声は何年も前から届いています。
もちろん私も「今年こそは替えよう」と思いながらも、
何となく先延ばしにしているのです。
「もし、この敷きパッドにある糸屑がすべて放出されたら」と
淡い期待を抱きながら毎日横たわるのですが、
見た目にもう糸屑出なさそうにしていても、
やはり部屋の隅に散乱していたりします。
私の所へアベノミクスが訪れる日は、少し贅沢なご飯を食べる事でも、
ちょっと値の張る時計を買う事でもありません。
敷きパッドを衝動的に購入する時なのです。


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知恵袋達

投稿日:2013/07/03
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Yahoo!知恵袋のタイトルが秀逸です。
「バイクを移動されて、駐禁された」
コンビニに放置駐車していたバイクが、誰かに公道に移動されて駐禁をくらったのが納得いかない方からです。

「姉の結婚式と文化祭、どっちが優先でしょうか」
クラスの出し物はお化け屋敷で、夏休み返上で準備をする方からです。
高三です。

「最近ふと神棚をきれいにしたくなり掃除をしました」
18年放置していた神棚から、40枚ぐらいのお札と古い巻物が二つ出てきた方です。

「銭湯に行くと必ずムカつくオバサンに遭遇するのは何故ですか?」
人に迷惑をかけないように、流す時も泡を取ってから飛び散らないよう神経質な程努力をしている方です。

「公園で彼氏とイチャイチャしてたら、知らないおばさんに怒鳴られました」
夜21時ごろイチャイチャ、チューをしていた方です。
高校生なのでお家デートがなかなかできないんだそうです。

「『またカレーかよ』と妻に言ったらご飯が作ってもらえなくなりました」
『4日もカレー続けるか?せいぜい2日くらいだろ?しかも腐ってるかもしれないし』と反論すると
『それは平気。2日目以降は冷凍庫に入れて固めたから』な妻を持つ方です。

「旦那が借金をしてパチンコをしていたことが発覚しただけで離婚した知り合いがいます」
他人の家庭に口出しせずにはいられない方です。

「昨日、妻から離婚を迫られて困っています」
20歳の時にギャンブルでつくった80万の借金が妻にバレた方です。
小遣いはパチンコに使うんだそうです。
昨日は妻が育児休暇から仕事復帰し、共に給料が入り小遣いをもらいパチンコにでかけ19000円ほど勝ったので、以前から欲しかったゲーム機とソフトを買って帰ったんだそうです。

今回はカレーの方がチャンピオンでした。


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御当地猫

投稿日:2013/06/29
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何が可愛いもので、可愛くないものか男の私には分かりません。
ですのでそういった世界に多数あるキャラクターに関しても、
「そうか」といった位の感想しか持てません。
今、キティちゃんの衣裳について色々意見が飛び交っています。
どこかの観光の衣裳でキティちゃんがふんどし姿になり、
お尻を向けているデザインに対して
「不謹慎」といった事を言っているのだそうです。
他にも色々な問題があるそうですが、とりあえず私としては
何が不謹慎なのかさっぱり分かりません。
尻が?尻が不謹慎??
そもそもキティちゃんは色々なバージョンにされています。
ご当地キティというものは、さまざまな観光資源をキティが宣伝しています。
場所もあれば食べ物もありで、
中にはどんぶりの中に入れられたり、違うものをかぶせられたりと、
結構色々されているのに、それらはスルーだったのでしょうか。
北海道では「イクラ丼キティ」というのがあり、
キティの頭がイクラになっている上に、
自身もイクラ丼の具になっているものについては不謹慎ではないのでしょうか。
それが何故尻を見せているだけで不謹慎なのか検討がつきません。
単純に「へー、キティって尻あったんだー」といった位の思いしか、
キティの尻に対して出てきません。
尻に対して過剰に反応しすぎではないでしょうか。
そんな私のキティとの唯一の接点は「ふりかけ」です。
お弁当にふりかけを持参する時、キティ率が高いのです。
理由は「他のふりかけより安いから」というものですが、
キティにはふりかけを通して色々と言われてきました。
救急隊員の格好をしたキティに「119番は救急車を呼びます」とキッパリ言われ、
さけ味のキティからは「鮭は白身の魚です」と教えられ、
今のふりかけでは「黄色いものを身につけると金運が上がるかも!」と、
私の懐事情まで心配をしてもらっています。
そんなキティも、様々な事情に巻き込まれてしまい、やるせないかもしれませんが
本日のふりかけのように
「いつもと違う道を通ると全体運が上がるかも!」という感じで、
全体的に頑張って下さい。
最後に一つ、猫の尻は丸出しが基本です。


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脳内翻訳

投稿日:2013/06/27
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サッカーの話題を毎日のように目にします。
私自身、サッカーに関しては可もなく不可もなくな立ち位置なので、
何を言っていようが別段気にとめることもありませんが、
日本代表の監督には何か違和感を感じて仕方ありません。
監督としての評価がどのようなものであるかは全く分かりませんが、
とりあえずいつも困った顔をしているのはなぜでしょうか。
練習中の彼も、会見を開いている彼も、指示を送る時の彼も、
常に困った顔をしています。
話す言葉が分からないので脳内翻訳が勝手に
「迷子になりました・・」
「お金を落としてしまったようです・・・」
「せっかく買いにきたのに売り切れですか・・」
「猫が逃げました・・・」
などと実際の翻訳より前に先に翻訳しているので
更に困った感を醸し出しています。
基本的にただそのままの顔なのに「困った」顔をしている人はいます。
同様に「常にビックリしている」という人や、
「怒っている」「笑っている」という人もいます。
本人としては感情を表に出していない無の状態であっても、
顔がそのように見えるだけで不当に判断をされてしまいます。
ですので、きっとそのような顔の人たちは常に努力をしているのでしょう。
「怒っている」と判断されてしまう人は常に笑顔を絶やさずに、
「笑っている」と判断されてしまう人は真面目な場面でのみ、
顔が分からないように下向き加減でカバーをします。
しかし「常にビックリしている」人や監督のように「困っている」人は、
どのような顔をすれば良いのでしょうか。
私の勝手な判断ですが「常にビックリしている」人は、
口をあまり閉じないで、半開きないしは笑っている感を出すと言いように思います。
口を閉じてビックリしていると鳩が豆鉄砲といった風合いになるからです。
「困っている」人は往々にハの字眉が原因ではないかと思うので、
気持ち怒り気味の眉を演出するとバランスが取れるように思います。
監督に限っては、おもしろいのでずっと困ったままでいてほしいのですが。


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半側発汗

投稿日:2013/06/24
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寝る時にアイスノンで頭を冷やさないと
暑くて寝れない日々を送っています。
そんな6月、暑さもさることながら湿気もひどく、
蒸れた状態でかく汗ほど嫌なものはありません。
ましてや今の私はわき汗に悩む日々を送っているので、
じっとりかくわき汗などは「染み出した」と
言いたくなるような不快感を覚えます。
そんな私の目に飛び込んできたのは「わき汗対策法」です。
その法とやらは、人の身体の不思議なしくみを利用すると言うものでした。
人の身体には片側を圧迫すると圧迫した側の汗が減り、
反対側の汗が増える「半側発汗」というものがあるようです。
これを利用して一時的に汗をおさえることができるそうです。
顔やわき汗をおさえる時は、胸の乳輪あたりを強く圧迫、
例えば浴衣の紐でしばるとよいそうです。
と言う事は、右側の汗に悩む私は右側のわきを圧迫すれば
おのずと汗が左側の方へと移行すると言う事でしょうか。
実行するにしても、汗まみれの右脇を、手で圧迫する勇気はありませんでした。
考えてみますと、右の汗が左に移動する事で、
どれほどの利益が生まれるのでしょうか。
失礼した女子が髪を切って出直す態度と、
殊更には違わない気がしてしまいます。
朝帰りした旦那は、女房や子供に、
普段以上に横柄な態度で接しますが、
その心理状況とも被る気がしてなりません。
昔、『困った時の技100選』とか言う本を読んだ時に、
「山道でノドが渇いたら…」の項目があったのを思い出しました。
技は「石ころをナメる…ツバが出てノドが潤されます」でした。

人間、技に溺れる前に、頭を冷やした方が良さそうです。


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銀紙白塗

投稿日:2013/06/19
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ニベアの凄さをご存知なんでしょうか?
肌荒れ対策に、部屋の中だけでは無く
移動中の車にまでもクリームを積んで生活しています。
天然成分を謳い文句にしているのやら、
尿素を配合してるのやら、
皮膚科で処方されたのやら、
生まれてこのかた、色々なクリームを使用してきましたが、
ここ最近のランキング一位はニベアとなっています。
私に関しての難しい所は大抵の人が気にする指先だけ潤っても駄目で、
下顎から首の一帯をも保湿されねばなりません。
なぜならそこら辺りのかさつきが、手に負えないからです。
朝起きると、枕や着ていたTシャツの首が血だらけになっていました。
最初は小人か妖精の仕業と思ってましたが、
自分の爪に黒いのが付着していたので、
自らの欲求で掻きむしってるのだと気付いた次第です。
手袋をしたり深爪をしたりと、何とか皮膚への負担を減らす努力をしましたが、
手袋は寝ている間に外し、深爪はただ痛いだけと
いずれも満足できる程の効果的な対策ではありませんでした。
『このままでは手を縛り付けて寝るしか無い』と
考えていたあの日、ニベアに出会ったのです。
昔ながらの青い缶。
と言いましても青い缶のニベアは初めて見たのですが、
その缶を開けると銀紙でお菓子っぽく蓋をされています。
銀紙に包まれていると、なぜかそれだけで良さそうな気にさせられます。
他、銀紙に包まれているものと言えばホームランバーしか出てきませんが。
その銀紙を少しだけ開けて、白いクリームを取り塗り込めば、
ベタベタからやがてシットリへと変化していきます。
顔にも張り切って塗るのですが、
顔は結構な時間テカテカとクリーム塗ったぜ感を出していますが、
下顎から首にかけての一帯は、
砂地に水が染み込むようにあっという間にクリームは浸透されていきます。
シットリしつつも「まだいけます」と言われているかのようです。
そこで私は風呂上がりに一塗り、寝る前に一塗りと、
顎首ラインに対しては厚待遇を決め込みました。
それから数日、私の爪には黒ではなく肌色の何かがめり込んでいます。
流血騒ぎはどうやらおさまったようです。


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水筒危機

投稿日:2013/06/15
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雨の日も風邪の日も、
寒い冬もクソ暑い夏もずっとそばにいたヤツがいます。
水筒です。
落としてみたり車の中に忘れて放置してみたり、
夏は移動中の汗で消えていく私の水分を補い、
冬は凍えた私の身体を内側から温めてくれたり、
バイク王の宣伝で言うと「色々あったんです、コイツとは・・・」的な間柄です。
私にとって必需品な水筒ですが、今水筒には要注意なんだそうです。
容器の劣化に伴い、下手したら金属中毒になるかもしれないと脅してきました。
水筒の内部がサビていたり、傷がついていたりすると
入れる飲み物が酸性だった場合、化学反応で金属が溶けだし、
飲み物に混じってしまうんだそうです。
以前よりずっと水筒の活躍が増えてきた現代、
こういった危険もあるので気をつけねばならぬことと、
購入する際はそのようなことを踏まえて、
内部の構造がどうなっているのかきちんと選んで買おう的な話でした。
スリムタイプのマイ水筒は中の様子が見えにくく、
果たして劣化しているのかどうか分かりませんが、
今のところ、特に症状はないので良しとしますが、
別の部分で危機に瀕しています。
3ヶ月前くらいからフタがバカになっているのです。
見た目シルバーで統一された彼は、
フタの部分は内側黒、外側シルバーの2重構造になっています。
しかしある時から2重の部分がフワフワとしてきて、
最終的に外れ、フタが2個のようなスタイルに変わってしまいました。
それでも使い続けてきましたが、限界が近づいてきました。
「もう無理だ・・・」そう思い、新しい水筒を探そうと出かけることにしました。
最後のお出かけになるかもと、哀愁漂いながら水筒にお茶を入れました。
ふと「このフタ、アロンアルファでくっついたりするかな?」と、
最後だからといそいそと試してみました。
とりあえず水筒片手に車を走らせ、あちこちで用事を済ませる毎に
お茶を飲んでみるとフタがきっちりくっついていました。
「これなら使える!」と水筒購入を中止し家に戻りました。
その次の日、あっけなくフタは2つにわかれました。
再度アロンアルファを塗り直し、今まだくっついたままですが、
フタの開け閉め時に地味に「ピシッ」と音がします。
私にとっての水筒購入ポイントは内部構造よりフタが重要になりそうです。


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何年一回

投稿日:2013/06/06
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何年かに一度のヘタリ期がやってきました。
ヘタリ期とは身の回りの品々が、一斉に駄目になる現象の事です。
川原の土手にツクシがびっしりと芽生えている事がありますが、
調度そのツクシ達の逆を考えて頂くと、解りやすいかも知れません。
今回のヘタリ期のスタートはヤカンでした。
もちろん最初は、ヘタリ期が始まったとは思わずにいたのです。
麦茶を煮出そうと、ガスコンロにかけると
取っ手がカタンと倒れてしまいました。
ペンチで挟んでも、何の意味も無い構造です。
仕方なく爪楊枝を取っ手の隙間に噛まして、
取っ手の自由を奪い固定して使用しています。
爪楊枝の様子を見ていると、
靴下の底が薄くなっているのに気付きました。
買ってから三・四回しか履いてないのに、この有様です。
靴下で「ひょっとしてヘタリ期?」の疑念が生まれました。
他をチェックすると、パンツ(下着)前面の左の腿の辺りに、引っ掛けた5ミリ位の穴を発見しました。
パンツは靴下よりも新参で、ほぼ新品でしたので、
ここでヘタリ期への突入を確信した次第です。
その後も、ザッと考えただけでも
携帯電話の充電器がヘタリ、
携帯電話の電池が膨れてヘタリ、
靴の底では無くて甲の部分がヘタリ、
ボールペンのインクが無くなりヘタリ、
剃刀の刃がヘタリ、
身体を洗う青いタオルがヘタリ、
冷却バッグの持ち手がちぎれてヘタリ、
ファックスがインク漏れでヘタリ、
ノートパソコンが充電を50%しかしなくなりヘタリ、
ワイパーがヘタリ、
眼鏡が合わなくなりヘタリ、
車の窓が閉まらなくなりヘタリ、
とヘタリ期恐るべしな状態です。
ハンドクリームもヘタって無くなっていたので、
右手がカサカサにヘタリだしました。
何故か、温泉のお湯が駄目だったのか
左の頬と顎もカサカサで、
右のびんちょにはニキビができて顔全般がヘタってしまいました。
ヘタリ期の脱却方法はまだ確立されてないんだそうです。
皆さんもお気をつけ下さい。


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競争社会

投稿日:2013/06/02
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ネットのオークションに参加しました。
私の生涯を通じて、オークションに絡んだのは二度目です。
最初のは、幼稚園の時に親達が家にある不要品を、
何の脈絡も無く持ち寄って、近所の人も含めて身内のみで開いたものでした。
当時は廊下から眺めていただけですが、
中古のすき焼き鍋が最後まで売れ残り、
持って来た当人が10円で落札した事が、
斬新な衝撃となったみたいで、未だに明確に覚えています。
最高値は、洗面器に山盛りの朝採りアサリだったのは漁師町の地域性でしょうか。
おそらく売上は、幼稚園のイベントの寄付金にでもしたのでしょう。
ガラクタ類を無理矢理トレードさせたお金で、バス旅行とは誠に乙な話です。
今回はそれ以来のオークションです。
ネットのオークションは、
実際の商品を手に取って眺める事は出来ないので、
コメント・写真と評価を頼りに見極めねばなりません。
コメントは本人発信ですし、
写真は様々な方向から撮影したり、アップにしたりとなっていますが、
画像処理技術が目覚ましい昨今ですので、
どちらも鵜呑みにする訳にはいかないのです。
「評価」というのがあって、読んでみると
『コイツはとても良い出品者です』や
『コイツは普通の出品者です』や
『コイツはとても悪い出品者です』と書かれています。
個人的には「とても悪い奴」から「良い品」を買いたいのですが、
「とても悪い奴」は当然悪い出品者ですので、
過去に何らかのトラブルがあったのです。
難癖を付けてるだけの購入者もいるでしょうが、
用心深さが大切と心得ねばなりません。
クレームに律儀に反論している人や、捨て台詞を吐いている人も存在して、
どの人から買えば正解なのかを決めるのに、異様に時間がかかります。
何はともあれ一人決め入札に参加しました。
『100円!』
『105円!』
『199円!』
『210円!』
『…』
『…』
『210円で落札!』
みたいなラリーを想像していましたが、
『入札する』のボタンをクリックすると、
その瞬間に『別の人が高値を付けました』と表示されます。
しかも、いきなり500円単位の上げ幅でしか受付てもらえません。
再度クリックして値を吊り上げても、
『別の人が高値を付けました』と一瞬で表示されます。
調べてみると敵は『自動入札』の秘技を使っていました。
ひたすら入札を続けた結果、
遂に私が『高額入札者』の栄冠に輝けました。
どうやらようやく、敵の秘技を打破した模様です。
当初の予算をかなりオーバーした恐怖で頭を抱えていると、
5分後に敵が更に上乗せして、高額入札者の栄冠を奪われました。
そのままオークションは終了しましたが、
ネット上のラリーは実際のラリーよりも何倍も危険だと感じていたのです。


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