悲願成就

投稿日:2013/02/03
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以前から、よみもので呼び掛けていた「ピエール瀧のしょんないTVホームページ内Web投票」ですが、異変がありました。
既に気付いている人も、多少は存在するとは思いますが、報告したいと思います。
私は毎朝の行事として、三重県への一日一票の投票を続けていました。
ある朝、いつものように投票を済ませ、確か「172票」を数えたと思います。
因みに、その時点で北海道は600超え、長崎県は900超えをしていました。
その後「BACKナンバー」で人気の無いゆるキャラとグラビアアイドルの写真撮影を読んで、
ゆるキャラとビキニの融合が生み出す世界について深く考察し、
再度投票ページに戻りました。
すると、何故か三重県への投票が不可能になってしまっているではありませんか!
何度クリックやダブルクリックを繰り返しても、何の変化もありません。
年末からコツコツと貯めたポイント数も、もはや確かめる事すら出来ません。
そこのテレビ局の番組表も見ましたが、「科捜研の女が毎日オンエアされている」現象や「新婚さんいらっしゃいが土日オンエアされている」現象位しか、解りませんでした。
ますます焦って調べ続け、
ようやく事態の把握に成功しました。
三重県でも放送されるんだそうです。
来たる2月6日からメ〜テレで毎週水曜26時54分からだそうです。
深夜と言うよりは、早朝です。
平日の朝のピエール瀧は、ポンキッキーズ世代にとっては精神的な負荷が高くなります。
ましてや早起きして、ユルイ番組を見て、一日頑張れる人は、そうはいません。
不思議とありがたさよりも、残念さを感じてしまっています。
きっと私は見る事は無いでしょう。
ただ、三重県への投票を協力していただいた暇な方々には、一応お礼を言いたいと思います。
『自宅と職場二ヵ所体制クリックの甲斐あり(^^ゞ
熱い想いが届いたぜ。』等の知らない方からのメッセージも、たくさん頂戴しております。
「ありがとうございました」

そして今後は「青森県」への投票をお願いしたいと思います。
理由は解りませんが。


カテゴリ:企画会議

便座接着

投稿日:2013/01/31
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トイレの便座がいつの頃からかグラグラしてきました。
私の日々のトイレライフの中で、
そんなに便座に対して負荷をかけていたとは思いもよらず、
先日、自分の肛門への負担軽減を考えていましたが、
今後は便座に対しても優しい対応を取らざるを得ません。
あまり人生において便座がグラつく現象に直面したことがないので、
「便座ってそんなに弱いものだったのか?」と
つい便座に向かって問いただしてみたくなりましたが、
とりあえず応急処置をとろうとボンドを買いに行きました。
いわゆる瞬間接着剤で、
「タレない、しみこまないから陶器・木材にもぴったり。」と書いてあります。
便器自体は陶器ですし、便座はプラスチック製であると思われますので、
これで何とかなるような気がします。
とりあえず接着できないものをチェックしました。
「軟質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂」
果たして便器はこれらに該当するのかどうかもわかりません。
さらに使用法などを読み進めていくと、
「本品は使用方法・使用条件によって、思わぬ失敗や損傷を
生じることがありますので、ご使用前には本品が
目的の用途に適合するかどうかをお確かめ下さい。」
と記されてありました。
思わぬ失敗とはどういったことでしょうか。
「くっつかない」ならば、「仕方ないね」で済みますが、
それ以外に何か起こりえると言うのでしょうか。
非常にドキドキしてきました。
また、「目的の用途に適合するかどうかをお確かめ下さい。」というのも
誰に確かめればいいのか悩む所があります。
何せ便座ですから、聞く側に勇気がいります。
聞いた場合、相手は便座の背景に私の日々のトイレライフを勝手に想像することでしょう。
何か大事な物を失う様な気がします。
途方に暮れていると下の方に「お問い合わせは」と、
電話番号が記されていました。
その下に「接着相談室」と書かれてあります。
私には接着のプロが付いている。
途方に暮れていた私は何か大きな後ろ盾を得たような気がして、
意気揚々とレジに向かいました。


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健康診断

投稿日:2013/01/24
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年に一度の健康診断の時期が迫って来ました。
小さい頃から小魚を山ほど食し、高校時代には校医の先生に
「君の骨は弥生人並みだね」と言わしめ、
30代前半では「10代のスポーツやっている人並みの赤血球数だね」と、
健康診断をしてくれた先生に言わしめ、
心の中では褒められているのか微妙だな、と思いながらも
今まで丈夫な身体であることへの感謝をしてきましたが、
それが持続できるほどの健康的な生活を送っていない為、
健康診断と言うのはやはり恐れおののくものだったりします。
唯一、健康的であると自信を持って言えるのは排便だけです。
毎日必ず出すというのを無意識に心がけており、
多い時には1日3回と回数を重ねることもあります。
夜寝る前には必ず肛門を開き「出せるようなら出なさい」と、
就寝中にもよおすのを防ぐためにトイレに籠ることを日課としています。
トイレにはその日の便所文庫を持参し、だいたい10分くらい居座っていますが、
トイレで読書は危険!という記事を発見してしまいました。
とある人がトイレで血便をしたのに驚き、
大腸がんかもしれないと病院に行ったら切れ痔だったそうです。
その原因が「トイレで読書」だったそうです。
便秘気味なその人はトイレに籠ることが多く、
私と同じく本を持ち込み30分くらい居座るのだそうです。
便が出る訳ではないけれど、トイレに座るだけで肛門は刺激を受けるそうです。
今の所、切れ痔になるような状況には陥っていませんが、
知らず知らずの内に肛門に多大なる負荷をかけていた事を思い知りました。
我がよみものも肛門に負担がかからない程度の文章で切れ痔を防止し、
皆様の便所文庫の一端を担えるように努力していきたいと思います。


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綿棒会議

投稿日:2013/01/23
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耳掃除を思いっきりして炎症し、耳内が爛れてエライ目にあったことがあります。
それ以来、耳掃除には若干の物足りなさを感じながら綿棒を使用しています。
綿棒にも色々種類が合って、細いタイプや色の付いているものなど、
かつてに比べれば綿棒業界もにぎやかな雰囲気を醸し出しています。
しかし、一般家庭における綿棒の役割は大抵耳掃除ではないでしょうか。
綿棒として生まれ、先人が数多く通った耳掃除という役割を担い去っていく中、
耳掃除以外にも使用される綿棒があります。
例えば、「私はメイクの時に使ったりするわ」という女子もいたりして、
にわかに綿棒業界では話題になったりします。
メイク用として使用される綿棒は言わば「エリート」と言った体でしょうか。
購入されて家に着いた時に、綿棒内では色々と話をしているのでしょう。
「だめだ、この家にはおっさんしかいない」
「そうか、そしたら噂に聞くエリートへの道はすでに閉ざされた、という訳か」
「いや、しかし望みを捨ててはいけない!」
「そうだ!もしかしたらこのおっさんが若い女子を連れ込む可能性もある!」
「でもこのおっさんだぜ? 望み薄だと思うよ」
「だけど見たか?このおっさん、意外にいいスーツ着てるんだぜ」
「とすると、お金持ってるってことか?」
「だとしたら、可能性は今一気に上がったことになる」
「俺、女子のメイクに使ってもらいてえよ」
「そうだよな、おっさんの耳垢だけに携わるなんて淋しいもんな」
「とりあえず私たちができることは、あのおっさんにエールを送ることだけだな」
「頑張れーおっさん! 俺たちに希望を導いてくれー!」
綿棒ひとつとっても、様々なドラマがあります。
ここでふと思ったのですが、毛抜きは毛を抜く以外に何か使用方法はあるのでしょうか。
どなたか毛抜きの違う使い方をご存じの方は、ご一報願います。


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雪道行道

投稿日:2013/01/17
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このあいだは各地で雪に見舞われ、
そういう時は必ずと言っていいほど雪で転ぶ人をニュースは映し出します。
「大変でした」というのを分かってもらう為のものかもしれませんが、
転んでしまった人にしてみれば全国の人に転ぶ姿を見られると言う事になります。
例えば、出勤中などに慣れない凍った雪道をソロリソロリと歩いていると、
前方にカメラを構える人を発見する訳です。
私ならこの時点で「なるべくカメラから離れる」という行動を取りますが、
ソロリソロリと歩いている為なかなかベストポジションにたどりつけません。
「どうしよう」と思っている内にカメラが近くなります。
ここで私は考え直します。
「何事もないように振る舞う」を新たな行動目的と定め、
カメラの前で決して転んだりしないよう、しくじったりしないよう、
細心の注意を払い、歩んでいきます。
しかし、そういった時に限って足元が異常に滑ったりするわけです。
「しまった!」と思った時には遅く、私の景気良い転びっぷりが全国のテレビに発信されるのです。
そして次に「どうか自分であるとバレませんように」と星に祈るわけです。
誰も見ちゃいないだろう。
きっと自分とは分からないだろう。
しかし、そういう時に限って職場の人や友達などがしっかりと見てしまっているのです。
「あれ?あの転んだヤツ、○○じゃない?」
そうなると普段はそんなにすばやく発動しない連絡網が、
この時ばかりはものすごい速さで色んな人に知れわたり、
「おい!テレビの○チャンつけろ!○○が写ってる!」と的確な指示が飛び、
その日の内にまたは、翌日言われる訳です。
「お前、昨日のニュースで転んでただろ?」
もうその時点で私は「転んだ人」となってしまうのです。
例えばそれが友達同士の「すべらない話」的な感じで自分のネタになれば、
どれだけ転んでも良いのですが、基本的に3日後くらいには面白さもなくなっている濃度のものです。
ただ転んだだけなのに、それ以上に何か失くした感が否めません。
どうか、転んでしまった人のこの先に良いことがあるようにと思わずにはいられません。


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閲覧増加

投稿日:2013/01/11
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このホームページの閲覧数が徐々に増えていっています。
とてもありがたいことです。
関係あるのでしょうか、12月28日に「よみもの」内で取り上げました
「しょんないTV」の県別投票の三重県投票数が、
あれ以降、私以外の力で結構伸びているのが確認できました。
しょんないTVを私以外で強く欲する人が三重県内にそうそういるとは思えない為、
投票しようとする人が居たとしても1度きりのように思いますし、
閲覧数が増えているとは言え、
例え当よみもの内でしょんないTVの存在を知ったとしても、
投票までしてやろうと思う人も少ないように思います。
しかし、私は1日1票を地道に入れていますが、
それだけでは為し得ない数字になってきているのです。
たまたまなのかもしれませんが、
もしこの投票数の伸び具合がよみもの発信での事なれば、
私はとても嬉しく思うわけなんです。
雨の日も風の日も、坊主で風邪を引いた時も、
片時も休まずよみものを毎日更新してきました。
一体何の為になるのか、何の力になるというのか。
そんな事を自分に問いかけながらの日々でした。
でも私の発言により「しょんないTV」がちょっとばかし広まったとしたら、
無駄に発信し続けてきた事に何らかの意味が持てるように思うのです。
さあ、皆さん頑張って投票をし続けましょう!
そしてその意気でO&Aへも積極的に参加しましょう!
この際、「投票が伸びたのはピエール瀧だからじゃない?」というのは、
考えない事にしましょう!


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年始目標

投稿日:2013/01/06
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新しい年がやってくると、目標などを各々立てたりします。
そして私は目標以外に毎年掲げるのは、「風邪を引かないようにする」です。
年々、歳は確実に取り身体も衰えを感じています。
やはりそうなると「健康」というのが何よりのものであると実感します。
以前は毎年必ず何回かひどい風邪を引いてきましたが、
ここ最近は風邪かな?と思っていても、「いや違う」と自分に無理から言い聞かせ、
寝込むまでいかないように自分を保ってきていました。
しかし、去年はまさかのダウンを期してしまいました。
その日の前の夜までは全く風邪の気配もなく、
「あー明日から月曜日だー」とモヤさまを見ながら飲酒をしていました。
朝起きてからも風邪の気配は一向にやってこず、
普通に仕事に出かけましたが、出かけた途端に何やら不調を感じました。
まず、下痢が私を襲ってきました。 そして吐き気がやってきました。
いきなりの変調に驚きつつも、「大丈夫」と言い聞かせて仕事をしていました。
しかし善くなる気配は全く見えず、お昼ごはんを食べる気持ちも消え失せていました。
私の中で「ご飯が食べれない」というのは、よっぽどの非常事態だったりします。
どんなにひどい体調でも「ご飯だけは必ず食べなくては・・・」と、
食事は必ずする男ですが、それが全く受け付けないのです。
困ったことになりました。
ただの風邪でこんなにおかしくなるはずがない。
今流行りのノロウイルスかもしれないと、不安が頭をよぎりました。
とりあえず今日は様子を見ようと絶不調の中、予定を終えて帰宅しました。
「寝たら治るかもしれない」
そう思い布団に入りますが、今度は悪寒が襲ってきます。
おそるおそる体温を測ると「38.5℃」と表示されています。
見た目ゴツイ私ですが、熱にめっぽう弱い男です。
表示された体温だけでめまいがしてきました。
祈る気持ちで爆睡すること3時間、目を覚ますと少し回復し、
リンゴなども食べれるようになり、さっきより若干動ける自分がいました。
このまま寝たら明日にはきっと大丈夫なはず、と目を閉じながら考えていました。
なぜ風邪を引いたのか。
その原因を探っていくとひとつの結論に達しました。
私は土曜日に散髪に行き、ほぼ坊主の髪型にしてきました。
その時頭が異常に寒く、「やっぱ冬は堪えるなー」と思っていました。
坊主で風邪を引いたなんて、大人として非常に情けないのではないか。
そもそも坊主にする前と後では髪の長さで言うと2cm程度の差しかありません。
たったそれだけの差で38.5℃なんて。
今年の目標には「坊主でも風邪を引かない男」を掲げたいと思います。


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年賀図柄

投稿日:2012/12/31
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しばらく前から「今日にでも今年も終わりだね」という雰囲気が世間では充満していましたが、
私はあまり年の瀬感を感じずにいました。
そんな中、年末にやる行事として年賀状作成があります。
私も一応は真っ当な社会人を演じていますので、
そこら辺はぬかりなく準備をしていました。
まずは年賀状のデザインを考えねばなりません。
家にはプリンターがあるので、デザインさえ選べれば、
あとは印刷をどんどんしていくだけで済みます。
が、いかんせん、デザインを選ぶという作業がてこずったりします。
新年早々、センスを問われるわけですから慎重に選ばねばなりません。
来年の干支はヘビということもあり、
ヘビをどうにかして使っているデザインが多いようでした。
たくさんある中で、ふと気付いたことがあります。
普通にニョロニョロと横たわるヘビに関しては何も思わなかったのですが、
こちらを見ているヘビ、遠くを眺めるヘビ、上体を起こして並んでいるヘビ、
門松の竹の部分がヘビ、壺から顔を出すヘビ、
これらのヘビは、構造上仕方がないのかもしれませんが、
どうしても亀頭に見えてしかたありません。
ヘビの顔を顔たらしめるために、境目を付けてしまうのです。
特に並んでいるものや門松に関しては、
亀頭が雁首揃えてこちらを見ているので、
「何で仲良しや!」とつい口走ってしまうものでした。
これではいけません。
新年早々、訳の分からない挨拶になってしまいます。
しかし、横たわるヘビは何か元気がないように見えてしまいます。
もうすでに亀頭マジックにかかっているのかもしれません。
とりあえず仕事方面に関しては、ヘビのイラストを省きました。
それ以外に関しては、ヘビ居たね、といった感じにしておきました。
年末の忙しい中、一体何に気を遣っているのか分からない日となりました。
本年もご愛顧ありがとうございました。


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赤鼻聖夜

投稿日:2012/12/26
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今年のクリスマスは連休と言う事もあり、
一体いつチキンをほおばるタイミングなのか分からないような雰囲気でした。
皆さんはどのようにお過ごしになられたのでしょうか。
朝、枕元にプレゼントが入っているのを期待しながら、
風呂上がりに履いている毛玉だらけの毛糸の靴下をそっと置いておきましたが、
案の定何も入っていない靴下がただ横たわっているだけでした。
そんな中、科学者たちがトナカイの赤い鼻の謎を解明したそうです。
ヒトに比べるとトナカイの鼻は毛細血管の数が多く、血管の密集度は25%高いのだそうで、
それが原因で鼻が赤く見えるのだそうです。
確か歌の中では赤い鼻のやつは確か1匹で、
周りのトナカイからバカにされていたように記憶しているのですが、
この毛細血管が多いトナカイと言うのも、トナカイ内での赤鼻度ということなら、
人間に置き替えると、人間内の「○○度」が高いということになります。
「声が高い度」であったり、「禿げあがり度」であったり、「体毛が濃い度」であったり。
歌の中でもサンタは優しげにトナカイに言っています。
雪の中ではこの赤い鼻が役に立つ、と。
人間もそうです。
この高い声が、禿げ具合が、濃い体毛っぷりが、何らかの役に立つのです。
そう、サンタに優しく言われても体毛の濃い私としては「どうやって?」と
聞かずにいられないのが現実だったりします。
トナカイも、ちょっと毛細血管が他のトナカイより多かったからったって、
雪の中でどうやって役に立つのさ、と少なからず思う事もあったと思います。
科学者たちは、なぜ解明しようとしたのでしょうか。
素直とは真逆の方向ばかりに行く私の所には、
やはりクリスマスはやってこないのかもしれません。
来年は靴下の中に体毛の濃さで役に立った事を一筆添えて置いておきたいと思います。


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今年漢字

投稿日:2012/12/22
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どこかの寺で、毎年「今年の漢字」を発表しています。
今年は「金」でした。
去年が何だったのかは、すでに忘れてますが、
干支と同じく時節物ですから、忘れて当然なのでしょう。
楽しみ待つ酔狂な人がいるんでしょうから、発表にとやかく言うつもりはありません。
しかし、そこから発展させた
「あなたの今年の漢字は?」と聞いて「○です」と答えるミニ寸劇は、
何度見ても不快になります。
そもそも、質問に対しての答えが正解かどうかは、本人にしか判断できませんし、
質問者側が納得したとしても「なるほど、トンチが利いてるね」のレベルは抜け出せません。
解答した後に「今年は○○をしましたから」と説明をしだすのも、笑福亭鶴瓶っぽいまどろっこしさを感じるのです。
産まれたばかりの赤ちゃんが答える「生」「産」「出」や
死んだばかりの人が答える「死」「滅」「痛」ならば、
少しはいらつきも軽減されるでしょうが、トンチは勘弁なんです。
人は産まれて死ぬまで、色んな流れで生きていきますが、
「生」と「死」は誰もが経験するにも拘わらず、
当事者のコメントはありません。
そこで『「産」やら「滅」やらですよ』と教えてもらえると
「やっぱりか」と納得できるからです。
端的に言うならば「お前らの今年に興味なんてねーよ」となるのでしょう。
それに、「たった漢字一文字で表現される一年ってどうなんだ」の思いもあります。
例えば私が八十歳で死んだとして、私の人生を表現するのに、
「生」「立」「食」から「病」「痴」「死」と八十文字で語られるのは嫌なのです。
そんな私の思いをよそに、どいつもこいつもが「私の今年の漢字」を聞きたがり喋りたがりの風潮は、
来年再来年も未来永劫に続いていくのでしょう。
そんな私の今年の漢字は「紙」でした。


「上記の文章で筆者が何を伝えたかったのかを漢字一文字で答えなさい」


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