廃品回収

投稿日:2014/07/17
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家の中でくつろいでいると、外から何やら音が聞こえてきました。
「こちらは廃品回収です・・」と女性のアナウンスを流しながら、
車が近所を走っているようでした。
廃品回収か、と思ったのですが、何やら妙な違和感を感じます。
一体何なのだろうか。
ただの廃品回収にすぎないのに。
よく耳を澄ますとアナウンスのバックに曲が流れています。
「♪〜♪」どこかで聞いた事のあるフレーズです。
一生懸命思いだそうとするのですが、なかなか出てきません。
考えあぐねていると、曲に突如「声」が入りだしました。
「♪ラ〜ラ〜〜ラララララ〜ラ♪」
「♪ルルル〜〜ルルルル〜ルル♪」
それは「北の国から」のテーマ曲でした。
別に何も悪い事はありません。
しかしながら思ってしまったのは「何故、北の国から?」でした。
そのまま車は遠くへ行ってしまったようで、
さだまさしはどんどん遠ざかっていきました。
北の国からのチョイスは、果たしてどうなんだろうか。
かといって廃品回収の際に流す曲に正解なんてあるのだろうか。
それから私は考えました。
何が廃品回収にうってつけの曲なのか。
北の国からバージョンは、何となく大自然が頭に浮かび、
何となくドラム缶でお風呂とか入ってそうな感じがし、
なおかつ車でアチコチを回っているのだから、
何となく苦労をしているのかもしれないという、
北の国からに引っ張られ過ぎた印象を無駄に持ってしまったのは事実です。
ですので、できれば軽快な音楽の方が良さそうな気がします。
エグザイルだと「お前、適当にやっているだろ?」という勝手な想像が働きます。
鳥羽一郎だと「ここは陸地だぞ?」と問いかけたくなります。
ミスチルだと「好感度上げようって思ってんだろ?」と穿った想いを抱きます。
色々考えてしまうので、やはり無音が一番ベターなのかもしれません。


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展示部屋

投稿日:2014/07/07
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小さな博物館に行ったら、たまたまイベントが開催されていました。
展示場の中に、十二単を着た15センチ程の姫が隠されているのを見つけるというものです。
姫は7体いるらしく、全てを見つければ素敵な景品が貰えるとの事でした。
本来は対象が小学生以下みたいでしたが、
暇を弄んでいたので特別に挑戦させてもらいました。
「二つの展示部屋の中にいる」とエリアのヒントを教えてくれましたので、
トイレや玄関には姫はいない事は確定です。
最初の展示部屋に入場して1分、早速穴の底で姫を発見しました。
受付で博物館の見取り図と赤鉛筆を渡されており、
姫が隠されていた場所に印をします。
姫は紙製で薄っぺらく、穴の中に置いたと言うよりも、風で吹けて落ちた感がありました。
ぐるりと一周しましたが、一体しか発見出来ませんでしたので、二周目突入です。
展示品には目もくれず、ツボの脇やら台の下に貼ってあるのを発見し、
赤丸が増えていきました。
案内板の裏に貼り付けてあった事で、
三周目は消火器の台の裏やカーテンの裏、テーブルや台の下まで目を凝らします。
暗いガラス張りの展示品の中に、ひっそり置かれている姫で六体目となりました。
ここまでで、所要時間2時間です。
すっかりくたびれて佇んでいると、等身大の人形の着物の裾の間に、
最後の姫が挟まっているのが見えました。
ようやく7姫を見つけ、ゲッソリした表情で受付に行くと、
係の人が赤丸をチェックし、
「おめでとうございます!全部正解です!プレゼントは二択ですよ!」
と『お前、まだ帰ってへんだんかい』とでも言いたげな口調で称賛してくれました。
景品は「姫うちわ」か「姫シール」でしたが、迷わず「うちわ」をゲットし、
パタパタと扇ぎながら係に
「難しすぎません?」
と言いました。
「いやあ、景品も残り少ないですし」
「それにしたってイジワル問題すぎですわー」
「子供目線だとワリと簡単みたいなんですよ」
だそうです。
子供、恐るべし。


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黒子騒動(2)

投稿日:2014/06/13
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昨日の続きです。

昨日の段階で出てきたほくろは臭いことが判明しました。
私はこの匂いを脳内の思い出を元に解析しました。
すると、この匂いはへそのゴマと同じ匂いを発しているのです。
ということは、垢ということになります。
そうなると出てきた黒いものはほくろではなく「垢」ということになり、
なぜこんな所に垢が溜まっているのか、
毎日せっせと洗っているのにどういうことなのか、
人体の不思議を思いながら私はニセほくろを全部取り除くことにしました。
更にギュッとつまみあげると、ニセほくろはみるみる皮の下から排出され、
とうとう皮膚から離れていきました。
ニセほくろをよく見ると、何やら毛のようなものがうじゃうじゃ絡んでいます。
その毛にまた絡みつくように垢のようなものが付いています。
ここでひとつの推測が出てきました。
私のアゴヒゲはよく、毛穴の中から出て来れず、
皮膚の下でグルグルと巻いていることがあります。
無理やり皮膚の下から引っ張り出すと、思ったより長いヒゲだったりします。
新しく生えたヒゲが出て来れず、外の世界へ飛び出す迄、
皮膚の中で成長をしていたように見えます。
それと同じ現象が脇の下で起こっていたのではないか。
ある時、新しく生まれた脇毛が毛穴から出て来れず、皮膚の下でどんどん成長していきます。
それに伴い、毛穴から排出されるべき皮脂も皮膚の下に溜まっていきます。
毛と皮脂とが蓄積された結果、水まんじゅう風垢だまりができあがったのではないか。
その後、溜まっているものはないだろうかと更に皮膚を絞り上げると、
今度は毛穴から白い皮脂のようなものがニューっとそうめんのように出てきました。
自分の脇の下から黒かったり白かったり、
よく分からないものが次々と生み出される現実に切なさを感じました。
とりあえず、もう何も出てこない事を確認し、
風呂へ行きシャンプーで脇毛を洗い上げ、
更に石鹸で何度も何度もこすりあげました。
ここで裸になった自分を見てみると、至る所に毛が生えているわけです。
ということは、毛のあるところには水まんじゅうができるかもしれないわけです。
今日から私は自分の毛をよく見つめ直す日々を迎えるのです。
毛穴と毛と私。 ニューライフの幕開けです。


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黒子騒動

投稿日:2014/06/12
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右の脇の下に違和感を感じたので手で触れると、
何やら脇毛の下に突起物がありました。
「こんな所にニキビ?」と思い、鏡で見てみると、
それは灰色の塊でした。
よく観察すると、見た目ほくろのように見えます。
ただ、真黒いほくろというよりかは、
黒いほくろの上に皮膚が張って、水まんじゅうのような見た目です。
大人になってほくろが増えることがあります。
特に腕などは日焼けをするせいか、知らぬ間にできていたりします。
しかしながら脇の下は日焼けとはあまり関係のない場所ですし、
何より少し痛くふくらみを感じます。
ほくろを軽視してはいけません。
この世にはほくろ癌なるものもありますので、
安易に考えてはなりません。
鏡では見えにくいので近くで見てみようと、
脇の下の肉をつまみ、ぐいっと引き寄せました。
何と言う事でしょうか。
圧迫されたほくろは、ふくらみの一ヶ所から下の黒い何かが、
グニュっと出てきました。
小さい頃、銀色の入れ物に入った絵の具を絞り出した時、
腹のあたりから破裂して絵具が飛び出したことはありませんか?
まさに、そのような感じでほくろが皮から飛び出してきたのです。
「え?ほくろって飛び出して良いもんなん?ほくろって飛び出てくるもんなん?」
だいぶ焦りを感じながらこの先どうするかを考えました。
このままこの飛び出たほくろを全部出してしまうか。
とりあえずこの状態で放置しておいて医者へ行くか。
様々な事が頭をよぎりました。
もし、全部ほくろを出したら空いた穴から雑菌とかが入って、
膿んできたりしないだろうか、医者に行ったとしても、
「なんでほくろを絞り出したりしたんだ」と強く責められやしないだろうか。
はたまた、この中途半端な状態で医者に行ったとして、
「うーん、これはやっかいだ。今すぐ切除しなければ・・」と、
有無を言わさず脇毛を剃られノー麻酔で刃を押しあてられやしないだろうか。
あれこれ考えながらふと、飛び出したほくろ付近の匂いを嗅いでみました。
驚く事に臭いのです。
「ほくろが出た上に臭いって何?」
私と臭いほくろの話は明日に広がっていきます。


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他人之鞄

投稿日:2014/05/07
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よっぽど必要な時以外、今まで出かける際に鞄を持たずに過ごしてきました。
そんな私ですがカメラバッグの旅に出て以降、
他人の持つ鞄というものに興味を持ち始めました。
どんな鞄を持っているのだろうか。
大きさはどのくらいだろうか。
気にし出してから見る他人の鞄は、色々な種類がありました。
中でも若い人は大抵リュックサックを背負っています。
私はカメラバッグを見に行った際、
その大きさと厚みに衝撃を覚えリュックタイプは無理だと思いました。
もちろん、カメラやレンズ等を収納せねばならない事や、
それらを保護するクッション材などの兼ね合いで、
どうしても大きさが必要となるのは分かります。
私が目にした若者たちは、カメラバッグ程の大きさではないにしろ、
リュックタイプであることには変わりありません。
しかしながら、その大きさのリュックの中には
普段一体何を入れているのでしょうか。
出かける際に必要最小限の荷物は、
「財布」と「携帯」と「家のカギ」です。
それらはポケットの中に収納できるものばかりです。
では、リュックには一体何を入れているのでしょうか。
上記の3点セットを入れたとしても、スカスカです。
あまりにスカスカなリュックだと、
背負った時に中身がない感が出てしまい、
ペタンコな上に「何を背負っているのか」という、
自分発信な疑問を持ってしまいます。
学生であれば弁当やら教科書やら体操服やら、そういったものは考えられますが、
謎なのは休日の若者の鞄の中身です。
一人ずつに聞いてみたい衝動に駆られますが、
それは人としてどうかと思うのでかろうじて止めておきます。
つきましては若者から「これを入れている」と教えてもらえると
ありがたいのですが、その時に、
「夢」などといった、反応しずらい返答だけはご遠慮願いたいと思います。
「希望」も又しかりです。


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新人研修

投稿日:2014/04/21

皆さんの職場の新人さんはうまくやっていますでしょうか。
もうすぐGWが始まり、長い休みに入ると新人さん達の緊張の糸が途切れ、
一気に「会社行きたくない病」、いわゆる五月病へと向かう可能性があります。
新人の頃は毎日が勉強で、毎日が緊張の連続で、
そういったことも含めて先輩方はフォローなりしていかないと、
人材と言うのはそうそう育成されるものではないのかもしれません。
話は変わりますが昔、営業で外回りの仕事をしていた時の事です。
高校を出立ての新人の女の子の教育係になりました。
お辞儀の仕方や名刺の渡し方、返事の仕方をえらそうに教えていました。
素直で可愛らしい方でした。
しばらくして、実際の現場を見せた方が良いだろうと、
クライアントとの打ち合わせ場所のコメダ珈琲に同行させました。
紹介すると、名刺を無難に渡して上々の滑り出しです。
早速私がクライアントとやり取りを始めると、
キョロキョロしだし「私、コメダ初めてなんですよねー」と言いました。
店員さんがやってきてコーヒーを頼むと、
「好きなモノ頼んでいいんですか?」とメニューを見直し、
「バナナジュースとシロノアールっ」とキッパリと宣言しました。
狭いテーブルに資料を広げて説明する横で、
「ズビズビ」とバナナジュースを啜る音が響きます。
「シロノアールのお客様」と到着すると、テーブルは一杯になりました。
「うーん、美味しいー」と満面の笑みで味わっています。
目で制そうと見つめると、
「一口食べます?」と聞いてきました。
クライアントは「まあ、今日はアレやし、又、日を改めようか、なっ」と言いました。
完食した彼女は、行儀良く手を合わせ「ご馳走様でした」と言い、トイレに行き、
クライアントは「…君も大変やなあ」と声をかけてきました。
「ええ、まあ、何かスイマセン」とボソボソと答えました。
メイクを直して歯を磨いて戻ってきた彼女を乗せて、会社に戻りました。
風の噂では、今は役所で働いてるんだそうです。
彼女の肝っ玉なら、どこへ行っても大丈夫です。
想像でしかありませんが。
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父娘犯罪

投稿日:2014/04/09
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日曜日の昼間、久しぶりにぼんやりとした時間を過ごしました。
テレビは面白そうなものは何もなく、
ぼんやりとチャンネルを替えていくとサスペンスドラマがやっていました。
いかにもダラけた昼間に合いそうな雰囲気でしたので、
途中からですが見始めました。
タイトルには「団地」という文字が入っていました。
登場人物はおばさん役の女優が3人と、
その内の一人の旦那役として俳優が1人、
計4人を主軸とした展開になっているようです。
団地というのはこのおばさん達が団地住まいという体でしょうか。
サスペンスドラマにおいて、いつも感じるのは、
刑事でも何でもないただの人が、
何故こうも事件を解決したがるのかと言う所です。
何にせよ、おばさん達は事件の足取りを追って遠くまで聞き込みにきています。
そうこう言っていると、解決の糸口が見え犯人に迫りました。
このドラマの犯人は、とある工芸品屋に勤める初老の男性と、
全く接点がなさそうな事件の第一発見者のバスガイドが、
実は何十年か前に事情があり離れ離れになった父娘という設定で、
二人が共謀して殺人を犯していたと言う事でした。
なぜ、殺すことになったかというと、
この工芸品の造り手に惚れ込み、家族を捨てて人生を工芸品に捧げた初老の男性が、
その造り手の二代目がコンピュータを取り入れるといった、
新しいやり方をしていくのが気に食わず、
かつ余命いくばくもない初代が命を吹き込むように造った最後の作品を、
新しいやり方を進めたいが為に燃やして捨ててしまった事に端を発し、
人生をささげた工芸品を守る為に殺人を犯していたという内容でした。
もちろん、その強い思いをバスガイドの娘も受取り協力をしていたのですが、
その工芸品というのは「こけし」だったんです。
台詞の端々に飛び交う「こけし」という単語。
こけしに罪はないけれど、見ている私には「こけし、かぁ・・・」という思いが
どうしてもぬぐい切れず、こけしを中心に人が2・3人殺されていく様は、
「いや、でも、こけし・・だよ?」としか思えずに、
普通のバスガイドだった娘もいくら共感したとは言え、
こけしの為に自らの手を汚していく。
途中で「え?こけし?」とは思わなかったのか、という疑問が残ってしまいます。
私としては、サスペンスドラマの核となる題材については、
できれば感情移入しやすいモノであってほしいと切に願うばかりです。
最後に、こけしには罪はありません。


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鞄購入旅

投稿日:2014/04/02
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カメラバッグの購入を思い立ちました。
カメラバッグと言いましても、写真部や記者をイメージさせる物では無く、
スマートに気軽に持ち運べるのが理想です。
近場の家電量販店を見に行くと、
だいたいの店で、端っこの陳列棚の埃っぽい下段に2・3個置かれているだけでした。
ナイロン袋から出すのもためらわれ、
必要な容量も良く解らないまま眺めただけで帰宅となり、
ネットで検索するとお値打ちな商品がズラズラ紹介されていたり、
私みたいな立場の連中が相談をしていました。
ご苦労な事に、収納例を写真で紹介したり、
レンズ交換のスムーズさを自慢したりと、イメージ通り奥が深い世界の様子です。
私の要望としては、「カメラバッグに見えない」ですから、
それっぽい探索をしますと、
初見でしたが、最近は『カメラ女子』や『小型一眼レフ』の影響で、
昔には無かったシュッとしたバッグも増えてるんだそうです。
意気揚々と候補を絞る作業をしていたのですが、
やたらに諸先輩が『大型カメラ店で実際に試す』ことをアドバイスをしていました。
購入した人は、
『色が写真と違う』
『内寸が表記のデータと違う』
『布が安っぽい』
等と、言いたい放題で困ります。
見に行かねばと思い立ちましたが、大型カメラ店は三重にはなさそうで、
一路名古屋まで車を走らせました。
増税前の駆け込みか、春休みでかは知りませんが、
駐車場を見つけるのにさえ苦労しつつの入店です。
バッグコーナーには、ネットで見ていた品物も沢山並んでいました。
明日、京都御所に撮影に行く為のタイヤが付いたカート型を探すお爺さんや、
無言で全てのリュックを順番に背負い、
鏡の前でチェックしているお姉さんに混ざっての探索です。
目当ての品物が見つかり肩にかけてみると、イメージの五割方でかいのです。
よく街中で見かける「君のリュックには何がそんなに詰まっているんだい?」と、
問いたくなるようなフォルムばかりです。
20代のほとんどを赤いジャージで過ごしてきた、
オシャレとは無縁の私でさえ「ダサイ」と思ってしまう立ち姿。
中にはシュッとしたスタイルの物もありますが、
シュッしている分、鞄の中にはほとんど何も入りません。
散々見たあげく、思う中身の容量とシュッとしたフォルムを兼ね備えているのは、
私が一番持たないトートバッグ型のものでした。
カメラバッグの探求に費やしてきた今までの時間。
ネットであれやこれやと検討してだいたい目星をつけていた過去の私。
それらすべて打ち砕くようなトートバッグ型が一番良いという結果。
打ちのめされた気持ちになり、フラフラと店内を漂っていると、
インナーケースコーナーにて男性が熱心に検討をしています。
おもむろに自前の普通のシュッとした鞄を開けると、
鞄内にカメラ用インナーケースと共に、
一眼レフとレンズが一本おさまっていました。
男性に使い心地を問おうと話しかけたのですが、
「イングリッシュプリーズ」と困った顔で言われ、不明のままです。
結局、私は何も買わずに名古屋を後にしました。
滞在時間は小一時間でしたが、私のカメラバッグへの長い旅路は終わりを告げたのでした。


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真似声優

投稿日:2014/03/24
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キャプテンを久々に見ました。
この漫画は私が子供の時から好きだったもので、
主題歌と終わりの歌を今でもバッチリ歌えます。
墨谷二中の歴代野球部キャプテンが主人公となり、
それぞれの代の物語を描いています。
こないだ見たのは初代キャプテン谷口の時代の話で、
初代時代一番のクライマックスの、全国制覇をしてきたばかりの強豪青葉との再試合でした。
厳密に言うと、谷口の前任のキャプテンも登場するのですが、
何故か谷口が初代と認識されており、
その辺りの疑問は漫画の中でも卒業した二代目キャプテン丸井が写真を持ってきた行動により、
幼い私は一層不思議に感じたもので、
未だ謎は謎のままですが、今回は慣例に従って谷口を初代として進めます。
しかしながら、当時からもう一つ思っていた事がありました。
三代目キャプテン「イガラシ」についてです。
声優さんが誰かは分かりませんが、
とにかく棒読み感がぬぐえないテイストになっています。
昭和時代のドラマに出てくる子役のような喋り方です。
もしくは小学生が国語の時間に教科書を皆の前で読むような感じです。
もう少し、何とかならなかったのか。
誰か「ちょっと棒読みじゃないか?」と言わなかったのだろうか。
設定としてはイガラシは中1ですが、
棒読み感と声のトーンと棒読みからくる落ち着いた雰囲気が、
どうにも子供の様な感じがしなくて、違和感があるのですが、
そこに特徴があるがゆえに、非常に真似やすく、
戯れに真似てみたのですが、
いかんせん万人が分かってくれるようなメジャーなアニメではないので、
一人で楽しむだけとなっています。
話は変わって、同じチャンネルでゴルゴ13の新しいのがやっています。
その中でゴルゴ13役の声優さんが舘ひろしです。
ただ、ゴルゴはあまり喋らない役なので、
1話で発する言葉が「要件は何だ」とか、「部屋はあるか?」とか、
そのくらいで終わることが多々あります。
基本、低い声を出していればゴルゴ13にならなくはないので、
こちらも戯れに真似てみるのですが、
ゴルゴがあまり喋らない為、私の方も5文字、
もしくは10文字程度の文字数で終わってしまいます。
そんな時、ゴルゴがいやに話す回がありました。
これは参考になるのでは、と真剣に見ていたのですが、
ゴルゴが話せば話すほど、ゴルゴ像から遠ざかっていくのです。
声の強弱やスピードなど、
「舘ひろしよ、そのゴルゴはどうなんだい?」という感じでした。
棒読みでも成り立つのか、また言葉が少ない方が完成度が高いのか、
どちらにせよ、声優と言うのは思うより難しい仕事なのかもしれません。
最後になりますが、この先戯れにも皆様の前で真似ることはありませんので、ご安心願います。


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結婚申込

投稿日:2014/03/13
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夢を見ました。
サザエさん一家に、お客としておじゃました設定でした。
いつものちゃぶ台周りにメンバーが座って、
他愛もない会話をしていました。
少し前の時代の様子で、
タラちゃんはまだ産まれておらず、ワカメは保育園だか幼稚園だかに行ってて留守でした。
私は「アニメ調のネコが珍しい」と言いながら、
タマにちょっかいをかけていましたが、
「ニャーン」と言い残して去ってしまいます。
その横でカツオとマスオが、
ノリスケとタイ子さんの結婚について話していました。
カツオ「タイ子さんに聞いてきたよ」
マスオ「どうだった?」
カツオ「ノリスケさんの事、好きなんだって」
マスオ「そうか!良かった!早速ノリスケくんに知らせなきゃ!」
場面が変わって、ノリスケが部下らしき男性と
屋台で会話しているシーンが続きました。
この世界で、私とノリスケと部下だけが実写で、
ノリスケ役はデーモン小暮でした。
部下「こうなったら早くプロポーズするべきですよ!」
ノリスケ「・・・」
部下「何てプロポーズするんです?」
ノリスケ「・・悪魔になってくれないか?しかないだろう!」
決意に満ちた面持ちでお猪口を机にドン!と置きました。
その後、メイクを落としたデーモン小暮が、
挨拶に向かうシーンで私の夢は終わりました。
悪魔に身を売らなきゃならないタイ子さん、
ノリスケさんへの愛で乗り越えていって下さいね。
ちなみにメイクを落としたデーモン小暮は、
若干陣内孝則に似ていました。


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