鼻唄発見
投稿日:2013/08/17齢40にして初めて自分の母親が「ぶどうが好き」という事を知りました。
色々な発見があるお盆でしたが、
私もお盆と言う事で少しの間休みを取りました。
こういう時にしかできないことを、と言う事で
普段は行く時間がなく、お盆なら空いているだろうと踏んで、
用事があった某携帯ショップへ赴きました。
しかしながら私と同じ思考の人がすでに何組もいて
「待ち時間が30分〜45分くらいとなります」と、
テーマパーク並みの待機をお願いされ、
「まあ、でも冷房効いてて涼しいからいいか」と
座って待っていました。
待つ間、普段は読むことのない「男性のファッション雑誌」をペラペラめくり、
Tシャツの着こなし方などを見ていましたが、
「シュッとした人が着たら何だってサマになる」という
分かり切った感想を1人でつぶやいたりして時間をつぶしました。
そうこうしていると私の番号が呼ばれ、
何ら難しいことのない用事だったためスムーズに手続きされていきました。
店員さんの入力やら出力やらを待つ間、
ボーっとしていると隣のブースから声が聞こえてきました。
「エクザイルのデータは全部」
隣を見ると50代くらいのおばさん二人が店員に依頼していました。
パッと見、五木ひろしとかを好きになりそうな二人組です。
「このライヴの写真もでしょうか?」
「全部、全部」
どうやら携帯に取り込んであるエグザイル関連のデータを
全部どこかへ移すような雰囲気です。
「曲名で選択をしていただきたいのですが・・」
途中、自分の手続きの確認を店員さんに説明をされている間は聞いていなかったのですが、
それが終わってまた店員さん待ちの時に隣から聞こえてきました。
「ほら、エグザイルの新曲、曲名は忘れたけど」
「あんた、知らん?エグザイルの新曲!」
「ちょっと分かりかねるのですが・・・」
「ほら、えーと・・♪フンフンフーンフンフンフー♪って歌やんか」
「あの、曲名が分からないとどうも・・」
「そう、♪フンフンフーンフンフンフー♪ フフフンフー♪」
「知らんの?」
「有名やで?」
「ほら、♪フンフンフーンフンフンフー♪やん」
「知らんの?」
「有名やで?」
残念なことに私の手続きはこの時点で修了となりましたので、
店を出なくてはなりません。
彼女たちと店員さんの攻防はどのような結果となったか分かりませんが、
お盆やのにご苦労さんやな、とだけエールをこっそり送っておきました。