小鼠器械
投稿日:2012/03/22突然、パソコンのマウスが動かなくなりました。
持ち運びできるPCをさも上級者顔で持っている、
PCの知識ゼロな私ですが、
使用するにあたって何も問題がない限りそれらしく使えます。
持ち運び時には通常、画面をタッチして色々作業をします。
しかし私の太い指では思うように動かない上に、
違うところをクリックしてはイライラを募らせ、更に追い打ちをかけるように、
パソコン側から「アナタ、タッチノシカタヒドイノデレンシュウシナサイ」と
機械音で叱られているかのように画面にタッチ練習用のプログラムが出てきます。
急いでいる時にそれが出てきた時には、大絶叫をしました。
「今!?今せなあかんのか!!」
そんなことがあり、マウスをお供させる日々が続きました。
太い指ではできない繊細な動きがマウスではスイスイでき、
イライラすることも叱られることもなく幸せな毎日を送れていました。
しかし、マウスは持ち運びには場所を取ることが難点でした。
そんな私に救世主が現れました。
タッチペンです。
タッチペンの細いペン先は私の意思通りにクリックしたり、
スクロールしたりと素晴らしい動きを見せてくれます。
それから私はマウスを手放し、タッチペン派に移行しました。
久しぶりにマウスを使う機会があり、使用してみると件の動かない現象。
電池を替えてみたり、色々と試してみるけれど「ウン」とも「スン」とも
「ピー」とも言いません。
それと同時にキーボードも使えなくなってます。 二重苦です。
私は思いました、マウスが自分に対してストライキを起こしているのではないかと。
「アナタ、タッチペンサエアレバワタシヒツヨウナイデショ」
「キーボードニモコエカケテシバラクルスニスルカラ」
慌てた私はお客様相談室に連絡をしました。
「コレコレこうで、コレもコレも試したんやけど、全然あかんのやわ」
「左様でございますか、それではコレコレはどうでしたか?」
「ソレソレもあかんかった・・・、やっぱりタッチペンばかり可愛がってたからやろか?」
「え?」
「マウスがさ、今まで使ってたくせに新しいもんに走りやがってとスト起こしとんかと思て」
「スト?」
「やっぱりさ、機械にも心があるっていうか、そういう時あるやん?」
「心?」
「・・・」
「・・・えー、今から対処方法をお調べ致しますので、折り返しさせていただいて宜しいでしょうか?」
「はい、頼みます」
それから一向に折り返しがきませんが、どうしたことでしょうか。
又々、ストなんですかね?