五つか六つ上の従兄弟がいます。
仮に名を孝司としましょう。
孝司は小さい頃、従兄弟連中のリーダー的存在でした。
親達は孝司を「オイ!校長先生!」と呼んでは、まとめ役として利用していました。
私達は「孝司兄ちゃん孝司兄ちゃん」と慕い、彼が指示する遊びに興じていました。
『ドカベンごっこ』では彼は山田で、私は殿馬でした。
『ゴレンジャーごっこ』では彼は赤レンジャーで、私は黄レンジャーでした。
そんな孝司が「孝司兄ちゃん」や「校長先生」から「孝司」に呼び名が変わる出来事が二つ勃発しました。

?ある正月。二階の自分の部屋で勉強していた孝司が、階段の下で遊んでいた我々を無視して、台所の母親の元へ半泣きでやってきました。
母親と叔母(私の母親)とヒソヒソと言葉を交わした後、三人で連れ添い二階へ。
何事かと聞くと、『ポコチンの先がズボンのチャックに引っ掛かり、進退窮まり泣きついた』との事。

??の翌年の正月。弟と遊んでいた時、はしゃいでオナラをした拍子に一緒に実も出したそうです。
ソレだけならよくある話ですが、その後、
→風呂場の前にパンツを脱ぎっぱなし
→パンツのウンチに、冷蔵庫から盗み食いしたコーンが大量に紛れ込んでいるのを家族に発見される
→弟にオヤツをやるからと口止めするも、従兄弟にバレたら、正月早々家出

そんな孝司が癌にかかり、闘病・入院生活の末、奇跡の復活を遂げました。
『よかったなあ』と言うと『天然パーマになって嬉しい』と返されました。
孝司がかかった癌はリアルに睾丸癌でした。
治ってよかったです。

野球部だったので３年生の夏、引退をすると
皆がこぞって髪の毛を伸ばしたものです。
私は意外にもくせ毛なので、
伸ばして良かったのは昔だけで
今はただ単にオヤジ度が増す一方です。
そんな私はここ何年か同じ髪型で通しています。
髪型といっても、ほぼボウズなので
夏は涼しく冬は寒いといったくらいのものです。
色々な髪型の人がいますが、こんなものを見つけました。
「彼女にやってほしい髪型のキャラは？」というものです。
結果はこんな感じです。
1位　綾波レイ『新世紀エヴァンゲリオン』　12.1％
2位　ナミ『ONE PIECE』　11.8％
3位　月野うさぎ『美少女戦士セーラームーン』　8.8％
4位　秋山澪『けいおん!』　8.5％
4位　ラム『うる星やつら』　8.5％
5位　峰不二子『ルパン三世』　7.0％
1位〜5位で、けいおんの人だけよくわかりませんが、
1位の綾波レイ（ピエール瀧のマネでしか知りません）については
「水色の髪のショートなんて、大胆な彼女が見られそう」という意見があります。
私個人としては水色の髪の人なんてごめんです。
3位の月野うさぎは「縛った髪が好きだから」という意見があります。
それにしても限度があるだろうとも思います。
5位の峰不二子は「たまにはセクシーな彼女を見たい」という意見があります。
セクシーなのは峰不二子であって、髪型ではないいう意見も否めません。
そもそもアニメキャラの髪型をしたいともしてほしいとも思いませんが、
私の友人にひとりマンガを美容室に持っていき、
この髪型にしてくれと注文した人がいます。
髪型はスラムダンクの「宮城リョータ」でした。
出来上がったのはサイドが刈り込まれたパンチパーマの彼でした。
理想と現実はこうもはっきり分かれるものです。

野球の練習の一つにフリーバッティングというのがあります。
試合や実戦形式ですと守備9人VSバッター1人。
ですが、これはその形式では無く、バッティングセンターの様に複数のピッチャーが各々に対決するバッターに球を投げ、そして打つというスタイルが一般的な練習方法です(長文)。
ピッチャーの周りには、隣のバッターの打球をストップするための網が立てられてます。

高校生の時にフリーバッティングでピッチャーをしていました。
横のバッターが打った球が、網の綻びを奇跡的にすり抜けました。
「危ない！」と誰かが叫びましたが、時すでに遅く、投げ終わった私の鼻に直撃しました。
軟式と違って硬式の球は下手すりゃ命とりになります。
ユニフォームのまま整形外科に連れてかれました。
状況を説明すると、医者は「折れとる」と断言。
ハレが引かないと処置出来ないとの事で、冷やしながら待ちました。
再び、医者の前に座りました。
すると診察しながら「折れとらんなあ」と医者が呟き出します。
「なんでか解らんけど曲がっとるわ」とのたまいます。
「で、どうする?」
「何がですか?」
「いや、鼻をさ」
「痛いです」
「曲がりは?気になる?」
「よく解りません」
「男やから少々曲がっとっても、なあ、大丈夫やけどな、息が通れば」
「いや、治して下さいよ」
「…解った」

今度はベッドに横向きに寝かされ、看護婦六人に足やら腕やらを押さえ込まれました。
医者が両手の親指を、私の鼻にあてつつジャンプ気味に全体重をかけてきました。
ハレとダメージがまだ残っている鼻に対してのこの行為が、今まで生きてきて一番の痛みでした。
ようやく処置が終わり、再び医者と椅子に座って向かい合います。
「曲がり過ぎたな」
今度は逆に曲げる処置をされました。
涙が出てきました。

いまだに私服に自信無しです。
コーディネート選手権があたら一回戦敗退でしょう、おそらく。
「カッコイイ＝古着好き＝物持ちが良い」と勘違いしていた期間が長かった私は、いまだに中学時代のボロボロトレーナーが捨てられてません。
２０代前半の服に興味が出た頃の事です。
金が無く、先輩の部屋の掃除に出かけてはいらない服を貰って着ていました。
ワードローブという名の巨大ゴミ袋の中身をあさっては、その日の気分に合わせて着ていました。
チグハグさを見かねたツレが、フリーマーケットに連れ出してくれました。
入場料は奢ってくれました。
色んな店を冷やかしたり、ステージのイベントを見たりしました。
私の所持金から、その日服に費やせる額は約５０円。
ハンガーに吊ってあった２００円の派手な原色のムームーを値切って５０円で買いました。
久しぶりに自力で服を買った喜びで、さっそく着てそのまま帰りました。

帰りの電車で知らないインド人に「ユーアークール！」と握手を求められ、その日はそいつとカレーを食べました。
私のファッションセンスは国際的なんだと思われます。
ナマステ。

今年も残り１カ月を切りました。
受験を控えている学生さんたちのために
入浴剤メーカーのバスクリンがいよかんの香りを発売しました。
いよかん＝イイ予感、だそうです。
温泉ミネラル成分が血行を促進し、冷えや疲れを和らげ、いよかんの香りで気分もリフレッシュでき、
受験に欠かせない体調管理に効果的という寸法です。
イイ予感。
受験生応援グッズはダジャレばかりです。
キットカットのきっと勝つとかトッポの突破とか。
歴史も古く、かつては敵に勝つでステーキとトンカツがお弁当に入っていたりしました。
あれは当時も不思議に思っていましたが、ステーキを食べて敵を倒し、トンカツを食べて勝つということなのか、ステーキとトンカツをいっぺんにほおばり、敵に勝つのか。
ステーキとトンカツが並んでいる時点で敵に勝っているのか。
受験と言えば高校受験の時、私は血だらけでした。
試験開始前に四階にあった天文台を見に行きました。あいにく通行不可だったので、なら窓から行こうとし、窓枠にヨイショと乗っかりました。その時胸ポケットにはチョンチョンの鉛筆が。手の平に鉛筆の芯がささり血がだらだらと垂れてきました。
ティッシュやハンカチの類など持っていない私は、
流れる血をうまいことやりくりして、テストをさっさと終わらせ、
途中退場で保健室へ行きました。
なぜ試験中に血だらけになってるのか、皆が「何じゃコイツ」的に見ていました。
そして春、あの時の血だらけの男が自分と同じ制服を着て騒いでいるのを見て
また「何じゃコイツ」的になっていました。
突発的な何かが起こらないとは限りません。
ダジャレで敵に勝つ前に、どんな状況でも己に勝つことが合格への近道です。

母校から募金の要請のお便りがきました。
それによると校舎を改築しているみたいで、すでに
『第１棟改築工事も、旧校舎の取壊工事が全て終了』したそうです。
さらに
『懐かしさや思いを新しく繋ぎつつ、一層発展させて、安全でより快適な学びの場を』実現する気らしいです。
目標額は５００万円で、それで寄贈する物が二つ書いてありました。
?65インチインタラクティブホワイトボード
(多機能の大型ディスプレイです。この装置によって、デジタル機材の授業への活用のほか、国内外の大学等とインターネットで接続して、講義や討論に双方向で参加することも可能となります。)
?中庭に憩いのスペースを設備
(校庭の一角に生徒が語り合ったり共に弁当を広げたりできる憩いの空間があることは、生徒が心豊かに成長していくうえで欠かせませんが、○○高等学校には、そうしたスペースがありませんでした。)
募金方法は振込用紙が付いてました。
募金額も指定してありました。
『一口1000円で、２口以上』となってました。

2000円一口ならしました。

しません。

七五三です。
昔は赤ちゃんが亡くなってしまう事が今より珍しく無かった為、三才五才七才をチェックポイントとしてお祝いをしてたのが起源と聞きました。
「よく三才まできたね」
「まだまだこれから五才」
「飛躍の時七才」
みたいな感じだったのでしょう。
千歳飴
今、『ちとせあめ』と携帯メールで入力したら『千歳飴』と表示されました。へえ、こう書くんや、知らんだわ。
そんな千歳飴ですが、今の子供は喜んでいるのでしょうか。
チョコもアイスもハッピーターンも子供の周りには溢れています。
私が子供の時に、妹のを一本貰った事があります。
断面に顔が書かれてました。
「美味いと言うよりは甘い」が感想でした。これ一本を食べ尽くすのは相当な時間と労力がかかりそうやなと思いました。
頑張ってナメていたら、断面が尖ってきて気持ち悪い妖怪みたいになってきたので妹にあげました。
今も昔も千歳飴本体は、めでたいパッケージの紙袋の添え物みたいな立ち位置ではないでしょうか。
あくまでもカメラマン目線ですが。

スマートフォンが流行っています。
これを読んでるアナタもひょっとするとスクロール中なんじゃないかと予想しています。
ニュースでスマートフォンから個人情報が垂れ流しになっただったかなるかを見ました。うろ覚えで申し訳ありませんが興味のある人は勝手に調べて下さい。
そのうろ覚えニュースによれば、ウイルスがメールを通じて入り込み感染するとの事。
誰からか解らないメールには注意せねばなりません。
そういえば昔、同級生の家に泊まりに行った時の事です。
その家のパソコンでエロ画像を見ていたら、画面が動かなくなり「請求書」というのが張り付きました。カチカチしても動かないためコンセントを抜いて終了しました。
そのまま何事も無く寝たのですが、翌朝そこの父親が私をそっとパソコンの前に呼びました。
「パソコン詳しいなら、この画像を何とかして貰えないだろうか。息子や母親(その人の嫁)には内緒にしておいて欲しい」と千円渡されました。
何があったのか聞くと「最近夜な夜なパソコンでエロ画像を見るのが唯一の趣味で、今日もつけたら何か解らんけど、この請求書の画面になってた」と罰が悪そうです。
「僕には無理っすわあ」と千円を返しました。
皆さんも気をつけて下さい。