挨拶運動

投稿日:2011/10/17
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元気な挨拶は大切です。
私達世代は全員、小学生の頃に『オアシス運動』で鍛えられているから安心です。
オアシス運動を知らないという、現代のゆとり世代に先輩からレクチャーすると
オアシス運動とは
オ…おはよう
ア…ありがとう
シ…失礼します
ス…すいません
ってな具合に、挨拶の頭文字を無理矢理取って『オアシス』と繋げて読み、それを朝な夕なに連呼し続け、徹底して身に付けさせるという洗脳教育活動でした。
お蔭さまで30年たった今でも『オアシス』は完璧です。社会人になっても非常に役立っているとの声が多数寄せられています。
しかし
いただきます…イ
いってきます…イ
まってます……マ
ごちそうさま…ゴ
の『イイマゴ運動』は世代が違うために上手く活用が出来てません。この辺りが『オアシス世代』の現状としての改善点でしょうか。
笑点を見ていました。
歌丸が山田に
「山田くん、例の物を配って」
と言うと、
「ハイ、かしこまりました」
と山田は元気に返事をしてました。
「挨拶がキチンと出来る」と「仕事がキチンと出来る」はイコールでは無いなと確信した日曜日でした。


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種子応酬

投稿日:2011/10/12


小学校からの帰り道に、植物の種子を採っては人にくっつけて遊んでました。
もちろん「くっつけ」「くっつけられ」の応酬です。
初期の頃は緑色で、やがて茶色→黒と進化します。緑や茶色の時は服についてもポコッと簡単に取れて反撃に使えるのですが、黒はいけません。
バラバラに分解して尖った先っちょで服に食い込みます。お気に入りを着ている女の子なら簡単に泣かせる事が出来る程の破壊力を持っていました。
その種子を私の地元では『ドロボー』と呼んでました。
おそらく泥棒からでしょうが由来は解りません。
隣の地域では『ひっつき』と呼ばれていて、こちらの方が正解な気がしたものです。
ある日、私は緑や茶色から黒を育成する決意をしました。
なぜならパワーが桁違いだからです。
その方法は緑と茶色をテンコ盛りに自宅の机の引き出しに入れとけば自然と黒になるハズというものです。
決行の日、チマチマ採るのが本当にめんどくさかったので茎丸ごとを一番下の深い引き出しに入れて封印し良しとしました。
春になって私の部屋はミニかまきりで溢れかえりました。
茎に卵があったのです。
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星影来人

投稿日:2011/10/03
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ホストで一番名乗りたい名字は「一条」なんだそうです。
ホストに詳しくないので何故かはよく分かりません。
確かに「山田です。」と言うより、
「一条です。」と言う方がホストっぽいです。
きっと、今はよくても爺さんになった時、
たまたま道で会ったお客さんに、
かつての源氏名で呼ばれたら
ちょっと恥ずかしい気もするので、一条くらいがベスポジなのかもしれません。
私が子供時代のドラマでは、ホステスの源氏名は「あけみ」が圧倒的キャパを占めていました。
保育園の年長クラスの時の先生が若い新任の先生でした。
苗字は忘れましたが、下の名は「あけみ」で夜の香りがしたものです。
よくコンタクトレンズを落としては、見つけた子を抱きしめてました。
そういえば宝塚も変わった名前、多いです。
でも何故か宝塚に限り婆さんになっても
昔の名前で呼んでもおかしくないように思います。
例えば月乃涼歌(ツキノスズカ)という名前だったとして
歳を経ようが当時の月乃っぽさを婆さんなりに匂わせてるように思います。
ホストは偏見ですが、村の爺さんその1になるか成金っぽくなるかどっちかのように思います。
どっちになったとしても、星影来人(ホシカゲライト)では胡散臭さ満点です。
名前に負けてはいけません。
かと言って「来夢来人(クルムダテキミコ)」では喫茶店ですが。


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名付ヶ親

投稿日:2011/09/18
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秋のまさに今、連休が重なる時期をシルバーウィークと呼びます。
5月のゴールデンウイークに対抗して去年位から言い出されました。
確か旅行業界が躍起になって連呼してた様に思います。
いかんせんゴールデンウイークに較べると「地味」かつ「妙な二番煎じ」かつ「知名度の低さ」かつ「浮かれてる場合じゃねえ感」の影響か今年はトンと耳にしなくなりました。
息の短い言葉でした。
だいたいからしてゴールデンに対してのシルバーでは格が随分と下がってしまいます。
「秋のゴールデンウイーク」か
「ゴールデンウイークZ」
とでもしておけば定着しただろうに、勿体ない話です。
名付けってのは大切なんですね。
そういや、私の友達にSと言う男がいます。
確か兄・姉・S・弟の四人兄弟。
そこの一族は全員が名前に「安(やす)」の一文字を使う風習と言うかルールがあります(※他の家から来たお嫁さんは当然違います)。
兄姉弟は言うに及ばず、父や叔父さん叔母さん、祖父さんや祖父さん以前の全員が、やすくに・やすこ・やすまさ・やすお・やすのり・やすてる・やすきよ・やすえ・やすひこ・やすえもん等で「安」のオンパレード。
そんな一族の中、Sは「健治」と名付けられました。
どうも親父さんがファンだったらしくジュリーこと沢田研二がその由来だとか。
こうなると何番煎じでも良いので「安」を使った方が良かったのではないかと考えてしまいます。
本人も幼い頃は相当悩んでいたらしいです。
なぜならSの苗字は「澤田」だからです。


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女子男子

投稿日:2011/09/01
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女子会という言葉をよく目にするようになりました。
マラソンも女子会のくくりになるみたいです。
飲食店もメニューや
店内の雰囲気など女子を意識した構成で
ウエルカム女子諸君、です。
企画も女子をターゲットにしています。
肉食系女子、というように
恋愛に関しても積極的な女子たち。
頑張れ、男子!と言いたいところです。
男子会ってそういえば聞きません。
集まるんですよ、嬉々として。
手帳に仕事終わり「男子会」って書くんですよ。
居酒屋になだれこむんですよ。
生中片手に情報交換です。女子が「あの化粧品すごい良かったー」と言うように「あのカミソリすごい良かったー」って男子会。
取り留めもなく話します、仕事の事や彼女の事やいかんともしがたい上司のことを。
そいで帰ります、楽しかったーまた開こうねーって。
たぶんですが、30代も後半になると居酒屋でなくスナックに場所が移ります。
取り留めもなく話をしては、ちょいちょいカラオケ。2、3軒ハシゴしてじゃあねーって。
主催者の誘い文句、「鋭気を養わなあかんのやわ。」
これ、たぶん男子会です。こないだ体験してきました。
さらに歳を経ると集わず一人男子会にもなります。
女子会のがやはり見た目にも美しいと結論出ました。


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梯子酒酔

投稿日:2011/08/19
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昔、ウイスキーを無茶飲みしたことがあります。
ダルマと呼んでいたサントリーオールドを四口でラッパ飲みし、気付いたら病院のベッドにいました。
チンチンから管を通されてブドウ糖を注入されていました。
急性アルコール中毒もどきってやつです。
それ以来、ウイスキーがトラウマとなりました。
記憶というのはそれなりに残りつつも、もう10何年と経っているので、
?うすぼんやり″が当時の記憶の位置付けです。
この10何年はウイスキーをほぼ口にせずにいました。
先日、高校時代の友人達と同窓会という名の飲み会をしました。
楽しく時間は過ぎ二次会へ。
そこではリアルクッキングパパみたいに妙な成長をした男(同級生)がハイボールを私の分まで注文をします。
酔っている私はハイボールを次々に消費していきます。
会も終わり、さすがに飲み過ぎたと吐き気を覚えつつ帰宅。
翌朝、身体に妙な異変を感じました。
二日酔いもさることながら、やたらと身体がかゆいのです。
しかもそれはちょうどリンパ腺のあるところで、じんましんのようにブツブツが出ていました。
記憶はぼやけていても、身体はかつてえらい目にあったウイスキーをしっかり記憶していたのでしょう。
ハイボールという少し変化球でやってきても、ウイスキーはウイスキー。
摂取した分を何とか分解しようとあがいているようでした。
やはり今後もウイスキーは口にすまい、と強く思いました。
あとリアルクッキングパパには注文さすまい、とも。


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昔日鉄板

投稿日:2011/08/06
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高校の時に、部活仲間とか下宿の後輩とかと行っていた喫茶店がありました。
駅前ガード下にある店でした。
鉄板に薄焼き卵のナポリタンが美味くて、いつも大盛り(450円位)を頼みタバスコをアホ程かけて食すのです。
酔狂な私はその店の全ドリンクを制覇しようとしてました。コーヒー・アイスコーヒー・レモンスカッシュ…と行く度に一種類ずつ違う飲み物を頼むのです。
そして遂にラストドリンクの時が来ました。
最後のメニューは「キューピット」。
『ママさんキューピットって何?』
『フフフ、新作なんよ、飲んでみて』
飲みました。
『どう?どう?』
『うーん、うまくもなしまずくもなしやな!』
『そっかあ、残念!』
『残念なんは俺やわー』
卒業してその土地を離れ、店には行かなくなりました。
10年振りに前まで行きましたがシャッターが閉まりっぱなしで、誰もいませんでした。
しばらくして店舗の解体工事が始まりました。
騒いで机の上で踊ってたらひっくり返ってグラスを全部割って怒られた事や、初めてできた彼女を連れてってママさんにヒヤかされてどう対処して良いのか解らず怒った事など、色んな事が解体されてしまう感覚に囚われました。
しばらくして喫茶店は焼鳥屋になってしまいました。
その付近には近づかなくなりました。

後日、その焼鳥屋が喫茶店と同じ名前だと気づいて行ってみるとママさんがいました。
『久しぶりやねえ』
『店変わっとたから…』
『ずっと焼鳥屋やりたかったんさ』
『俺のスパゲティ代貯めて建てたんや』
『フフフ、知らんわ』

今年のお盆に卒業20年を記念した部活の同窓会をそこで開きます。
ママさんにナポリタンを出してくれと頼みましたが『もう鉄板が無いわ』と断られました。


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乱暴狼藉

投稿日:2011/07/22
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お祭りの季節です。
花火だったり祭りだったりと
街が活気づく夏は良いものだと思いますが
女子の浴衣の様変わりっぷりには正直ビビります。
いつからか、ドロロンえんまくんのゆきちゃんみたいな、
短めの浴衣になったなぁと思ったら最近みた浴衣女子は
肩付近をずり降ろされた上、背中まで見えるくらいの一体何があったのか?と
問いたくなるような着こなしです。
今の若い人達には支持されているのでしょう、一人では実践しにくい出で立ちです。
おしゃれ、というのは本当によくわからないものです。
私はおしゃれとは程遠い立ち位置にいます。
高校時代は学生服でほぼまかないました。
大人になってからは赤ジャージでほぼまかないました。
なのでファッションのことをとやかく言える立場ではないのですが、
口を出したくなることもあります。
伊勢で2着しか入荷されなかったというレアなジャンパーを
偶然にも友人と後輩が何も知らずに各々買い、
何も知らずに二人とも見せびらかしに下宿に来て、
鉢合わせた二人が伊勢でレアなペアルックとなった時とか。
普通のメガネにサングラスを磁石で着脱自由となっている、
全く良さが分からない(通常時、普通のメガネの端に磁石がずっとむき出しとなる又、砂場では砂鉄が集まってくる)
変わったメガネを得意気に見せびらかされた時とか
大きな声で「俺は絶っっ対そんなん要らん」と言ったものです。
男のおしゃれはパンツから。


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地方野球

投稿日:2011/07/18
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高校野球観戦に行ってきました。
私のこの時期の恒例行事となっています。
毎年、見物するチームが違います。
同級生が監督をやってるからとか部長をやってるからとか去年エースが犬に噛まれたからとかの些細な理由を付けては知らない高校の試合を見に行くスタイルです。
ですので勝っても負けても実際どうでも良いのです。
おばさんがお茶をくれたりウチワを渡してきたりするのは全て受け入れます。でもそのチームとは何の縁もありません。
名前も一人も知りません。
スタンドで見ていてもチームどうこうと言うよりも劣勢側をつい応援してしまう為、周りの純粋な応援の人達に非常に気を使います。
今回も相手側がチャンスを潰した時等に「ああっ」とか「ちっ」とか逆の立場の声を出してしまったのを拍手で誤魔化してました。何度も。
そんな事なら母校を観戦しろよと思う方もいるでしょう。
しかしOB風を吹かせて出身校の観戦をする事ほどカッコ悪い事はありません。
私が現役の時は夏の大会前になるとしゃしゃり出てくるOBが大嫌いでした。
わざと敬語も使わず彼らの存在を無視したものです。偉そうな物言いにキレた事もあります。
そういう私の一連のOBへの対応は直属の後輩達にも自然と強要する形になりました。いまだにOB会でエアポケット的に空白が出来てしまっています。
私の母校は甲子園にはこれまで一度も縁がありません。おそらくこれからも。そしてその事は私にとって何の影響も与えないのです。
球児の皆さん、自分の為だけに頑張って下さい。
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口臭講習

投稿日:2011/06/25


新聞の広告に口臭についてのマンガが載っていました。
朝、幼稚園にて出迎えてくれた先生に対して
「先生、お口くさぁーい」と言う子供、ハッとなる先生。
その子供の親が「先生、もしかして歯槽膿漏ではないですか?」
と微笑みながら広告の商品(歯磨き粉)を勧めると言うシーン。
もし、自分の子供が口が臭いことを先生に言ってのけたら
このお母さんみたいに涼やかに歯槽膿漏を指摘することはできません。
慌てふためき、どんな言葉を先生にかけるべきか頭の中の自分総動員で会議を始めるに違いありません。
ましてや気にしていることを構わず言うのは、いくら子供でも配慮してほしいものです。
私が小学生のころ、とても恐い先生がいました。
体格もでかく、男子は容赦なく張り飛ばされたりしていました。
そんな先生のある日の授業、プール開きの時です。
プール開きの授業は大抵遊びです。
恐い先生もその時ばかりは生徒たちと水しぶきをあげながら遊びます。
テンションあがった生徒たちはキャッキャッキャッキャと騒ぎます。
事前に注意事項としてあげられていた「プールサイドは走らない」というルールもプールで遊ぶにつれて守らなくなりました。
そこで先生登場。ダメなものはダメ、の精神で皆を集めます。
楽しかった空気は一変、怒られモードです。
プールサイドに座らされ、先生もしゃがみこみ、いかに走ると危ないかを真剣に伝えていました。
しかし、気付いてしまったのです。大股を開けてしゃがむ先生の向かって右側の玉金がはみ出ている所を。
生徒の半数(先生より右側)は「あっ!はみ出してる」と思いながらも言えませんでした。
玉金と先生を交互に見ながら説教は終わりました。
そして何事もなかったように授業は再開されました。
あの時、もし無邪気さで誰かが「先生ー玉金はみ出してるよ」などと言ったら恐い先生の威厳はその瞬間から玉金にすり替わります。
気付いていない半数の生徒も「玉金をはみ出させながらの説教!?」と先生に対する尊敬も奈落の底に落ちていきます。
しかし、誰も言いませんでした。生徒たち全員が先生を守ったのです。

あの時の先生が今では校長先生です。
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