入歯回収

投稿日:2012/10/03
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市役所で「入れ歯ボックス」を見かけました。
コンタクトレンズみたく、入れ歯も使い捨てる時代が来たのかと思ったでしょうが、違います。
使わなくなった入れ歯を回収して、世界の恵まれない子供を救う活動なんだそうです。
パンフレットによると入れ歯一個で、
『寒さから身を守るための毛布…7枚』
『10リットルの貯水容器…9個』
『HIV簡易検査セット…29セット』
『マラリアから身を守るための殺虫剤処理済の蚊帳…4張り』
『予防接種のための使い捨て注射器…350本』
『勉強するためのノートと鉛筆…46人分』
等のいずれかの支援が、可能なんだそうです。
『※輸送や配布のための費用は含まれていません』と書いてありましたので、注射器は実際に数えたんだと思われます。
「入れ歯が何故?」と思いましたが、その答えも書いてありました。
入れ歯の歯にかける金属のバネをクラスプと言うのですが、
そのクラスプに貴重な貴金属が含まれているんだとか。
ですので、入れ歯以外でも、
『歯にかぶせたクラウン』
『歯に詰めたインレー』
『歯と歯をつないだブリッジ』
でも大丈夫なんだそうです。
『ただし、金属のついていない入れ歯は回収できません』の強気な態度の理由はコレでしょう。
ボックスには注意事項として
『熱湯をかけて消毒下さい』
『必ずビニール袋に入れて下さい』と書かれていました。
爺さんがカポッと外して放り込むのを待ちましたが、
そんな幸せな時間は訪れてくれませんでした。
入れ歯課の皆さん、頑張って下さい。


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空気椅子

投稿日:2012/09/30
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エア何とか。
エアギターから広まった、いわゆる「ふり」的な物は
エクササイズにまでやってきたようです。
エアなわとび、というのがあるそうです。
確かに、なわとびを跳んでいる体で身体が動いていれば、
普通にエクササイズになると思います。
利点としては場所を選ばない、縄にひっかからないので
自分のペースで進んでいく、と言ったことのようですが、
何やら悲しくはないだろうか。
目に見えない縄をきちんと跳んでいく自分の生真面目さと、
縄がない分、本当のなわとびよりも低空でジャンプするせこさと、
例え大技を繰り出したところで、何も実証されない虚無感と。
そんなわけで、悲しくなるエア行為を暇つぶしに考えてみました。

「エア定規」 緊張感がたまりませんが、失敗が多そうですね。
「エア帽子」 暑いですよ、ええ。
「エア空気椅子」 上級生からの罰と違いが解りかねます。
「エア素振り」 素振りが、そもそも本番の練習ですから。
「エア深呼吸」 絡み相手が元から空気みたいな空気ですし。
「エアエアコン」 心頭滅却すれば火もまた涼し、ってか。
「エアラーメン」 ハンツ遠藤並に、一気に啜り込みましょう。
「エア蕎麦」 落語家の真似、エア落語家にありがちです。
「エア医師」 最近、都心の健康診断にて出没しました。
「エアカメラ」 手ブレ防止機能付きなんだとか。
「エア貯金」 夢は大きく火星旅行だとか、エア不足。
「エアパントマイム」 まるで壁やら階段が有るみたいでした。
「エセドラえもん」 中国の遊園地にいそうですが、残念ながら
パクリとエアは違います。


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非行不良

投稿日:2012/09/28
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日本人の中に無自覚に広く浸透するヤンキー性についての記事を見ました。
それは決して非行とか不良という意味のヤンキーではなく、
非行体験や不良体験があるかどうかでもないそうです。
美学としてのヤンキーだそうです。
もう、この時点でよく分からなくなってきましたが続けます。
その美学を紐解く鍵は、

「ふわふわのムートンやぬいぐるみ、イルミネーションや光りものへのこだわり。
ルイ・ヴィトンの財布を持ってしまうセンスもそうなんです」
ヤンキーとは何の関係もないと思っていた人も、
ここまで聞くと、もしかして私も?と思い当たるのでは。

と、書いてあります。
私はフワフワのムートンを好む時点で
自他共に認めるヤンキー関係の表れではないかと推測しますが続けます。
また、これらが一同に観ることができるのが浜崎あゆみのコンサート会場で、
駐車場に並ぶ車高の低い車のナンバーはゾロ目が多く、室内にはムートンが敷かれ、
キラキラ光るシールとレイがルームミラーに神社のお守りと一緒にぶら下がり、ぬいぐるみが座っているのだそうです。
これこそがヤンキー文化なのだそうです。
「もうひとつの例として、ラーメン屋さんの店主をあげるとわかりやすいでしょうか。
作務衣や 漢字のはいった黒いTシャツを着て、頭にはタオルを巻き、腕組みをして、
“気合だ”“根性だ”という言葉で人生を語り、
はたまた相田みつをなどの ポエムを口にする。ここにヤンキー文化が凝縮しています(笑い)」
とも記しています。
こんなラーメン屋さん、あまり見たことがありませんが続けます。
ヤンキーの美学とはおおざっぱに言えば、「一見こわもて、実はファンシーが好き」で、
分析によれば、「個性よりも様式的、保守的で現実志向で家族主義、集団主義で、気合と勢いの反知性主義」とまとめられる。
確固とした趣味性を持たない人が、この美学にいつの間にか取り込まれて、ヤンキー文化が浸透していく、と綴られています。
最終的にはヤンキー文化に対して悪気がないけど悪く言うみたいになっています。
しかしフォローとしては、ヤンキー文化は決して悪いものではなくお祭り等地域での盛り上がりにも貢献しています、とも書いてあります。
その盛り上がりは貢献と言えるのかどうかは分かりません。
結局の所、私としては
「一見こわもて、実はファンシーが好き」=ダンプ松本
の図式しか出て来ず、理解できない結果となりました。
仕方ありません、人間だもの。


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出演一覧

投稿日:2012/09/26
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新聞をぼんやり眺めていると、お芝居等の広告欄に目が止まりました。
ミュージカルで、写真には3人載っています。
河村隆一、諸星和己、鈴木亜美。
しかもミュージカルの曲はすべて河村隆一作曲とでかでか載っていました。
「また、面白いキャスティングやな」と他の人を見ると、
IZAMと大澄賢也が飛び込んできました。
話は変わりますが、この間懐かしの映像以外で久しぶりに現在のKANをテレビ
で見ました。
スーツ姿に天使の羽根を付けて、どんなコンセプトなのか分からない出で立ちで
歌っていました。
ただ、声はびっくりするぐらい出ていませんでした。
あの時しか知らない私は、放置したまま置きっぱなしの自転車が
気が付くと錆び錆びになっているのを思い出しました。
やはり、何がどうであれ使い続けるという事は大きい事のようです。
諸星和己がアイドルで一時代を築いた後、どのような歩みを今までしてきたのか
は分かりません。
河村隆一もしかり。 ただ、こうやって人前に立つように何かしらしていかないと、
大澄賢也はいざという時に顔を残し気味でのターンはできませんし、
IZAMもたまには女装をしないと初心に戻れないように思います。
鈴木亜美はよく分かりません。
そんな私もこのよみものはリハビリの役割を兼ねています。
社会生活に全てが埋没していかぬよう、必死でバカな事を考えています。
何がどうであれ、使い続ける事です。
ただ私の場合、役に立つことは、きっとこの先もないでしょう。


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四月二日

投稿日:2012/09/16
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眼科に行きました。
比較的穏やかな院内にて順番を待ちます。
暇な人用にテレビが置いてあり、ずっとビデオを流しています。
白内障の事や、コンタクトレンズに対する注意事項等
眼科らしいものから、子供用のちょっとしたゲームまで幅広く届けています。
順番待ちにぼんやり眺めていると、「占い」が流れてきました。
なぜか8月から始まるこの占いは、365日、花に分けて花言葉などを加味しつつ
占っている様子です。
花言葉「あなたを想う」などは、何となく花言葉っぽいですが、
8月5日生まれの花は「えりか」という花で、
花言葉は「孤独」です。
自分の誕生日にそのような事を言われたらヘコみます。
8月9日生まれの花は「朝鮮朝顔」という花で、
花言葉は「偽りの魅力」です。
全てを否定されたように思えます。
8月13日生まれの花は「松虫草」という花で、
花言葉は「悲しみの花嫁」です。
嫁にいけません。
そんな占いが出てきて夢中になっていると名前が呼ばれました。
そして普通に会計をして出ていく時には画面は「白内障」に戻っていました。
気になります、自分の花が。そこで調べてみました。
私は4月2日生まれで、その花は「四つ葉のクローバー」
花なのか?と思いましたが、幸運そうなので良しとします。
花言葉は「私のもの」
ものすごい欲深な感じがします。
一緒に同じ誕生日の有名人が載っていました。
ざっと見て名前の知っている人は
「ZEEBRA」「坂本ちゃん」「忌野清志郎」でした。
「私のもの」イコール「我が強い」という結論に至りました。


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他人評価

投稿日:2012/09/08
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「いいね!」とか「ナイス!」というボタンを見るのですが、
それを「言われたい」もしくは「言いたい」という気持ちを
理解しがたい部分があります。
機能としては使った事がないので、分からないのですが
例えばこのよみものに「いいね!」を付けたとして、
今日のよみものに対して何人が「いいね!」って言ってくれたよ、
と指示され度を感じるということでしょうか。
また、いいね!と言ってくれた人が1人だけだったと、
肩を落としたりするのでしょうか。
前にミクシィで高校野球に対するコメントをポロっと入れたら、
それに対して全く知らない人からコメントを寄せられたことがあります。
例えて言うなら、電車の中で友達に
「今年の夏の優勝校は○○だと思う」的な事を他愛なく話していたら、
前に立っていたおじさんが
「いや、○○では力が足りないと思うよ、そもそも投手の・・・」
といきなり話かけられたと思ったら、隣に座っていたお兄さんに、
「でもやっぱ、○○は手堅いと思うよ。 僕個人的には・・・」と、
さらに話しかけられるようなものです。
私の人生、そういった場面に出くわしたことがありませんので、
例えネットの上だとしても、結構驚きの自体でした。
それが、「いいね!」やら「ナイス!」やらのボタンの場合、
「昨日、うんこ洩らしちゃってさぁ」とバカ話を繰り出したら、
一斉に電車内の人が「いいね!」「ナイス!」等々口々に言うだけ言ってだまる、
みたいな感じなのだろうと勝手に思っています。
そういった場合のリアクションはどうするのが正解なのでしょうか。
「だよね!」というボタンもそのうち出てくるのでしょう。
「だから?」はどうでしょうか。


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毛布時期

投稿日:2012/09/07
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冬に毛布で寝ていて、春になれば毛布を取ります。
夏になれば、掛け布団がタオルケットに変わります。
秋になればタオルケットをしまい、冬には再び毛布を引っ張り出します。
そこで問題になるのが、
毛布やタオルケットの使用を始める時と、止める時の気候は同じではないのです。
毛布を出す時の気候と、外す時の気候では、
大抵外す時の方が寒いのです。
同じくタオルケットも使用スタート時とゴール時では、
ゴールの方が寒い、と言いますか、暑くないのです。
つまり、周りの変化に対して、自分の環境を変えるには、
思い切るまでの期間が必要なのです。
毛布を出した時は「寒さ対策」で出すのですが、しばらくして出した時よりも寒くなくなっても、
毛布を求める気持ちが続きます。
「徐々に寒くなる時」と「徐々に寒くなくなる時」では、後者の方が寒さに敏感なのです。
初めて毛布を使った日に「負けた」と感じたり、
タオルケットの使用を止めた日にも「負けた」と感じるのは、
この敏感さが進化した証拠なのです。
しかし負けた相手は「気候」ですので、大して悔しくもありません。
だから毎年負け戦を演じてしまうのです。

この考察を人に言いましたが、全く理解されませんでした。
今の私は、ゆったりとした睡眠時間を求めているのでしょう。


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五輪連覇

投稿日:2012/08/30
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ロンドン五輪レスリング55キロ級で3連覇の偉業を達成したのは、吉田沙保里選手です。
先日行われた23号線でのパレードのニュースで、三重県津市出身と聞きました。
そう言えば、似た顔のご婦人が天むすをパクついてたのを見た事があります。
パレードの参加者は
「力強い」「かっこいい」「美しい」と口々に褒めたたえたんだとか。
私も「力強い」とは思っています。
更に、津市が建設する屋内総合スポーツ施設に、吉田選手の名前を冠する事にもなるんだそうです。
『ほっともっとスタジアム』や『クリネックス宮城』みたいなテイストでしょう。
その話を聞いた吉田選手は
「結婚すると姓は変わるので、下の名前をとって『サオリーナ』にしてもらえればうれしい」
と話しました。
市役所にも等身大パネルにサインして飾っており、津市はサオリーナを全面支持の構えです。
今後は「全国空手道選手権大会inサオリーナ」でも「安易な英語表記阻止会議inサオリーナ」でも、受け入れていくのです。
私の中では吉田選手は「金メダリスト」でも「サオリーナ」でもなく「アルソックイエロー」です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
いくらパレードで手を振ろうが、姓が変わろうが、4連覇しようが、
「壁に後ろ手でしがみつきつつ、おじいちゃんを見守り目からビームも出す」のイメージのままでしょう。
万一変化するとするならば「おじいちゃんを見守りビームでコリをほぐす」、「おじいちゃんもビームが出るようになる」のが関の山です。
しかしそれでは、ビームを出してみたいおじいちゃん達で溢れかえる屋内総合スポーツ施設「サオリーナ」は屋内総合ビーム施設となり、
サオリーナよりもビームに重点を置かれ、名称も「総合ビー」とAKBっぽく略され、色々と難しい問題です。
いっそのこと、中間をとって「レスリング」ではどうでしょうか。


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冷風熱風

投稿日:2012/08/29
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アイドリングストップ機能付きの車が増えてきました。
ブレーキを踏んで停止するとエンジンが切れ、ブレーキから足を離すとブルンと始動します。
ガソリンの消費を抑える省エネの車です。
赤信号で止まっていると、青に変わったとたんに「ブルン」「ブルルン」と音がアチコチから聞こえてきます。
かく言う私の車にも、その機能が付いています。
最初は右折時にエンジンが切れるのが、不安でしょうがなかったものです。
止まった状態で、更にブレーキを踏み込んでも始動は可能と知って、随分とスムーズな運転になりました。
クシャミをしたら「ブルン」、
鼻を触ったら「ブルン」、
よそ見をしたら「ブルン」にも慣れました。
エンジンが止まるので、必然的にガソリン代を押さえる事が出来ます。
燃費第一主義の私は滅多にエアコンは使わないのですが、
さすがに今夏の暑さ地獄に落とされた際は、使用せずにはいられません。
しかし、エンジンが止まる度に送風口からの冷風は熱風に変わるのです。
ユーザーだからこそ言える欠点です。
エアコンかけて公園で昼寝なんて不可能です。
逆の言い方をすれば、営業車には最適と言えます。
ダメ社員に悩む経営者の方は、参考にして下さい。

こんな「いかにも」な文章も書けるのです。


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荒行憂鬱

投稿日:2012/08/26
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右耳が痛くて、夜寝られなくなりました。
綿棒を突っ込むとジットリと湿っていて、ジンジンと熱を持っています。
右耳を下にして寝ると枕に当たって痛いのですが、上にすると湿り気が奥に溜まって脳がやられる感覚がします。
布団でゴロゴロしたまま、結局朝になりました。
右耳の痛みは全然引いてません。
生まれて初めて耳鼻咽喉科へ行く事にしました。
待合室には、私以外はオール子供とお母さんしかおらず保育園みたいです。
テレビチャンネルを変え続ける男の子、ぬいぐるみを独り占めしている女の子、
診察室からは泣き叫ぶ声がしています。
その声に引っ張られてぐずり出す兄弟を見ていると、私まで悲しい気持ちになってきました。
名前を呼ばれて診察室に入ると、歯医者以上手術室未満の器材がならんでいます。
耳穴に銀のジョウゴをセットされて覗き込まれます。傷が出来ていて、それが化膿しているんだそうです。
長い針金の先端に薬をつけて、奥底を突っつかれます。
耳カキでは届かない、言わば産まれたまんまの肌に初めて異物を塗り付けられてしまいました。
「痛っ」と叫ぶと
「動かないでねー」と、でかい注射器の先が尖ってない器具を持った看護師が諭します。
その器具を水鉄砲の要領で使って、耳の中を洗われました。
ぬるま湯でした。
「耳掃除は左右とも禁止」と通告された後、目薬風の耳薬を投薬されました。
ベッドで横になり、耳穴にポトポトと液を注がれて10分放置されます。
耳に水が溜まっているので身動きは不可能です。
インドの修行僧な気分になります。
「忘れずに朝晩自分でして下さい」と言われました。今晩から日に2回の荒行が始まるのです。
憂鬱です。


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