店員同郷
投稿日:2013/06/12先日、とあるスーパーに立ち寄った際に
レジをしていた店員が同郷の二学年上の女性でした。
私が小さい頃は子供の人数も少なかったので、
地域の同級生はもちろん、その兄弟に関してもだいたい分かるといった感じなので
フルネームの名札を見てハッと気付きました。
墓参り用のバナナとなごやんをレジ打ちしてもらう際に、
二言三言話をし、「また寄ってな!」とスナックの別れ際の様な挨拶をされました。
遠方のスーパーなので、そう立ち寄ることはありません。
ただそのように言ってもらえることはありがたいと思うのですが、
自分が店員の立場なら何と締めくくるのが一番ベストなのでしょうか。
仲の良かった友人なら、
「また飲みに行こうや!」という言葉が出るのは非常に自然です。
しかし、顔見知り程度の場合、
懐かしさに声をかけたはいいものの、別れ際になると
「また飲みに行こうや!」というのはどうも入り込み過ぎです。
「元気でな!」というのもアリですが、
この先会うことはないと思うけどね、という風に思われるかもしれません。
「また連絡ちょうだい」というのも、フレンドリーさを醸し出しつつ、
でも連絡はアナタからしてね、という丸投げ感は確実にあります。
さらに連絡先など互いに知らない場合は、愛想であることが明白です。
「フェイスブック、良かったら見て」などというのも手かもしれませんが、
実際にアクションを起こされた際にどのような反応をするのがいいか、
これまた悩むところだったりします。
そう考えると彼女の放った「また寄ってな!」というのは、
とても素晴らしい締めくくりとなります。
来るかどうかは分からんけど、来たら歓迎します。という流れを出しつつ、
でも自分からはあえてアクションをしないというのは、
非常にスマートな形ではないでしょうか。
しかし自分の立場が何かに属していないと出来ない発言です。
道で偶然出会った場合にはその言葉は無効となるわけです。
そんな時にピッタリの言葉を探しました。
不透明な上に未来感は何一つないけれど、
なぜか清々しく、何となく相手が笑顔で送り出せるような言葉です。
「落ち込んだりもするけれど、私この街が好きです」
ぜひお試しください。