毎糞後悔

投稿日:2013/08/04
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自分の力不足、と言われればそれまでですが、
トイレットペーパーに関して不満があります。
最近購入したトイレットペーパー、
アロマの香り付で12ロール¥198とお買い得でした。
基本的にトイレットペーパーは、
200円以内に収めたいと思っている私としては、
アロマの香り付というオプション込で198円は
「やったね!」と言わば戦利品のようなものです。
嬉々として購入をし、先日初めて使用してみました。
ビニールの袋を開けるとさぞやアロマ臭が立ち込めると思いきや、
特に何の匂いもせず、アロマですよ的なペーパーの色だけ
ピンク色という普通のトイレットペーパーでした。
まあ、198円にそんなに多くを求めてはいけないと
ピンク色だけでとりあえず良しとしました。
早速使ってみました。
カラカラと巻き取り尻を拭くと、何やらとても痛いのです。
「?」と思い、ペーパーをしげしげ眺めると
表面はツルリとした肌触りなくせに、
裏側はポツポツと突起物が並んでいます。
表現がしにくいのですが、裏側だけわさびをおろす道具みたいな
そういったイメージです。
人の多くはトイレットペーパーを巻き取る時に、
表面を中側にしてグルグル巻き取る手法だと思います。
しかし、このトイレットペーパーは裏に突起物がある為、
表面の滑らかな感触で尻を拭きたいと思えば、
ペーパーの流れに沿って反対方向へ巻き取らねばなりません。
いつもと違う巻き取り方ですので、
力加減や手の動きなどいちいち考えなければならず、
その中途半端な時間の間、ずっと尻が汚いままという屈辱を
毎糞与えられることになります。
しかも、力加減に失敗をするとすぐにミシン目で切れてしまい
手間が倍以上かかってしまいます。
失敗しました。
アロマと198円とピンク色に乗せられて、
このような仕打ちを受けるとは思いもよりませんでした。
しかし、ひとつ分かっていることは、
あと100円出せば普通に拭き心地の良いトイレットペーパーは
手に入るということです。
トイレに行き、トイレットペーパーを見るたびに
「お前が選んだんだからな」と言われているようで悔しいです。
そしてまだ封を開けていない同じ商品があと一袋あります。


カテゴリ:企画会議

神秘誕生

投稿日:2013/08/03
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こんなニュースを見ました。



7月26日、ドイツ・ザクセン州ライプツィヒ(Leipzig)で体重6,010g、身長57.4cmという超ジャンボベビーが誕生。その大きさもさることながら、帝王切開ではなく自然分娩で生まれたことから大きな話題となっている。
「ライプツィヒ大学病院」にて誕生したその赤ちゃんは女の子、名前はJasleenちゃんと名づけられた。ドイツ国内でこれまでに誕生した巨大児は、ベルリンで2011年に誕生した男児の体重約5900gが最高記録であっが、Jasleenちゃんがそれを塗り替えたそうだ。
周産期医学では、8ポンド13オンス(約4kg)を超していると見込まれる赤ちゃんは「胎児性巨大児」として扱われ、母体と赤ちゃんの安全のために普通は帝王切開による出産が選択される。だが今回のケースは驚くことに自然分娩。母子ともに現在の健康状態は良好で、Jasleenちゃんについては少しの間新生児集中治療室で監視が続くもようだ。
このニュースを報じたドイツ紙『Der Spiegel』および英紙『デイリーメール』は、専門家の意見を元に“この子の母親がその診断を下されたかどうかは不明だが、「妊娠性糖尿病」を発症していたために胎児が大きくなりすぎた可能性が高い"などと伝えている。
ちなみに今年3月には、イギリスのカップルに7,006gという驚くような超ジャンボベビーが誕生している。ズッシリとした赤ちゃんに授乳の腕も疲れてしまいそう…!? 何はともあれおめでとうございます!



私の友人で、お腹にいる時に双子と診断されていた奴がいます。
あくまでも想像ですが、お母さんはその友人を産んだ後も、
医師団から「ヒッヒッフーヒッヒッフー」や「イキんでーイキんでー」としばらく声をかけられた事でしょう。
しかしいくら待てども、残りの一人は出てきませんでした。
いつの間にやら、双子のハズが、巨大な一人にすり変わっていたのですから驚きです。
おそらく家には、ベビー服やベッド、その他諸々が二人分用意されていた事でしょう。
きっとガッカリされたに違いありません。
何て理不尽な誕生なんでしょうか。
そんな産まれる前だけ型破りな彼は、
今では立派に成長して、面白みの無いただのガタイの良い常識人となっています。
人体の神秘を感じます。

何はともあれおめでとうございました!


カテゴリ:同級生

無手鞄流

投稿日:2013/08/02
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鞄を持ち歩いて遊びに行くことはまずありません。
理由としては「忘れる」というのが大いにありますが、
基本的に自由度の高い状態でいたいので、
手が鞄の為にふさがれるとか、
鞄の重さに嫌気がさすとか、
そういったことから極力のがれたい思いに駆られます。
ですので、私はいくら歳を重ねても
セカンドバックだけは絶対に持たない自信があります。
たぶん、5秒で失くしてしまう事でしょう。
たまに見かけますが、結構なおじさんで大きめの鞄を持っている人がいます。
リュック型や肩下げ型や鞄の形状はさまざまでも、
だいたい何やら重そうな印象を受けます。
仕事であるなら、色々持ち物が多いので分かりますが、
明らかに遊びな雰囲気を出しているのにその鞄には
一体何が詰まっているのでしょうか。
私は基本的に財布と携帯さえあれば、
何ら不自由なく過ごせるので、他に何を持たねばならないのか
検討がつきません。
ハンカチとかティッシュでしょうか。
雨の心配をなくすため折りたたみの傘でしょうか。
小腹が空くかもしれないので、おやつか何かでしょうか。
気持ち良さそうな木陰があれば開いてみたい本でしょうか。
急に思い立って銭湯に入るかもしれないお風呂セットでしょうか。
もしかしたら気の向くまま旅に出るかもしれない一泊セットでしょうか。
一度、聞いてみたい気持ちになりますが、
聞いたところで何か残念な気持ちになりそうなので、
とりあえず彼らは何が詰まっているか分からないものを持ち歩く、
という風に思っておこうと思いました。


カテゴリ:出会い

喫茶発注

投稿日:2013/08/01
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喫茶店でメニューを開くと「かき氷フェア」が開催されていました。
イチゴの鮮やかな赤、抹茶の深い緑、ブルーハワイの毒々しい青が
鮮やかで目に飛び込んで来たのです。
店員が伺いに近寄って来てくれたのですが、
待ち合わせの相手はまだ到着してなかったので、
注文を待って貰う事にしました。
店員が置いてったお冷やを飲みながら、
再度フェアのページを見て検討をしました。
第一印象では
1位イチゴ
2位抹茶
圏外ブルーハワイ
ですが、よく見てみると抹茶にはアンコが忍んでいました。
高ポイントゲットで抹茶が1位に踊り出たのです。
対して前回1位のイチゴは、練乳のアシストが逆に足を引っ張る形となり、
2位に降格してしまったのです。
ページの下に目を移すと、
お得なセットが紹介されていました。
コーヒーかアイスコーヒーとかき氷のお得なセットでした。
待ち合わせの相手がコーヒーかアイスコーヒーを頼むなら、
すかさずかき氷を発注して、
後付けセット化計画を発動するのはどうでしょう。
思案していると待ち合わせ相手がやって着ました。
ここでふと思い出したのですが、
私はとある仕事の打ち合わせで喫茶店にいるのでした。
果たして、初対面の仕事相手に対しての、
「後付けセット化計画」の発動は正しいのでしょうか。
名刺交換をしながら、考えていましたが、正解が解りませんので、強行発動する決意を固めました。
メニューを渡して所望する品は何かを尋ねると
「コーヒーは嫌いなんだよねー」と言いながら店員に
「アイスレモンティ」と伝えました。
「お客様は?」と伝票を手にした店員に見つめられましたが、まさかの展開に動揺し「バナナジュースを」と言ってしまいました。
やがてアイスレモンティとバナナジュースが運ばれてきて、
それを飲みつつ打ち合わせを行いましたが、
隣のテーブルの小学生からの
「俺もあのバナナジュース飲みてえ」の声が響いていました。


カテゴリ:グルメ

胡瓜漬物

投稿日:2013/07/31
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昨晩、きゅうりのキューちゃんを食べていて
初めてキューちゃんに出会った時の事を思い出しました。
それは小学生の頃で、友人のおにぎりの中に具として入っていました。
みたことのない、茶色いような黒いようなオレンジのような
その物体がおにぎりの中に入っていることに驚き、
「それ何なん?」と聞いてみました。
「キューちゃん」と友人は答えました。
私には意味が分かりませんでした。
そもそも我が家には「漬物を買って食べる」という事がなく、
キューちゃんが漬物であることはおろか、
その存在すら知りませんでしたので、
彼の口から「キューちゃん」と言われても
頭の中にはオバケのQ太郎しか出てきませんでした。
もしかしたら何かの略称なのかもしれない。
そう思いもう一度問いました。
「キューちゃん、で合っとんの?」
そう聞くと彼は「きゅうりのキューちゃん」と答えました。
ますます意味が分からなくなりました。
キューちゃんはどうやらきゅうりであることは分かりますが、
きゅうりがどうなっているのか分かりませんでした。
「キューちゃん」という調理法があるのかもしれない。
私は彼に「それ、一個ちょうだい」と言いました。
たぶん彼からすれば貴重なおにぎりの具ですので、
迷惑この上ない依頼だったに違いありませんが、
しぶしぶ一個分けてくれました。
初めて食べるキューちゃんは、見た目よりも美味しく
きゅうりで漬物はぬか漬けか浅漬けしか食べたことがなかった私には
とても新鮮で感動的なものでした。
「もう一個ちょうだい」私は彼にせがみ、
彼のおにぎりの具はとうとうゼロになりました。
オレンジ色に染みた白米を切なそうな顔で食べていました。
家に帰り母親に「キューちゃん作って」と頼みましたが、
その日の食卓に出たのはやはり普通のぬか漬けでした。


カテゴリ:グルメ

公開収録(128)

投稿日:2013/07/30
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『第百二十七回O&A始まります』
人間の本来の性(サガ)は如何なる物であるのか?アナタの心の隙間を、埋めて建てて掘り起こす「O&A」のお時間です。
参加希望の方はお気軽にご応募下さい。面白ければ採用させていただきます。ボツになっても恨みっこ無し。
それでは
『第百二十七O!』
「貞子が嫌いなモノ」

『&A』

・「誹謗中傷」PNジンギスカン
   →原因が解りませんので、対策の仕様が無いと嘆いてます
・「だるまさんがころんだ」PNミスター高校野球
   →近寄ろうとすれど振り返られ、なすすべ無しです
・「宜保愛子」PN松岡芭蕉
   →霊媒師が嫌かイノシシ系が嫌かは、判断不能でしょう
・「パントマイム」PN河合我聞
   →階段とエスカレーターの合わせ技に、寒イボが立ってます
・「出しゃばるきゃい〜ん天野」PN裸足の大将
   →ブリッ子の薄らハゲ、チャンネルを替える理由は揃いました
・「薄型テレビ」PNヤンキース松井
   →相当ベタですが、まあ入り込むスペースがありません
・「鶏皮が苦手です」PN榊原育英
   →煮ても焼いても苦手です、揚げたのは大丈夫です
・「覚醒剤」PN中島らも
   →覚醒剤打たずにホームラン打とう、by清原です
・「三つ編み」PN椎名
   →前髪も揃えて、イメチェン完成です
・「流水プール」PNオハコンバンチワ(ペンギン村)
   →青い海・白い砂・眩しい太陽・プールサイド、この辺も含まれます
・「『私の人生良い事ない』って言うヤツ」PN平日は眼鏡
   →井戸に捨てられたアタイよりマシ、この思いが消えません
・「ドライヤー」PN宇宙恐竜ゼットン
   →洗いざらしより、サラサラヘアーへの近道です
・「カレーうどん」PN鼻輪
   →一張羅の白装束、シミが飛びます
・「スタンド使い」PN椎名桔平
   →シルバーチャリオットに、串刺しにされる夢をみました
・「コロッケとクリカン」PNマダラのひも
   →コロッケにしたら、クリカンと並べられるのも苦痛でしょう
・「貞奴」PN駅部田のスナフキン
   →椿鬼奴は、ギリセーフでした
・「藤子不二雄(A)に似てきた藤井フミヤ」PNクーデター出口
   →タンタンタヌキも、年を経ました
・「ワオンでお買い物」PN伊勢の荒鷲
   →嫌犬家のワオン普及率は、愛犬家に比べどうなんでしょう
・「因数分解」PNリットントン
   →数学の四文字熟語は全部ダメです、微分積分、後は出ません
・「薬局の福引きの10円券」PNパン爺
   →サイフの中でしわくちゃで発見されます、えてして期限切れです
・「SNS」PNオッス!オラも悟空
   →個人発信の個人情報は、役に立たない知識を増やします
_____________
沢山のご応募本当にありがとうございました。
今回の大賞はオハコンバンチワ(ペンギン村)でした。
今回も「初心者キャンペーン」に相応しく初投稿の方々の活躍が目立ちました。ある種、皆さんにとっての甲子園。これからもO&Aのセンスを磨く為に精進を続けましょう。
後Oの候補も受け付けています。
次回の第百二十八回大会のOは
『もっと凄い二刀流』(byオッサン引退)
となります。
8月4日までに名前かペンネームを記載の上、件名タイトルにO&Aと書いて
info@firstbase.jp
まで送って下さい。
よろしプん虫採集!


カテゴリ:O&A

無数目玉

投稿日:2013/07/29
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小さい頃、そら豆の花が嫌いでした。
嫌いと言うよりも、怖かったと言った方が正しいかも知れません。
下校時に、そら豆の花が咲き誇る畑の横を歩く際には、
毎回ビッシリと鳥肌を立てて早足で通っていたものです。
ご存知の様にそら豆の花は、白と黒の二色で配色されており、
幼い私の目には、それら一つ一つが「目玉」に見えていたのです。
風が吹くと、無数の目玉がワサワサと揺れ動き、
ランドセル姿の私を睨みつけている錯覚に陥っていました。
強風に薙ぎ倒された目玉に前後を挟まれて、
身動きが取れなくなってしまい、
震えながら次の強風を待っていた事もありました。
目玉の一つや二つでは恐怖を感じる事は少なかったでしょうが、
無数の目玉になると、毎年気持ち悪く感じていました。
図書館の図鑑で「トンボが見た世界」の写真を見た時に、
そら豆にも私がこんな風に見られてるんだと考えて、
益々恐ろしくなっていました。
その図書館ではこっくりさんをやってる上級生のグループも居ましたが、
私には「こっくりさん」や「上級生」よりも、「そら豆」の方が何倍も恐怖の対象だったのです。
実は、そら豆の花はすぐに枯れて無くなります。
非常に短期間だけの命ですが、
その命がある間が、私が元気を無くす期間となっていました。
いつの間にか治りましたが。

先日テレビを見ていたら、画面一杯に沢山の綺麗な向日葵が咲き乱れていました。
レポーターが向日葵の陰から出てきて、何かを喋っていたのですが、
私には「黄色い顔の人が無数にコッチを見ている」→「怖い」な感覚に陥りました。
突然の衝撃に対処の仕様がありませんが、
取りあえずいの一番にフラワーロックを捨てました。
完治の日は来るんでしょうか。


カテゴリ:同級生

小銭研究

投稿日:2013/07/28
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毎週、財布に小銭が残ります。
私の財布は二つ折で、小銭はそう入りませんので、
残った分を取り出して別の小銭入れに移します。
ささやかながら、貯金をしているのです。
昨日数えてみたら562円でした。
果たして「40歳の男がこれで良いのか」の疑問が生まれますが、
今回はスルーしましょう。
562円の内訳ですが、
10円玉×38枚
 5円玉×22枚
 1円玉×72枚
となっていました。
50円玉、100円玉、500円玉はありませんでした。
新たに132枚の小銭を詰め込んだ小銭入れは、ファスナーが閉めにくく、
パンパンに膨れてしまいました。
よくよく考えてみると、
コンビニのレジで小銭のみで会計をする可能性はあるのでしょうか。
例えば「チョコバット一本」と「うまい棒明太味二本」で53円ですが、
1円玉53枚を、10枚の山5山と3枚で払えるのでしょうか。
払う場所は、トゲトゲが植えてあるトレイの上でしょうから、
せっかく積み上げた山が崩れる恐れがあります。
崩れなくとも、レジ内の1円玉コーナーが1円玉で溢れて、
蓋が閉まらなくなるかも知れません。
よしんば閉まったとしても、
閉めた勢いで1円玉が動いて引っ掛かり、
次回に開かない恐れも出てきてしまいます。
店員からも「変な人」のレッテルを貼られる事でしょう。
それ以降に来店しても、何も温めてくれないかも知れません。
大人のくせに「チョコバット」や「うまい棒明太味」にこだわるのも、自分自身どうかと思われます。
何よりそれだけの難関を突破したところで、
小銭はまだまだ79枚も残っているのです。
10円玉は自販機で対応可能ですが、
5円玉と1円玉に、世の中の人々はどう対処しているのでしょうか。
学生の皆さんは、こういう身近な疑問を自由研究にするのがオススメです。
私はしばらく神社仏閣巡りを趣味にして、対応したいと考えています。


カテゴリ:企画会議

屋上相席

投稿日:2013/07/27
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なんだかんだでもうすぐ8月です。
そうこうしていたら次は正月だなんて言い出します。
今は暑くて毎日ビールが飲みたくなりますが、
知らぬ間におでんに熱燗という形になるのでしょう。
私だけなのかもしれませんが、
夏の方が酒に酔うのが早いように思います。
暑くて汗を流すからなのでしょうか、
ビールを摂取すると瞬く間に酔いの入口が見えます。
ビアガーデンなどはきっとすぐに酔ってしまうのでしょう。
ところでビアガーデンは1人で行けるものなのでしょうか。
かつては1人では難しそうな「鍋」や「焼肉」なども、
今では1人で食べに行く人もいますが、
ビアガーデンはどうなのでしょうか。
皆が皆、1人で来ている「1人客席」があれば、
例え1人でやってきても同士がいる安心感で何とか過ごせそうですが、
仮に「相席」となった場合はどうなんでしょうか。
ビアガーデンでイメージするのは、
プラスチックの安っぽいビーチによく置いてある丸いテーブルです。
4人掛けであった場合、相席なら残りの3席に何らかのグループが来る訳です。
3人がまずビールを手に取り「かんぱーい!」とグラスを上げると、
恥ずかしながら自分も手がピクっとなってしまいそうです。
そして多分、心の中で「乾杯」と小さくつぶやくかもしれません。
食べ放題の料理も、一人ならせいぜい2・3品が自分の前に置かれていますが、
相席の彼らはグループですので様々な品が陳列し、
少し申し訳ないな、という思いを互いに持ちながらの2時間となります。
ビアガーデンを制する者こそ、本当の意味での独り立ちなのかもしれません。


カテゴリ:グルメ

足枷白滝

投稿日:2013/07/26
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テレビを見ていると、
日本のラーメンが世界では人気を集めているようです。
NYでは並ぶのが嫌いなニューヨーカーが、
並んででも食べたいのがラーメンだ、などと言っていました。
中でも人気があるのが博多ラーメンのお店で、
NY値段は結構するのですが、皆さん美味しそうに食べていました。
「俺でもできるんじゃないか」と錯覚するくらいに流行っていました。
ラーメンは確かに美味しいです。
そうなると他の料理だって可能性を秘めていると思います。
だからと言って世界にまだ羽ばたいていない日本の料理ってなんぞや?
と考えても全く分かりません。
そういえば「すきやき」って海外にお店あるんでしょうか。
あんなに海外で有名な言葉ですが、
今まで海外のお店ですきやきを食べている映像を見たことがありません。
寿司よりも火を通して作るすきやきの方が外国の人には食べやすいように思います。
多少、硬い肉でも薄ければ別段問題ありませんので、
調理の仕方も簡単であると思います。
それでもあまり普及していなさそうなのを見ると、
何らかの要因があるのでしょう。具材でしょうか。
私が予想するに「しらたき」と「生卵」が食い止めているのではないかと思います。
すきやきにはかかせない「しらたき」ですが、
あの存在を海外の人に分かってもらうには時間がかかりそうです。
また、生で食べることに抵抗がある方に卵は上級編のように思います。
しかしながら、すきやき内のしらたきを卵にくぐらせて食べる旨さは、
皆さんもよくご存じの通りだと思います。
ひとつ提案をするなれば、「生卵」の代わりに「溶かしバター」というのはどうでしょうか。
それなら海外の人にも卵より食べやすくなるでしょうし、
濃い目の味をややマイルドにして食べる手法も浸透するように思います。
そうなると「しらたき」の処遇に悩みます。
溶かしバターにくぐらしたしらたきはあまり想像したくありません。
すきやきがあまり普及していないのは、
しらたきに代わる何かを考えるのが面倒だから、な気がしています。


カテゴリ:グルメ