手荒慕情

投稿日:2011/04/11
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肌が弱くて困っています。利き手の右が特にカサカサとひび割れしています。シェイクハンドが出来ません。日本国民の為にも私を外務大臣には任命しないで欲しいものです。
先日、炭酸泉が売りの銭湯に出かけました。
右手に潤いを求める私は湯舟の中でブクブク噴き出す泡に右手を浸し続けます。
泡を塗り込みます。いつも以上に浸します。結果、風呂上がりにカッサカサが今まで以上に酷くなりました。
備え付けのアロエ成分の何かも成す術無しです。
というかダメージを増すみたいで、しみます。しみいります。
泣く泣く帰ったのでした。
実は、切手を沢山(10枚以上)貼るとより手荒れします。多分、糊成分が皮膚のケラチンを切手部分に押し流すからだと自己診断しています。
結果、私からの封書は血染めとなり果たし状みたくなっています。
こんな所に色んな事態の原因があるのかもしれません。
運転中は白手袋をしています。運転手気取りではありません。







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諏訪景子

投稿日:2011/04/06


第52期王位戦、遠山四段VS豊島六段の模様を某新聞より抜粋させていただきます。

遠山3七角のときに豊島5五歩を用意した手だが、「利かされ」である。いい気分ではない。しかしあぐらに座り直した豊島は、将棋を楽しんでいるように感じられた。背中を丸め、将棋を包みこんでいる。
本局を、別室で対局している糸谷五段がのぞいていた。棋士控室で糸谷五段と顔を合わせると「珍しく豊島君が対局開始ギリギリまで来ていなかったので、心配しました」と言っていた。優しい棋士がここにいる。

諏訪景子という人の文章です。

優しい記者がここにいる。







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駅弁刑事

投稿日:2011/04/03
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ドラマを観ることはあまりありませんが、たまにサスペンスドラマは観ることがあります。
観た中で、こいつは面白いと思ったのは「駅弁刑事」でした。
まず、設定から頭一つ抜け出ています。 素人では駅弁と刑事は結びつけれません。
刑事はこよなく駅弁を愛しています。 課長が出前のざるそばを食べている横でどこで調達してきたのか駅弁を食べています。
事件が発生して他の刑事達がダッシュで現場に向かおうとする時も、駅弁を大事にしまう余裕さえありました。
そして何故か事件に駅弁は絡んでくるのです。そして犯人逮捕のカギは、そう駅弁なのです。
「被害者の胃の内容物が何々、えび、里芋、たまご、・・・ん!?これは!!あの駅弁しかない!そして犯人はあの人に違いない!!」
えーーーーーーーー!
こんなにも駅弁にスポットを当てて物語を組み立てられること、そう簡単にはできません。
これがプロの技というべきでしょうか、私でしたら例えオファーがきても
タイトルで断ってしまうかもしれないのに、シリーズ化していることがすごいです。
サスペンスといえば刑事だけではなく、女医や旅館の女将、家政婦など色んな人がなぜか謎解きに挑戦しています。
仕事以外で事件を追う人たちは、きっと趣味なのでしょう。 素晴らしい熱意です。
仕事そっちのけなのが許されるところも素晴らしいポイントです。
そういえば観ている側も、女将のくせに仕事もせず捜査に没頭する姿に
「あぁいいなぁ、好きなことが好きなだけできて・・・」という理想図を見出しているのかもしれません。
そしてサスペンスと言えば犯人を崖っぷちに追い詰めるというところ。
画的な関係ではありますが、少しマンネリ化してしまいます。
私としては、たとえばラーメン屋で犯人を追いつめ謎解きを話す刑事と、それを見つめるラーメンをすするにすすれない客。
麺が茹であがっているのを分かりつつも、湯切りできずに成り行きを見つめる店長。
そしてラーメンを持ち上げていた割り箸をふるえながら落として泣いて謝罪する犯人。
そういった終着駅を観て見たいものです。







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神室町史

投稿日:2011/04/02


日曜日の黄金トライアル、ちびまる子ちゃんなめのサザエさんというテレビ観賞を最近は居酒屋探訪に夢中ですっかりご無沙汰しています。
ああ、それでまるちゃんやらカツオやら「よみもの」内で発表されるのね、と思うなかれ。
マンガの引き出しはたくさんあります。が、「よみもの」内で大人な香りを出したいのでそう簡単には引き出しません。
先日、久しぶりに映画でも観ようとビデオを借りに行きました。
「上島ジェーン」を手にとってみましたが、悩んだ末、大人な香りで攻めたいのでやめました。
そして昔のサスペンス物を借りました。
帰って映画鑑賞に浸ろうと店を出て、あちこち買い物を済ませていざ家に着くと全く観る気持ちになりません。 ダラダラしたい!と体が発しています。
しかし、ダラダラするには少し時間が足りません。(時刻は16時、ダラダラに必要は3時間)
私の大好きな居酒屋探訪が18時半から始まります。
それまでに夕飯の準備をし、飲酒にしっかり入れる準備をして番組に挑みたい私は中途半端な気持ちと時間をゲームで乗り越えようと、セットし始めました。
「龍が如く2」です。
一度クリアしているものの、もう一度やろうと数年前に再度始めたのを途中で放り出していました。
久しぶりに続きでもやろうと、神室町に足を踏み入れると大変なことが起こりました。
面白いのです。これが、久しぶり過ぎて。
しまった、えらいもんに手ぇ出しちまったと思いながら絡んでくるチンピラなどをバタバタと倒していきます。
これはダメだ、気がつくとこんな時間!?状態に陥る。
そう思った私は決死の覚悟でセーブをし、ゲーム機を目の届かないところへ追いやりました。
それからいつも以上の手際の良さで全ての事を済ませ、何食わぬ顔で居酒屋探訪にチャンネルを合わせました。
しかし、頭にチラチラよぎるのは桐生一馬のことです。 ここだけ読むと恋をしている人みたいです。
気がつくと、無意識のうちにゲームをセットしている自分がいました。
そしてストリートファイトを求め神室町をウロウロする自分の、このくだらない休日の過ごし方が大好きです。







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断水騒動

投稿日:2011/03/25
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浄化槽の点検で断水がありました。
断水事態は何て事は無かったのですが、その夜、シャワーのお湯がチョロチョロとしか出なくなってしまいました。
次の朝、断水のお知らせチラシに書いてあった業者Aに電話です。
「どないなっとんですか」
すると断水作業はBという会社に委託しているので、と逃げ腰でした。
ラチがあかんと委託会社Bから電話させました。
一度、見てみないと解らないとの事。
「18時前後なら行けます」
「前後では困る、18時以降にしてくれたまえ」
「了解しました」
等のやりとりしました。
安心してのほほんとしていると15時頃来客です。
「お湯が出ないの大丈夫ですか」
そいつはお湯を見に来ました。
しかし直す事が出来ず帰っていきました。
何かおかしい。
早速Bに連絡。
「18時が今やったのは何でですか、18時にも又来るのですか」
すると、18時は行かないと驚きの返答。
よく解りません。
聞くとBはAから「こちらで処理するから」と言われたとの事。
やってきたのはAの人だったらしいのです。
AとBの二社掛かりで何をやっているのでしょうか。
このやり場の無い思い。
AとBどちらも責任をとらない感じ。
途方に暮れている所にたまたまガス屋さんが来ました。
これこれこうで湯が出やんのですわ〜と愚痴ると「ちょっと見てみますわ」と言って何やらやりだしました。
ガスの機械の汚れを取ったとの事。
すると何という事でしょう。シャワーがガンガンに蘇ったのです。
結局、お湯が出ないのは断水が理由では無くてガスだったらしいのです。
ありがたやありがたや。
何か無性にお礼をしたい衝動にかられた私は、冷凍庫で眠っていた塩サバを渡しました。
そのシャワーの神は帰っていきました。
その日の夜、神からお礼メールが届きました。上の写真はその人からのお礼メールに添付されていたモノです。
ただ、よく考えたら、加害者はガス屋Cではないのかとの思いは拭えません。







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横幅道中

投稿日:2011/03/21


何人かで、まあグループで道を歩く時は十分に気をつけましょう。
知らず知らずに横に広がると車や後ろから来る自転車の邪魔になります。
おばさんは何や言うと自転車を降りてしまいますし。
先日、駅前を歩いてました。
バッシュを履いてグレーのジャージを着た太めの男、ツンツン頭で上下細身のジーンズ着用の声の高い男、紅一点二カ所で髪をまとめたフレアスカートの女、気の弱そうな一番後ろを歩く眼鏡の男の四人組でした。
案の定、横に広がり後ろの私は抜くに抜けません。
暇を持て余していた私、後をつけてみる事にします。
観光なんでしょうか、待ち合わせの時間つぶしなんでしょうかフラフラと明確な目的地はなさそうです。
寺の由来等を読んでフンフンしています。
昔の地名を見てホウホウしています。
尾行に飽きた私。
追い抜く事にしました。
最接近した時にフレア女が「ニャー」と言いました。
驚いてよく見ると、フレア女は肩からズタ袋を掛けてます。そのズタ袋の中から小さな猫が顔を出しています。
猫は又「二ャー」と鳴きます。
フレア女が何かエサ的な物を与えます。
その隙に私は横をすり抜け、無事に追い抜く事が出来ました。
今思うと、あのグループは「ドラえもん御一行様」だったのでしょう。







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部位会議

投稿日:2011/03/19


鼻の穴と鼻の穴を分かつ肉壁を何と呼ぶかを決める会議を見学しに行ってきました。
その会は、部位会(ぶいかい)と言いまして、身体の部位の中で名称が一般的では無い部位に名を付けて広めるのが主な目的らしいです。
去年は、後頭部の後ろの出っ張りの部位を「チョッピ」と決めたとの事でした。
いかんせん、マイナーな会なのでまだまだ世間への浸透率が低いのが悩みらしいです。
主な名付け部位としては
・河童名残り(指と指の間の皮)
・耳山肌(耳の穴の横の出っ張り)
・ラビットライン(白目の赤い線)
・尻靨(お尻の両横の凹み)
・忘れな髭(頬の目に近い所の毛)
・弁慶の泣き所隣(ふくらはぎの側面)
等があるそうです。
今回の部位会は、会員全員が参加して(部外者一名:私)お昼の親睦会を挟んで5時間かかりました。
喧嘩腰で発言する方や多数決の時に意見を変える方、居眠りをしている方等どこででもある会議の姿でした。
今回はカタカナ派閥の案が採決され、「ノーズウォール」となりました。
浸透する事を陰ながら応援しています。







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謝謝大友

投稿日:2011/03/16


暖かくなってきました。車内ではすでに春を通り越して夏を感じることもあります。
行きつけの中華料理屋での食事中に達する体温の沸点も、徐々に低くなってきています。
麻婆豆腐を冬の間は5口目で汗が出ましたが、先日行った時は3口目で汗だくになりました。
街の中も、歩いてどこかへ行くカップルやら夫婦やらをよく見かけるようになりました。
出かけやすくなっているのですね、そんな私も陽気につられ街へ出ました。
これといって目的もなく、ただ方向だけ決めてフラフラと歩き始めました。
メルヘンさを醸し出しながら、道端にさくタンポポやらオオイヌノフグリやらを愛で、
「つくしはまだかなぁ」なんて呟きながら、鼻歌交じりで。
ちなみにこの時の鼻歌は「ff-フォルテッシモ‐」です。

知らない場所を歩くのはとてもおもしろいです。
初めてつながる道と場所。
番犬の責任程度に一応吠えてくる犬。
ミシュランが足跡を残しながら歩いているイラストを、バックプリントにした上着を着たおばあさんに何やら意味の分からない事を話しかけられて適当に笑顔で返してみたり。
ほのぼのです。
道端に椅子を出して焼酎飲む爺さんもいます。
私も少し汗をかいたので、喉を潤そうとジュースを買いました。
炭酸が喉をスパークして、爽快な気持ちです。
軽やかな足取りで散歩を続けていきます。

最初は「?気のせい、気のせい」と甘く見ていました。
しかし歩を進めるにつれ、どんどん明確に私を襲うものがありました。
そう、腹痛です。しかも下痢の予想です。
家まであと15分、気持ちいい散歩は一変肛門との戦いとなりました。
私の中で一気に攻めたり、はたまた様子をみたり絶妙な駆け引きで戦が行われています。
もう、タンポポとかどうでもいいです。汗は冷や汗と変わりました。
肛門付近に精神を集中し、頭の中で繰り広げられるマイナスイメージ=間に合わない自分を打ち消し、要らないことを考えないよう、歌を歌いました。
「ff‐フォルテッシモ‐」です。

愛ではなく便器がすべてでした。
力強く、力強く、歌いました。

間に合いました、フォルテッシモに支えられました。
大友康平に感謝します。





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班爺実録

投稿日:2011/03/09


温泉というか近場の風呂屋に行くと毎回思います。
「最近の若い者は礼儀がうんぬん」言うが、年寄りの方がよっぽど酷いやん。
以下実録。
吾輩は裸になり、まず洗い場に直行、頭顔手腹尻首足と細部までゴシゴシと洗う。流して洗い場に湯をかけて簡易清掃。おもむろに湯舟に浸かり手足を伸ばす。そこへ爺登場。洗い場素通りして湯舟にジャボン。
洗えや!(心で)
更に爺二人追加。湯舟の段差に三人腰掛けて半身浴スタート。オチの無い話を延々と。
どけや!(心で)
腹が立って着替え場に出ると、先に出た爺(別爺)がロッカーの前で全裸で椅子に座って涼んでやがる。
拭けや!(心で)
隠せや!(股間)
いらいらが募ってアカンと帰る事にして車に乗っての道、前を走る軽トラが左に右にと揺れ動く。抜くに抜けずトロトロと後をついて行く。見ると又爺(別爺)。横に婆。二人でパンを喰い喰いドライブ中。左の縁石に乗り上げそうになった後右の対向車とギリですれ違う。
紅葉付けたらオールOKや思うなよ!
一つの事もママならんのにながら運転すな!
と車内で怒鳴りました。
園芸店にヨタヨタと入って行きました。
パン爺と名付けます。







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兄貴体質

投稿日:2011/03/04
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生まれながらの子分弟分を作りやすい体質の為、色々な相談が持ち込まれております。
解決していきましょう。

1)ペタ子(伊勢市在住16歳)
「授業中にお腹がなって恥ずかしいです。どうしたらよいでしょうか」
解答
お腹がなった時、別の音でごまかしても大した効果は得られません。
学校で間食はできないので、食べることも方法として消えてしまいます。
いっそお腹がなる度に「とか言っちゃう」といちいち付け加えれば、その内あなたの持ちギャグになるかもしれません。
そうしたら逆にお腹がなるのを心待ちにする自分と周りの空気できてきます。

2)松山陽子(松阪市在住21歳)
「お母さんが犬(チワワ)の名前を「パトラッシュ」にしようと言います。どうしたらよいでしょうか」
解答
もし、パトラッシュにするとお母様が言いだしてきかないようでしたら
「そこまで言うなら、私もネロって名前に改名する!」と言って反抗しましょう。
陽子と呼んでいたのを「ネロ」とはなかなか言えないものです。
ただ、お母様も「そしたら私はアロアって改名するわ」と言うかもしれません。
その時は、ネロとアロアで仲良く過ごせばチワワもパトラッシュ化するかもしれません。

3)トーテムポル夫(住所年令不明男性)
「上司(男)が今度2人で温泉旅行に行こうと誘ってきます。どうしたらよいでしょうか」
解答
上司の誘いはなかなか断れないものです。ただ、ポル夫さんは「もしかして」の方をご心配されているのかもしれません。なぜ男二人きりで温泉に行かねばならないのか。断ることができないようでしたら、人間できることは準備です。
一緒の部屋に宿泊することになったら、さまざまなトラップを仕掛けましょう。
待ち合わせの場所には全身真っ黒な衣裳で登場しましょう。首には唐辛子リングをかけましょう。
部屋に着くと床の間にある生け花等は横にのけて、何か木彫りの人形を置きましょう。そして何か呪文めいた言葉をつぶやけば、そうそう手を出してこれないはずです。







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