二大巨頭

投稿日:2012/09/09
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キャベツと白菜が沢山採れすぎて安値になっています。
ある筋からの情報では、去年の5割〜6割の値段しかないんだとか。
消費者には嬉しい事ですが、農家側は出荷の自粛までして、価格を戻そうと必死です。
さて、今まで生きてきて色んな人に出会いました。
その中で「好物はキャベツ」な人や「白菜に目が無いんだよね」な人は、
一人もいませんでした。
もちろん、お好み焼きにはキャベツが必要ですし、
鍋シーズンには白菜はフル稼動の野菜なのは解っています。
でも『無きゃ無いでなんとでもなる野菜』の二大巨頭なのが、
この二つの野菜の最大の欠点なのでしょう。
キャベツは、サラダ系料理は全てレタスで代理ができますし、
唐揚げの付け合わせもポテトに置き換え可能です。
白菜の立場はキャベツより、もっと悲惨です。
鍋料理の白菜をキャベツに変えても、皿上の見た目はともかく味は美味いですし、
餃子の餡は、通常は白菜を刻んで練り込みますが、
キャベツに変えた方がアッサリしてて、私は好きなのです。
白菜の漬物もキャベツに変換できますし、
こんな感じで白菜は、良く似たキャベツに全て置き換えられてしまえるのです。
トンカツの横の千切りキャベツだけはキャベツでないといけません。
つまりキャベツさえあれば白菜は無くても良いので、
出荷自粛はキャベツだけにした方が、効果が早いのです。
農家の皆さん、参考になさって下さい。


カテゴリ:グルメ

偽山下清

投稿日:2012/09/05
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サラめし、という番組が好きです。
働く人たちの昼ごはんを取材した内容で、大抵弁当でこの人はこんな弁当などと
写真などにも納められてしまいます。
たくさんの職業を見る事もひとつの面白さですが、やはり他人の弁当というのは
「秘め事」のように、
おいそれと確認するものではありませんので、
どうどうと中身をチェックできるのが面白くて仕方ありません。
「取材」ということが加味されているので、たぶん通常時にはないくらいの丁寧さで、
登場する人たちの当人ないし母親、奥さんなどはその日の弁当作りに励むのだろうと思うのですが、
一人、「白飯にたっぷりの漬物」で挑んだ人がいました。
日の丸弁当よりかは、「塩気」の危機がない分美味しく食べられると思いますが、
ビジュアル的には「大丈夫か?」と問い正しくなる風貌です。
取材だろうがなんだろうが、これが俺の弁当だ!という姿勢は、
勇ましいというより切ない感じがして仕方がありませんでした。
そんなサラめし、最後の方には有名人の好きだった食事が紹介されます。
こないだ見た有名人は「芦屋雁之助」でした。
彼の好きだった食事は何だろうか。
「おにぎり」であってほしい、もしくはちょっと背伸びして「寿司」でもいい。
そんな気持ちをもって観ていると、彼の大好物は「卵サンド」でした。
撮影所近くの喫茶店、そこでまずはコーヒーを飲み、
卵サンドを食べて、ホットケーキで締めくくるのが定番だそうです。
それを撮影中は毎日、休みの日も来たりする。ということは、ほぼ毎日じゃん。
卵サンドは贅沢にも1人前で卵4個使用するということは、毎日食べたとして
年間約1400個の卵を消費することになります。
そして何より好物は「パン」であったこと。
きっとおにぎりを嫌と言うほど食べたのだろうな、と思うと
ちょっとだけ胸が熱くなったような気がしました。


カテゴリ:グルメ

時間変更

投稿日:2012/09/02
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サウンドライブラリーというラジオ番組が好きでした。
金曜の夕方に放送してましたが、いつの間にか終了してしまってました。
仕事に追われて疲れきった週末の後半の身体に、ピッタリな番組でした。
女の人が、ミニドラマを語って合間に曲が流れる番組です。
疲れてる時は、くだらない薄っぺらい会話を聞かされたり、説教臭い話をされるより、
起承転結がハッキリとしている「よくできた話を淡々と」の方が心地好いものです。
主人公は私と同年代の旅行会社に勤めるOLで、
客や同僚なんかとの出来事や心の触れ合いを一人称で語ってきます。
私は女では無いので、すべてに共感できた訳ではないのですが、
サバサバした女目線や、駄目な自分を奮起させる口調を楽しんでいました。
この前の土曜の昼食に、車でコロッケ弁当を食べていました。
コロッケにはソースをベッタリかける派です。
ビタビタになったコロッケを口に含みつつ米を頬張るのが美味いのです。
トンカツやメンチカツでは、いくらソースをかけても衣が強いので、そこまで軟らかくはなりません。
弁当のオカズの観点では、その点でコロッケに軍配が上がります。
その時突然ラジオからの、懐かしい声に気づきました。
サウンドライブラリーが流れていたのです。
思わずむせて咳込んだので、ハンドルやらフロントガラスやらに分裂したコロッケが飛び散りました。
ティッシュで拭き取りながら聞きました。
どうやら番組は終了したのではなく、放送時間が変更していただけみたいです。
相変わらずのローテンションっぷりの語り口調でした。
木村多江という人が喋ってるんだそうです。
私の中では『木村多江=コロッケ』になりました。


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腕時計考

投稿日:2012/08/20
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腕時計を見ると、昼の12時30分でした。
もうそんな時間かと、お昼ご飯を食べました。
暑さのせいか食欲はありませんが、
夏バテ防止の為にも、食事はきっちりとりたい主義です。
熱中症の予防策で、『喉が渇く前に水分を取るべし』というのがあります。
喉が渇いたと思った時には、すでに遅いので、
喉が渇いたと思う前に、水分を補給するべきなんだそうです。
冷静に考えれば無茶な策です。
コイツを実践するならば、常時水ばかりを飲んでいなければなりません。
それで水腹になったら、ろくにご飯も食べられずに、余計体力を消耗してしまう事でしょう。
そんな事を考えながら食事を終えて、腕時計を見るとほとんど時間が進んでいません。
がっついて食べると、満腹感を得るのに時間がかかるので、
ついつい食べ過ぎてしまいがちです。
その上、消化にも悪いのです。
出来れば、お米がドロドロになる位までじっくりと噛み砕くのが理想的なんだそうです。
そうする事によって、満腹感を得られ、消化を助けるのです。
そんな事を考えた後に腕時計を見て気づきました。
電池が切れてました。
正確な時間は10時15分、日付は4日前で止まってました。
その間ずっと見ていなかったんですね。
必要なんですか?


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電子寿命

投稿日:2012/08/13
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急に電子レンジがストライキを起こしました。
ご飯を温める時、便利なレンジには「あたため」というボタンがあります。
この「あたため」をピッと押すだけで、レンジの中の食材は温まる寸法です。
「あたため」の温度調整も可能で、「強」ボタンを押すとより温まる寸法です。
しかし、「あたため」も気まぐれな事が多く、ピッと押して40秒後くらいに
「ピーピロピー」と温まったサインを出してきますが、全く温かくない時があります。
そんな時は普通に2分とか時間を設定して温めることが多いのですが、
こないだはその普通に温めるやつが全く機能しませんでした。
いつものように時間を設定し、スタートを押してボーという音をたてながら
レンジは仕事をしていました。
「ピーピロピー」という音と共に蓋を開けると、冷たいご飯が鎮座していました。
ボタンを押し間違えたのかもしれない。
そう思い、再度同じように時間を設定しスタートを押しました。
そしてさっきと同じように蓋を開けると、やはり冷たいご飯が鎮座していました。
3度目の正直とばかりに、再度同じ作業をしても結果は同じでした。
「壊れてしまったのかもしれない」
とりあえず、熱い味噌汁に冷たいご飯を浸しながら夕食を食べました。
心の中に流れる音楽は槇原の「もう恋なんてしない」でした。
「君がいないと何にもできないわけじゃないと」
冷たいご飯を味噌汁で流したけれど、あまり美味しくない。
レンジが今までいてくれたおかげで得られた幸せを噛みしめながら、
この先の食事事情をどうしようかと考えていました。
冷たいご飯は食欲を減退させるようで、いつも以上に残してしまいました。
最後の確認で、もう一度残ったご飯をレンジに入れました。
少し感傷的になりながら、スタートボタンを押すとさっきとは何かが違う感じがしました。
みるみるラップが熱で浮き上がり、「ピーピロピー」という音と共に出てきたのは熱々のご飯でした。
「何やったんや!」と声を荒げるも、
「こいつぅ」的な感じでレンジをコツンとしたのです。


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伊勢饂飩

投稿日:2012/08/09
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昔、伊勢の川で仕事をしてる人達がいました。
舟で荷物を運んだり降ろしたりのハードな作業です。
お昼ご飯は、エネルギー補給に徹する為にデンプン主体のうどんでした。
揺れ動く舟上でこぼさない様に、汁を無くしてタレを絡める形にしたのが「伊勢うどん」の原形なんだとか。
考えてみれば、雑な料理です。
「汁がこぼれるのが嫌だけど、うどんは食べたい」→「汁を捨ててみよう」→「完成」の流れです。
それ程までして、たかが「うどん」を欲するモノでしょうか。
その情熱を、「汁がこぼれない器を開発」することに使っていたならば、
現代でも役立っているはずの新たな発明品が生まれていたでしょう。
例えば、エエ感じの水筒的な品物とかです。
更に言えば、一人前のうどんを食べる時間は、せいぜい15分。
忙しい仕事中でも、変わりばんこに行けば十分対応出来たはずです。
店側も各店が切磋琢磨の競争をして、讃岐に負けないうどん王国になったかもしれません。
舟を停泊させれば、社員全員がゆっくり楽しく食べれます。
グズグズではないコシのあるうどんが主流になったかもです。
「鵜飼を見物しながらのうどんは乙なもんだ」と観光客が押し寄せた事でしょう。
汁をなくす安易な方法を選んだ人は、どう責任をとるつもりでしょうか。

こんな事を、弁当を食べながら考えていました。
弁当は伊勢うどん2玉でした。


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青色赤色

投稿日:2012/08/01
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連日連夜暑い日々が続いています。
こないだ、久しぶりに墓参りに行ったら
水を汲むだけで滝のように汗が流れていきました。
こう暑いと食欲が落ちたりしますが、
私の場合は食欲はむしろ増すタイプなので、夏バテとは縁遠い体質です。
少しでも涼しい思いをしてもらおうと、「青い食品」が流行っているそうです。
とあるラーメン屋さんは冷やし塩ラーメンのスープの色を青くして出しています。
何で着色をしているかというと、
ガリガリ君ソーダ味にも使われている天然色素だそうです。
ガリガリ君と同じ、と聞いただけで冷たいイメージが沸きます。
また、青いカレーというのもあり、サンリオのキャラクター「シナモン」とコラボした
期間限定の「お空のひげシナモンカレー」というのもあるそうです。
ヒゲは青いのか、はたまたライスがひげの白ひげなのか。
色は青いけれど味はどれも美味しいのだそうです。
かき氷でも「いちご」と決めていたけど「ブルーハワイ」に惹かれてしまうのは、
食べ物とは程遠い色にある特別感なのでしょう。
そうすると、夏は青い食べ物で、冬は暖かい暖色系の食べ物を対抗せざるを得ません。
暖色系で思い出すのは、「ピンク色」です。
爺さんのももひきも、白色よりピンク色の方が、がぜん暖かく見えます。
そんな訳で、今年の冬は「ピンクラーメン」「ピンクカレー」で、
寒さをしのいで頂きたいです。
私が考えられる着色料は「たらこ」くらいなので、
うっすら「たらこ味」が予想されます。 キューピーの出番でしょうか。


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弁当会議

投稿日:2012/07/26
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「今日は恒例のお弁当会議です。そして私達念願のあの取材がやってきます。
皆さん、それ相応に準備してきましたか?どうですか、山田君。」
「はい!バッチリです。 彩りも考えた弁当を準備してきました。」
「さすがですね。では隣の星野さんはどうですか?」
「実は直前まで忘れていましたが、思い出して今日は5時起きで頑張って来ました!」
「それは星野さんの手作りかね?」
「えへっ。今日も母にほぼ作ってもらいました。私が寝ているようではいけないと、
横で卵を溶いたり、ご飯をよそったりしたくらいです。今度こそ頑張ります!」
「そうだね、いつもお母様に頼りきりでは仕事にも責任感が欠けるからね。では次は新見君。」
「すいません、弁当会議のことすっかり忘れていて・・・しかもあの取材ってことも・・・」
「何!? また忘れていたのか! 何度言ったら分かるんだ!
あれから君にはしっかり伝えているはずだよ?!・・・まったく・・・もう、いい。では次、中田君。」
「はい、えーっとちょうど娘の遠足とかぶって、なぜか私もキャラ弁に(笑)」
「中田君は奥さんがキャラ弁得意だからね、ちょうどいい宣伝になるじゃないか(笑)」
「ちょっと恥ずかしいですが、多くの人に見てもらえたら妻も喜ぶと思います。」
「いやいや、キャラ弁なんてなかなか作れないよ。奥さんの愛情が為せる技じゃないか。
私の所なんて・・・いや、話がそれてしまったね。では次三島さん」
「今日は取材なんで、インドカレーにしました。」
「斬新だなぁ。」
「昨日の残りのインドカレーと、出勤前に買ってきたナンを持ってきちゃいました。」
「いやいや、ナンをお弁当にするなんて素敵な発想だよ。私は好きだな。えー、では最後吉田君」
「恥ずかしいのですが、ごはんに焼肉のタレで焼いた肉をのせてきました。」
「まだ吉田君のところの奥さんは・・・」
「ええ、だいぶ調子良くなってきて、今日の弁当も作るって言い張ってたんですが、無理はいけないと思い・・・」
「その思いやりが奥さんを支えているんだ。作ってくれるって言ってくれただけでも嬉しいじゃないですか。」
「へへ、そうですね。私ももうちょっとレパートリーが増えるよう頑張りたいです!」
「今日の朝礼は以上です。あの取材もきっとうまくいくと思います。では皆さんありがとうございました。解散!
あっ、新見君は後から私の所へ来なさい」


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普通二杯

投稿日:2012/07/23
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車でラーメン屋に行きました。
知人に教えてもらった、昔ながらの小さなラーメン屋です。
二代目になってから、「味が落ちた」と言われていた時期もありましたが、
そもそも最初を知らないので、私にはさっぱり解りません。
形容しにくい独特の麺が気に入り、何度か通っています。
メニューはラーメンの普通と大盛・ライス・ビール・ジュースとなっています。
私が行けるのは、土曜日か日曜日か祝日ですが、
以前は日曜日は休みでした。
今はメニュー横に「日曜もやります」と書いてあります。
それの横に「ライスは平日のみ」とも書いてあるので、
私はラーメンの普通か大盛しか食べた事がありません。
ライスの味は未体験です。
つねに混んでいるので、毎回相席が当然なのですが、
皆さん同様、席に案内されながら「ご注文は?」「大盛」等のやり取りを済ませます。
今回案内された席は、オッサン二人組の向かいで、
横にテーブルが空くのを待つ椅子が置いてある席でした。
私が座ってすぐに、オッサン二人にラーメン普通が3つ届きました。
オッサンの一人はビールを飲んでいます。
二人は「きたきた」とか言いながら、一杯ずつ啜りだします。
真ん中に手付かずの一杯。
やがて先に食べ終えたビール無しのオッサンが、真ん中のラーメンを引き寄せ、たっぷりラー油をふりかけて啜りだしました。
やがて私の横の待合席に、老夫婦が座りました。
店員が「お二人ですか?」と聞きます。
夫の方が「うむ」と答えます。
「ご注文は?」
「普通3つ」
「お待ち下さい」
目の前に大盛が届きましたが、自分がちっぽけに思われました。


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田中夢子

投稿日:2012/07/20
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最近、気になる事があります。
それは時間があれば見ているクッキングパパの登場人物「田中」と「夢子さん」の恋愛模様です。
クッキングパパを見始めた時、「確か田中と夢子さんは結婚していたような気がする」という
昔見た時のぼんやりした記憶があったので、その体で見ていました。
田中と言うのは、鞄を持たずに外回りをする営業マンで、口だけは達者なダメ男です。
夢子さんはそんな田中の先輩事務員さんとして、パパの勤務する会社で日々仕事をしています。
夢子さんは妻子あるパパの事をこっそり好いており、田中に対してはそんなそぶりを見せていませんでした。
一方田中は、フラれる事が日常化したモテない男の為、
相手が誰であろうが結婚してくれたら良しとした部分があり、
夢子さんに一途に思いを寄せていたわけではありません。
そんな2人なので、回を重ねても一向に仲良くなる気配がありません。
私の記憶は間違いだったのだろうか。
そんなクッキングパパも、もうすぐ最終回を迎えると告知してきました。
2人の仲は全然進行していません。
ところがこないだ、急に展開し始めました。
夢子さんがある男性と喫茶店で話しているのを田中が目撃します。
翌日、夢子さんにその旨を話すと、同級生であることと、今度結婚することを言います。
田中は勘違いをし、夢子さんが結婚すると思い、だいぶヘコみます。
そして最後の思い出にと、田中がパパに教わって夢子さんへのプレゼントの料理を作ります。
その蟹料理を夢子さんに渡し、「結婚しても時々は、俺の事思いだして下さい」と結構気持ち悪い言葉を残して去ろうとした時に、
勘違いである事が告げられ、なぜか夢子さんが田中に「もうそろそろ結婚してもいいぞ」って言うのです。
それでその回は終わってしまったのですが、
そもそも2人は恋人であることがなかったはずなのに、結婚してもいいと思えるのがスゴイです。
そしてもっとスゴイのは、こんなアニメの事をこんなに熱く見ている自分自身の日々における楽しみの少なさ加減です。 クッキングパパですよ。
そして今夜もワクワクしながら見る予定です。


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