小海老味

投稿日:2012/07/14
nikumaki.jpg

先日、家の玄関を開けるとそこにゴキブリがいました。
開けてすぐでしたので、もしかしたら家の中にいて、
コイツも一緒に外に出たんじゃないかと思うくらいでした。
実家からもらったゴキブリだんごをゴキブリの気持ちになって、
あちこち配置したのは数か月前。
それでも必ず毎年一匹は見かけます。
そしてこないだとうとう部屋に出没しました。
朝、起きたばかりの私の前に「しまった!」と言わんばかりに、
カサコソと動き回るゴキブリを寝起き一発で仕留めました。
それ以来、ゴキブリの姿は見なくなりましたが、
ネットで「ナポリにゴキブリ大量発生」という記事を見つけました。
その記事の写真部分にゴキブリが載っており、
記事とは関係ないが養殖された食用ゴキブリと紹介されていました。
ゴキブリは食べれるものなのでしょうか。
調べてみました。
ゴキブリ類は無毒で味も良いと、百年ほど前までは世界各地で食べられていたそうです。
ロンドンではゴキブリのペーストをパンに塗って食べ、
イギリスの船員は船の中でゴキブリを捕らえ、生で食べ(小エビのような味という)、
タイの少数民族の子供たちはゴキブリの卵鞘を集めてフライにして好んで食べる。
中国南部では古くからゴキブリを食べていた…そうです。
さらに薬用としても使用されており、効果はさておき、
ゴキブリとナメクジとブタの胆汁を混ぜて梅毒に(中国)、
ゴキブリ煎茶が破傷風に(アメリカ)、
ゴキブリ酒が風邪に (ペルー)、
黒焼きが寝小便、つぶして霜焼け軟膏に(日本)等。
しかも、これらはすべて迷信ともいいきれないそうです。
国や年代が違えば部屋に現れるゴキブリは「おっ!食料!」と思っていたのでしょうか。
私は小エビのような味がするなら、迷わず小エビを食べたいです。


カテゴリ:グルメ

鶏肉鎮座

投稿日:2012/06/27
sikenai.jpg

何か簡単な感じでご飯を作れないかとネットを調べていました。
すると、ケンタッキーフライドチキン混ぜご飯というのを発見しました。
ちゃんとレシピを確認していませんが、
見た感じ、炊飯器にごはん。
その上にチキンが座っているので、きっとご飯を炊く際に
チキンを乗っけたような容貌です。
それがとても美味しいそうです。
また、別の人はご飯の部分に工夫を凝らして、
水の部分をトマトスープにして炊いていました。
もちろん、米の上にはチキン鎮座の容貌です。
他にもたくさんのケンタッキー活用方法が出ていました。
贅沢なことに、「余った場合の活用法」です。

・カレー
・チキン南蛮
・お茶漬け

カレーとチキン南蛮は何となく分かる気がします。
応用編という感じがします。
お茶漬けはどうでしょう。
書いてあるのは、ご飯・チキン・お湯・こしょう、でした。
あっさりと片づけたい時にはぴったりなのでしょうか。
思い切ってやってみた青春時代のようなものでしょうか。
他にも驚いたのですが2つほど、チキンの骨から出汁を取るというのが書いてありました。
そのスープをラーメンにしてみたり、鶏鍋にしてみたりするそうです。
ケンタッキーに関して、骨まで利用しようとする気持ちはエコ精神の極みですね。
何も無駄な部分はない、アンコウのようなケンタッキーですが、
私は普通に食べれる分のみ購入して、
味わって、油でベタついた口や手を拭いて、
骨は普通に捨てるでしょう。
これまでも、これからも。


カテゴリ:グルメ

店頭地獄

投稿日:2012/06/23
ponde.jpg

歩いてドーナツショップの前を通りました。
店に近づくとカラコロと鐘の音が響いていました。
その日はセールをやっていたのですが、
あいにくの雨で客足が鈍かったのでしょう、
男性店員が必死に呼び込みをしていました。
「ドーナツ90円ですよーっ」と叫ぶ勢いで言っていました。
段ボールの箱を平たくしてビニール紐を装着した、おそらく自家製のボードを首から下げていました。
ボードを読むと『ドーナツ90円』と書いてありました。
『舞台の練習で台本替わりのボードを読んでいるのか』はたまた『罰ゲーム』か『忘れっぽい』のかと考え、つい微笑んでしまいました。
私の微笑を好意的に受け取ったのか、男性は私に向かって「ドーナツ90円です、美味しいです」と言いました。
彼の足元には、子供用のプールが置いてあり、水風船が水面一杯に浮かんでいました。
ノルマでこの水風船が無くなるまでは、店頭で叫び続ける仕組みかもしれません。
「お腹一杯でドーナツはいらないんですけど、水風船は貰えるんですか?」
「ドーナツを買って頂いた方だけなんですよ〜」
なにやら心底残念そうです。
「そらそうですよね〜」と私は返しました。
立ち去る時に、横で小さな女の子がライオンの着ぐるみと握手をしていました。
「お母さんは?」と男性が尋ねると
「中で買い物」と答えてました。
それから私は用事を済ませて30分位後に、又ドーナツショップの前を通りました。
ライオンと女の子は、まだ握手をし続けていました。
女の子の握手をしてない方の手には、二つの赤と黒の水風船が握られていました。
もはや、男性の声は随分と小さくなり、ライオンは椅子に座って下を向いてしまってます。
男性が私をチラッと見たので「ご苦労様です」と言いました。
カラコロとひときわ大きい鐘の音で見送ってくれました。
ライオンは右手以外は動いてませんでした。


カテゴリ:グルメ

有名税的

投稿日:2012/06/22
ame.jpg

なぜでしょうか。
なぜ、このようなメールが送られてくるのでしょうか。
そもそもの間違いは文章の冒頭からです。
私は飲食店を経営していません。
大前提です。
しかし、どうしても店長に仕立て上げたいのは、
私の溢れんばかりの魅力が成し得る、
言わば有名税的なものなのでしょうか。

以下、私のファンと思しき方からのメールです。


--------------------------------------

○○○○ ○○店 店長様

先日、知人の伊藤さんが貴店をうかがい、
貴店は素晴らしいとのことで、ご紹介を受けました。

伊藤さんは、貴店の料理の味はもちろん、
店内の雰囲気、接客も申し分ないとのことで、
至福感さえ味わったと絶賛しておられました。

伊藤さんに代わって御礼申し上げます。

これもひとえに、店長様の陰日向の努力の賜物と お察しいたします。

私も是非一度、貴店へおうかがいし、
貴店の素晴らしさを堪能したいと存じます。

また、その際は店長様のお話を拝聴し、
後学の資とさせていただければ至福の至りでございます。

申し遅れましたが、私、鈴木誠次朗と申します。

私のプロフィールについて下記に掲載されておりますので、
お見知りおきくだされば、幸いです。

http://●●●●●


前回、同じようなメールを送ってきたのは

全国グルメ愛好会 ID【0832】
鈴木 淳子

でした。
どうやら2人は関係がありそうです。
そのうち伊藤さんからも熱いメールが送られてくるのでしょう。


カテゴリ:グルメ

毎週情報

投稿日:2012/06/16
tai.jpg

某ファーストフード店のメルマガを登録しています。
欲しい情報としてはクーポンなのですが、
毎週欠かさず送ってもらっていても、
そこまで頻繁に利用しないのが現状です。
クーポン以外にも新商品の情報や今だとこの価格で楽しめるよ、
とか盛りだくさんな内容の中に、ツイッターでつぶやくと、
抽選で何かが当たるとかいうのがありました。
つぶやき方は『○○なう』です。
○○内には商品名が入ります。
その場合の効果としては、やはり商品の宣伝効果でしょうか。
○○の文字をたくさん見た人がそれを欲するという仕組みなのでしょうか。
映像を見ると欲するということはあります。
お昼にラーメンを食べたとしても、
15時頃、テレビでラーメン特集がやっていたら欲しくなります。
だけど文字だとどうでしょうか?

『エビフライなう』
『サンドイッチなう』
『うな重なう』
『モンブランなう』
『生中なう』
反応するのは生中くらいでしょうか。
「なう」というのが今一つな気がするので、
「もらう」とするとどうでしょうか。

『エビフライもらう』
『サンドイッチもらう』
『うな重もらう』
『モンブランもらう』
『生中もらう』
とたんに、うらやましくなってきました。
しかし、購買意欲はうんと下がりますね。
ツイッターの仕組みが分かっていませんので、
また、良さそうな語尾が出てきたら報告したいと思います。


カテゴリ:グルメ

相席旅情

投稿日:2012/06/04
kamasu.jpg

こないだ久しぶりにラーメンを食べに行きました。
そこにはかれこれ2・3年前くらいに行った以来の来店です。
11時開店に合わせて10時50分くらいに到着するとすでに並んでいました。
中は満席で、食べ終えて出てくる人もいました。
一体彼らは何時に来て、これは何飯になるのでしょうか。
その店は相席になるのが当たり前なので、私もサッと知らないおじさん一人客ゾーンに座らされました。
メニューはラーメンしかなく、普通か大盛かを言って待つだけのシステムです。
ラーメンを待つ間、ラーメン屋らしい週刊の雑誌やマンガなどがアチコチに置かれているので、それらを見てやり過ごします。
同テーブル内で一斉に読書の時間となります。
たまにおじやんが読み終わった新聞を別のおじやんが『あっそれ、スイマセン』と回し読みの方式がとられたりします。
そうこうしていると一人のおじやんの前にラーメンが運ばれます。
そうすると『ズルッズルズルッ』というBGMが流れての読書です。
口の中には唾が溢れだします。
一番最悪なのは、自分以外の人全員が食べている環境です。
ラーメンをなるべく見ないよう、マンガに夢中になるしかありません。
相席なので4人掛けテーブルで自分以外はグループとなる場合もあります。
そんな時に自分だけラーメンが運ばれてくると、時々ラーメンに鋭い視線が投げかけられる時があります。
晒されている感があります。
グループは必ずしも読書をするとは限りません。
談笑でラーメンを待つこともあるからです。
その間にチラチラとラーメンをチェックするのです。
相席にはドラマがあります。 唾液の数だけのドラマが。


カテゴリ:グルメ

非常用袋

投稿日:2012/06/02
kigen.jpg

非常用袋の点検をしました。
缶に入った菓子パン、シーフードラーメンとキツネうどん、缶のお茶6本、カンパンの賞味期限が切れていました。
これらは袋の中の食料品の全てでした。
急遽その日の昼ご飯は、ラーメンとうどんに決定しました。
お湯が沸いたので、ナイロンを剥がしフタを開けます。
シーフードラーメンの中身は茶色くなっています。
例えるならば、カレーラーメンの色合いです。
キツネうどんの方は変色してませんでしたが、
乾燥アゲがブヨブヨとふくらんでいます。
ラーメンが科学的、うどんが堆肥的との違いはありますが、どちらも凄い臭いを発しています。
勇気ある決断で、お湯を注ぐ前に捨てる事にしましょう。
が、中の麺がカップとくっついてて、振っても出てきません。
ラッピングしていたナイロンを読むと賞味期限は3年を越えていました。
仕方ないので、菓子パンにチェンジです。
パカンと缶を開けると、紙に包まれたレーズンパンで、カビは生えてません。
臭いは酒そのもの、触感は超シットリ。
おそらくレーズンのラム酒が前面に押しでてきてるのでしょう。
コレも捨てました。
結局、その日の昼ご飯はカンパンのみとなりました。

もしも、この非常用袋を使う状況になっていたとしたら、私は避難所でどんな思いをしたのでしょうか。
まだお茶は6本とも残っています。


カテゴリ:グルメ

舌上組曲(13)

投稿日:2012/05/24
coffee.jpg

世紀の天体ショーと騒がれた日食、皆さんの地域では見れましたでしょうか。
朝の7時前から、隣の小学生が外で騒いでいました。
「見えたーすごーい」と大きな声で叫び出します。
近所迷惑な事、この上無し。
ココでようやく父親が動きます。
窓をガラッと開けて
「オイッ○○!」と怒鳴りました。
通常では、○○ちゃんの泣き声2分前の近所ではお馴染みの展開です。
しかし今回は
「お父さんにも眼鏡貸して!」と続きました。
コケました。コケた拍子に日食が見えました。

そんな事はさておき、『男女ごはん』のお時間がやってまいりました!

今回のメニューは
オムうどん

材料(一人前)
・ゆでうどん 1玉
・卵 1個
・ケチャップ 適量

[作り方]
1)油をひいたフライパンにうどんを入れほぐしながら炒める
2)めんがほぐれたらケチャップを入れる
3)うどんをフライパン全体に敷き詰める
4)溶き卵を投入する
5)まわりが固まりだしたら半分に折りたたみ、ケチャップでメッセージを書く
出来上がり!
クレーム不可!

たとえ「和」の要素をもっていても、
サラッと「洋」に変えるのが一流の料理人です。
メッセージにはふだん言えない言葉を添えるのが
夫婦円満の秘訣です。


カテゴリ:グルメ

麺雰囲気

投稿日:2012/05/16
kasi.jpg

高校の時、何故かたらこスパゲティーが流行りました。
私も誘われて行ってみましたが、その当時は何が旨いのか分かりませんでした。
たぶん、料理の味そのものよりも、そのお店に不釣り合いな自分が行くことへの
居心地の悪さ等も含んでの評価だったように思います。
高校生であったことと、そういうお店が少なかったこともあって、
私の周りの洋食は「グラタン」「ハンバーグ」「ナポリタン」「たらこスパゲティー」くらいしか
登場することはありませんでした。
高校を卒業し、都会へ行くとグッと洋食の幅が広がります。
まず、店の数が違いますし、メニューの数も違います。
スパゲティーも「ペペロンチーノ」や「ボロネーゼ」に始まり、
「アマトリチャーナ」「ペスカトーレ」「カルボナーラ」「ジェノベーゼ」など、
今まで知らなかったカタカナにたくさん出会いました。
そして「〜風」というのもちょいちょい見かけました。
「イタリア風」やら「スペイン風」などは
「チーズが入っているのだろうか?」などよく分からないなりにも
味の想像を膨らませる事ができましたが、
「森の木こり風」などは全くもって分からないものでした。
それらもクリアし、年を重ねると今度は「〜と共に」や「〜を一緒に」など
丁寧に教えてくれつつも全くこっちサイドには伝わらないものに出会ったりします。
例えば「フレッシュトマトのヴァリエ スマックの香りと共に」などは
分かるものは「トマト」くらいで、あとの「ヴァリエ」も「スマック」も
何のこっちゃ分からない、未知なるものです。
そういったものは店の人に「何ですか、これ?」と聞けば分かりますが、
「鴨のソテー 天使のきらめきとオレンジをあしらって」などとあれば
「天使のきらめき」にだいぶ引っ掛かりますが、これは聞きづらいものです。
それが料理に含まれるのか雰囲気なのか、微妙なところだったりします。
もし、雰囲気だった場合、シェフがどんな気持ちでメニューを考えているのでしょうか。
それらもクリアした頃には一体何が待ち構えているのでしょうか。

「悪魔風」は「血っぽい」から「トマト煮」なんだそうです。


カテゴリ:グルメ

麦酒修行

投稿日:2012/05/13
koi.jpg

若者のビール離れについての記事を見ました。
今の若い人は外で飲む時も、家で飲む時も
ビール以外を選択する方が多いそうです。
なぜ、ビールを飲まないかというと「苦い」というのが理由だそうです。
また、初めてビールを飲んだ人の多くが「美味しくない」と感じながらも、
会社での飲み会等で口にする機会が増えると「苦い→うまい」に変わるようで、
不況の今は会社の飲み会自体が少なくなってきているので、
若い人たちはそういった機会にあまり縁がなく、ビール離れをしているということでした。
ちなみにビールがうまいと感じるまでビールを飲む事は「ビール修行」というそうです。
修行するほどビールは魅力的で手中に収めたいものなのか。
ビール好きな私としては「うん、うん」とうなずく反面、最近は心配なこともあります。
それは「痛風」です。
モヤさまで三村が痛風で大変そうな様を見たりすると、
痛風にはなりたくないと思いながらビールを飲んで見ています。
イメージとして痛風は金持ちがなりそうな病気、という偏った想像をしてしまいます。
高級食材イコール痛風材料といった図式です。
私の普段の食事内容ではビールくらいしか当てはまらないものの、
もし痛風になったら「こいつ、贅沢しやがって」などと思われるのは癪に障ります。
そのビールでさえも第何くらいのビールか分からないくらいの安物です。
外食も「牛丼・スガキヤ・たまに中華料理」といった庶民の味方にしか行けません。
焼肉を食べたのははるか昔のことのように思います。
最近食べた高級食材は実家に帰った時にごちそうになった「ウニ」くらいです。
そのウニも、前に食べたのはいつだっただろうぐらいぶりでしたので、
「こんなにうまいもんなんや!」と感動をしてしまったものでした。
そんな慎ましい生活なのに、もし痛風にでもなってしまったら。
若者以外のビール離れは「痛風怖れ」という記事を見かける日もあるのでしょうか。


カテゴリ:グルメ