小吉末吉

投稿日:2011/12/10
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最近、よくのど飴をナメています。
今ナメてる商品が買ってから気付いたのですが、女学生向けでした。
味はフルーツ味のいたって普通なんですが、パッケージに落とし穴がありました。
個包装になっている一つ一つに「ハッピーおみくじ」と言う名の占いが書かれています。
『吉…新しい出会いがありそう。キャンディを一緒に味わいながらおしゃべりすれば、すぐに仲良くなれるかも。』
『小吉…あなたの能力が評価される日になるかも。これまでの努力が報われるみたい。自分へのごほうびに大好きなキャンディを。』
『小吉…新しい展開の予感。どう進んで行くのかは、あなたの気持ち次第。キャンディをなめながら、よく考えて。』
『末吉…遠くにいる友人と再会するチャンスがあるかも。キャンディをなめながら思い出話に花を咲かせて。』
『大吉…ビックリするくらい勉強や仕事がはかどりそう。キャンディをなめて、さらに効率アップ!まわりから注目されちゃうかも。』

一つ一つへのツッコミは脳内再生でお願いします。
ちなみに「凶」はありませんでした。
『凶…靴紐が切れたりアキレス腱が切れたりしちゃうかも。気分転換にキャンディをなめるとのどに詰まらせちゃいそう』
吉と小吉と末吉のパワーバランスがよく解りませんが、平均すると私の運勢は0.8小吉程度だと思われます。


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火鍋水缶

投稿日:2011/11/26
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15年程前にコンビニでアルバイトをしてました。
最初は「レジ打っとりゃええんやろ、簡単やん」ってナメてました。
実際は想像以上に色んな仕事があり馴れるまでは、かなりアタフタとしていたものです。
色んな仕事の中で個人的に好きだった仕事はオデン作りです。
汁と一緒に密閉されたコンニャクやらゆで卵や大根、練り物。それらに熱湯をかけて洗い、鍋に並べます。ツユを注いで火にかけ出来上がり。
名古屋圏だったので牛すじはミニポットに隔離して設置し味噌味にしてました。
行儀良く並んだオデンを崩されるのが嫌で、オデン屋のオヤジ気取りで子供らに取り与えてました。
「今日ははんぺんと野菜ボールがオススメだよ〜」とは言いませんでした。
高速の出入り口から最寄りの店でしたので、今は無きハイウェイカードもよく売れてました。
いまだに使い方は解りません。
外の駐車場の掃除も毎日行いました。
ある時、クッキーの缶が捨てられてました。
40cm×30cm位の贈答用の立派な品物です。
持つとズッシリ重く、何故かピチャピチャ音がします。
開けてみたら、波々と小便が入ってました。
高速道路で尿意に負けたのでしょうか。
その日はオデンを作りませんでした。


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開店準備

投稿日:2011/11/06
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朝9時半頃にラーメン屋の前を通りました。
店の入口に若い男性が一人立ってました。
扉には営業11時からと書かれています。
気になって何をしているのか聞きました。

「すいません」
「(ビクッとして)何か?」
「ここで待ち合わせですか?」
「(不審な顔で)違います」
「ひょっとして開店待ち?」
「(後輩を見る目で)あん、ああそう」
「でもそこに11時からって書いてますよ」
「(首をフリながら)あのねーココで食べた経験は?」
「無いです、旨いんですか?」
「(見下して)なるほどね、じゃあまあしょうがないな」
「何がです?」

と聞くと、
・この店の特製トンコツは絶品
・ただし一日限定10杯のみ
・チャーシューは炙り
・最近つけ麺を始めた
・店の店主は独学でノウハウを習得した
・店主はバツイチ
・水はセルフサービス
・とにかくラーメンマニアならば一度は食すべき
等の情報をとうとうと語りだしました。
青いチェック柄のシャツの袖をめくりだし、身振り手振りで物凄い熱の入り方です。
いい加減ウンザリしてきた私。

「そろそろ行きますわ」
「(驚いた顔で)食べないの?」
「ちょっと予定がありまして…」
「(残念そうに)そう…そうだ、僕もやる事があったんだ、忙しいんだった」
「えっ何するんすか?」
「(喜々として)仕込みチェックだよ」
「ん?」
「(口元に笑みをいれつつ見下した風に)スープ、チャーシューの今日の仕込みぶりをチェックしなきゃね」
「そのために開店前から来てるんすか?」
「(こちらのセリフ途中から頷き始めながら諭す様なトーンで)換気扇からの空気が変わったでしょ、解る?コレはね…」

長くなりそうだったので退散しました。
もう一度、11時前に見に行きました。彼は一人で立ってました。
後ろに並んでる人はいませんでした。


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花椒油味

投稿日:2011/11/05
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CookDoの中華合わせ調味料を購入しました。
「豚肉ともやしの香味炒め用」という品です。
外箱には使用料理例として、美味しそうな写真が載ってました。
細切りの肉片とモヤシと緑の物はピーマンでしょうか。奥には卵スープみたいなのもぼんやりと写ってました。
辛味さわやかな花椒油(ホアジャオユ)が味の決め手みたいでした。
昔から肉単体料理より、野菜と合わさった肉料理の方がずっと好きです。
よく解らない方のために説明すると
「ステーキ・ハンバーグ<<ニンニクの芽炒め・豚の生姜焼き」と言う事です。
『生姜焼きは肉じゃん』とのクレームが聞こえてきました。
私は生姜焼きを食べる時は、同時に山盛りの千切りキャベツを生姜のタレに浸して食べるのです。理にかなってます。
そんな私ですから、この中華合わせ調味料に惹かれたのも当然です。
箱の裏面に作り方と材料と時間が書いてあります。
僅か15分の簡単な工程で『花椒油の香りと辛みが食欲をそそる、本格的な中華炒めメニュー』が食べれるのです。
写真の緑の物はピーマンではなくニラだったとも解りました。
側面に目を向けると『小麦・大豆・鶏肉・豚肉を使用』とアレルギー物質対策も表記されてました。
使用されてない物質として『そば・卵・乳成分・落花生・えび・かに・あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイ・牛肉・くるみ・さけ・さば・バナナ・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン』が書かれてました。
使用してなさすぎやなと思いました。


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鍋後始末

投稿日:2011/11/03
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鍋の季節がやってきました。
寒い季節には週イチで欲してしまう食べ物です。
こないだとある鍋をしました。
食べ終わり片付けをし、キレイに鍋も洗い就寝しました。
翌朝、鍋をした室内が鍋臭で充満していました。
換気をし、臭い取りの液体をカーテンやらじゅうたんやらに吹き付ける処置を施しました。
特に鍋料理は匂いが残りますので、その対処は手慣れたものです。
1日過ぎれば臭いも消えると思っていましたが、
2日経ってもまだ鍋臭がしています。
おかしいなぁおかしいなぁ、怖いなぁ怖いなぁと原因を探っていました。
カーテンを嗅いでもじゅうたんを嗅いでも、鍋臭はしていません。
探索犬の様にあちこちのものを嗅いでまわります。
すると発見しました、臭いの根源を。
なんと土鍋でした。
染み込んだ鍋臭はとても手強そうです。
再度ガシガシ洗い、2回ほど鍋で湯を沸かし乾かしてみました。
しかし翌朝、やはり漂う鍋臭。
薄めのハイターに浸け置き一晩。
しかし翌朝、やはり漂う鍋臭。
知恵を絞り、牛乳を水で薄め鍋に張り沸騰。
洗って乾かし、嗅いでみると「臭くない!」
ほのかなミルク臭は多目にみて、ようやく鍋臭との戦いが終わりました。
鍋をしてから一週間、長い長い戦いでした。
ただ若干テーブルからも臭いがするような気がしますが、牛乳でテーブルを拭く勇気だけは湧きませんでした。


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饂飩写真

投稿日:2011/10/27
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うどん屋に昼飯を食べに行きました。
注文してマンガを見ていたら、私より先に来ていた女性二人組に『伊勢うどん』が二つ運ばれました。
旅行者っぽい大荷物を横の椅子に乗せた女性達でした。おもむろに鞄からカメラを取り出してパシャリパシャリと『伊勢うどん』を撮りだしました。
ようやく割り箸を割ったのですが、今度は麺を箸でつまみ上げて又パシャリ。
その後も、
半分位食べてはパシャリ。
テーブルの天かすをどっさり後載せしてはパシャリ。
メニュー表を見てメモを取りつつのパシャリ。
食べ終えた器をやっぱりパシャリとして帰っていきました。
会計を済ませた私が店の外に出るとシャッターを押してと頼まれたので、看板が入る様に撮ってあげました、半笑いで。
数ヶ月前のそんな出来事。
最近、家の近所にタイだかバリだかのランチもやって夜は酒も飲めるみたいな飲食店がオープンしました。
しばらくすると私の部屋の電話に、そのお店への予約やら問合せがちょくちょく入りだします。
お店に電話して聞いても心辺り無し。
ネットで調べて調べてしまくったら、誰かのブログ日記に『美味しかったよ(。・_・。)ノオススメ』のコメントや多数の写真と共に私の電話番号が載ってました。
注意して下さい。


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混雑技団

投稿日:2011/10/19
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ケンタナルドというのは、中国で展開されるファストフードのチェーン店です。ハンバーガー、フライドチキンの他、中華スープなんかもあるそうです。
その店先のベンチに座るカーネルおじさん風とドナルド風の人形が仲良く肩を組んで写真に写っていました。
一緒にしたい、なんて思ったことのない私からすると想像以上のコラボです。
コラボじゃないんですけどね。
やるなぁと思ってしまいました。
その内「すき野家」ってのができてたり、「ブロンコドンキー」とか。
王将の中国版の「玉将」が日本で本家よりヒット。
やっぱ本場の味は違うねーって。出てくるかもしれません。
やっちゃえパワー、半端ないですね。
ケンタナルド、発想としてはワカメがハンバーグとエビフライが一緒になればいいのに的ですが、
果たしてそこに中華スープを加える必要があったのか疑問です。
もしくは訴えられた時のオリジナリティーの主張なのかもしれませんが。
やっちゃえパワー、決して真似したいとは思いません。


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白大好物

投稿日:2011/10/10
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好きな食べ物の件を考えてみると、「白い」という共通点が浮かび上がりました。
代表する所では米ですね。
味飯系統より昔からずっと白飯派です。
「最期の晩餐は何にする?」の質問には「塩むすび」と答えていた時期があります、真顔で。
あとはグラタン。小学校三年の時に張り切った母親が初グラタンを作りました。海老でです。
フォーク使用と相まって、その時の衝撃は忘れられません。
次にトロロ汁。山芋をすり鉢でゴリゴリ擦ってダシで延ばします。
丼三杯が自らに課したノルマでした。
餅も外せませんね。
醤油に付けて焼くのも焼いた餅を醤油に付けるのも、どっちも仲良くしようやと自信を持って呼びかけられます。
ここ最近の好物は「ブルーチーズパスタ」です。
ブルーチーズをフライパンで生クリームと混ぜ溶かした物を固めのスパゲティと混ぜるだけ。
店で食べて感激し、再現したシロモノです。
チーズ関連でもう一つ、
こういう格言があります。
『チーズかけて焼いたら何でも美味い』
詠み人は私です。


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本命薄鍋

投稿日:2011/10/06
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一気に寒くなりました。
テレビのCMも冬支度を匂わせます。
コンビニでバイトしていた時、冬といえばおでんでした。
ほぼ毎日同じ時間にワンカップを買いにくるおじやんの、
酒の肴冬期部門はやはりおでんです。
だいたい毎日くるOLさん風の人も、冬場は甘いもの(通年)とおでんの取り合わせが多かったです。
私は仕込みから販売までおでんを見ているので、
そうなってくると食べたいと思うことはありません。
ワンカップおやじも毎日では嫌になったりしないのかと疑問を抱いたことがあります。
毎日見ていれば嫌になる、例えばケンタッキーに勤める人は、ケンタッキーを嫌になったりしないのかと。
あの香りに日々包まれて、あのフォルムを日々視線に捉えて、プライベートでもわざわざ食べたりするのだろうか。
チキンラーメン工場に勤める人はプライベートでチキンラーメンを購入したりするのだろうか。
とはいっても、夫婦間と同じで時々浮気心が芽生えても、やっぱり戻ってくるのは安心できる存在だからでしょうか。
ワンカップおやじにとって、おでんの大根は奥さんだったのかもしれません。
さしずめ魚肉ソーセージは浮気相手なのでしょう。


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老女濾過

投稿日:2011/10/05
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とある場末のスナックがあります。
スナックはあまり好きではないのですが、
唯一知った顔で行く場所です。
席に着くとお通し的に毎回変わったものがでます。
こないだはスライスハムが出ました。
スライスハム、久しぶりに食べました。
みんなカラオケを歌います。
そしてみんなで盛り上がります。
一人のオバサンが、テレビに出ているあやまんJAPANの真似をオバサンフィルターに通してしています。
フィルターに通すと2.5倍ほどテンポがグダクダになります。
それをすると、いつも大人しそうにカウンター内で酒を用意したり伝票を書いたりしているホステスさんの立ち位置(ホステスさんと言い切れないのは、いつもTシャツにジーンズだから)の人が爆笑を密かにこらえていました。
ツボなんだなぁと思いました。
そこのママさんも、だいぶお年を召しつつやはりTシャツとジーンズです。制服かもしれません。
昼間から開いているこのスナックは、確か休みが週イチだったと思います。
夜はそこまで遅くやってないですが、夜2時頃店の前を通ると、誰もいないソファーに突っ伏して寝ているママさんがいました。
その次の日も朝の10時には開店の準備で店にいました。
世の中の若者よ、頑張って働こう!


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