新聞の広告欄に「小さいおじさん」という文字を見ました。
「全国で発見多数」「証拠写真付」とも書いてあります。
そういえばテレビで「小さいおじさんを見た」という芸能人が
嬉々としてしゃべっていたのを思い出しました。
小さいおじさんはどうやら妖精らしく、窓辺にいたり、
バイクに乗ったり、お風呂にいつの間にか浸かっていたりするそうです。
たいていのおじさんの容姿は背丈８〜２０cmくらいのジャージ着用らしいです。
妄想か、幻想かは分かりませんが、
ジャージを着た小さいおっさんがウロウロしていたら怖くてたまりません。
そもそも、そのおっさんは一体何をしているのか。
座敷わらしのように、いた場合のご利益的な物は何かさっぱりわかりません。
そして何故ジャージなのか、にも。
妖精という言葉で思い出されるのはムーミンです。
彼らがカバではなく妖精であると知った時、妖精って何だろうと思いました。
ムーミン谷に住む人たちは全員が妖精なのか、
人間が混じっているのかは分かりませんが、
確かに、妖精だからと言って何をするわけでもなく、
ただそこにいるだけでした。
おっさんも、そうなのかもしれません。
あと、妖精だけに「心がキレイな人」が見る事ができるそうです。
小さい子どもなども、目撃をしているみたいです。
私は前回、キレイな心の持ち主であると豪語しただけに、
小さいおじさんも見ていなければなりません。
しかし、未だかつて目撃した事がありません。
では、心がキレイではないのか、と思われるかもしれませんが、
きっと、小さいおじさん側が私の前に現れたがらなかったのだろうと思います。
私は若い時、ほぼ毎日ジャージで過ごしていました。
たぶん、小さいおじさんは私を見て「大きいおじさん」と思ったに違いありません。
姿を隠さざるを得なかったのは彼らの方だったのでしょう。

妹の誕生日に久々に会話をしました。
毎日、３歳と1歳の二人の子育てに追われてて、
「社会復帰は難しそうやわ」と、ひきこもり発言を繰り返していました。
その３歳の甥っ子ですが、
何故かただ今『銭形平次』にハマっているようです。
そもそも男の子には遅かれ早かれ『チョンマゲ』に呪われる時期があります。
コレは『侍』『刀』『忍者』等に心を奪われてしまい、
ハンガーを刀の替わりにベルトに刺したり、
水の上を歩く練習をしたり、
「拙者」と言ってみたりする一種の伝染病と考えられています。
私の場合は、大河ドラマの『独眼竜政宗』が感染源で、
事あるごとに「凡天丸は醜いか?」と真似をしていました。
あとは『西遊記』のマチャアキにカブれて、鉄の棒を如意棒として扱っていたのが該当すると思われます。
いずれも感染時期は、確か小学校高学年の時でした。
他の色んな人の症例を見ても、３歳で発症というのは、甥っ子はいささか早熟であると言わざるおえません。
銭形平次症候群で一番困る症状は、『小銭を撒き散らす』かと私は見立てましたが、実は違うんだそうです。
銭形平次のテーマソング
「おーとーこだったあらーひとつにーかけーるー」ってのを橋幸夫が歌っているらしいのですが、
それにともなって『橋幸夫ベスト』をレンタルさせられたのと、
その曲をエンドレスで流していなければならないのが、精神的にキツイと言ってました。
全国の男の子を育ててる母親の皆さん、頑張って下さい。
橋幸夫もきっとそっと応援しています。

先日の父の日にちなんでか、ショッピングセンターに『小学生の描いたお父さんの絵』が飾られてました。
色んなお父さん達が、ズラッと天井から吊り下げられています。
各小学校ごとにグループ分けされていて、子供と親らがワイワイと見ていました。
賑わいに釣られて、私も一人で見てみました。
そして「コイツは上手い」「パクっとる」「センス無し」等と心の中で採点をしていました。
しかし、そんなランキング行為を吹っ飛ばす作品に出会ったのです。
それは『お爺さんっぽいお父さん』でしょうか。
確かに、明らかに年配すぎる「白髪で白髭のお父さん像」はありました。ループタイにステッキまで供えていました。が残念ながら違います。
『女装中のお父さん』でしょうか。
確かに、巻き毛でネックレスまでしている「プライベートすぎるお父さん像」は高得点を叩き出しました。化粧もバッチリでこのまま同伴出勤も可能な感じでした。がコレも違います。
そんな強者どもを蹴散らした私の中の第一位は、○○小学校２年の男の子Ａ君の作品でした。
その子のお父さんは、頬に傷、髪型はパンチパーマにそりこみ、下着っぽい白のランニングシャツから見切れた肩には桜吹雪の入れ墨、そして右手に出刃包丁、何故か左手の注射器から液体をピュッと発射している『ヤンチャなお父さん像』でした。
このお父さんが実在するのか空想かは解りません。
Ａ君が絵が上手いのか、下手なのか、印象派なのか、写実主義なのかも、さっぱり解りません。
私に出来る事は、来年も再来年もこの催しに参加して「Ａ君のお父さん像」がどのように成長していくのかを見守る事だけだと思います。
今、この文章を読んでる方は「嘘だ」と思われるんでしょうが、これは全て真実です。
絵を写真にも撮りましたしＡ君の名前もメモしました、が当然ながら諸事情により公開は出来ません。
ご了承下さい。

近々ライブに行きます。
何ヶ月か前にそのチケットを三枚買いました。
最近は予約さえ取れれば、コンビニでピコピコ処理してお金を払えば入手できます。
しかし人気のあるチケットは予約を取るのが大変です。毎回、携帯と固定のダブル電話を駆使して予約します。
ポリシーとして指定席ではなく、フリーゾーンの立見席しか行きません。
おのずと一緒に行く人も立見になります。
音楽をゆっくりゆったり楽しむと言うよりよりは、ギューギュー押されたりするのが平気な方しか無理となります。
ライブまで一週間になった時に、三枚の内の一人がどうしても外せない打ち合わせが入ってしまいました。
安くはないチケットが一枚余ってしまったのです。
知り合いに声をかけましたが、代役はおいそれと見つかりません。
Ｏ＆Ａの大賞賞品にする事も検討しましたが、恒例になるのも問題です。
そこで、めっきり利用していないmixiの中で呼び掛けをしてみました。
そのバンドのコミュニティーの『チケット譲ります譲って下さい』コーナーに書き込んだのです。
即座に何人かの人が手を挙げてくれました。
大阪や京都の人は遠いので、会場近くの名古屋の人に決めました。
連絡もスムーズに済み、チケットの写真を送って交渉成立です。当日に手渡しする運びとなりました。
これで安心ですが、mixi内の私の名前は骸骨っぽく、相手はサンシャインっぽいのです。最初にコンタクトを取る際、お互いに何と呼び合うのでしょう。
「骸骨さんですね?」と声をかけられるかと思うと憂鬱です。

悩み相談の記事を見ました。
数ヶ月後に結婚を控えている男性からの悩みでした。
彼は女装が趣味で、化粧品や女性服、ウイッグ等を持っており、
下着は普段から女性のショーツを着用しています。
悩みというのは「この趣味を続けていけるのか?」というものでした。
正直に話すか、コッソリ続けるか、一切やめるかの三択で彼は揺れ動いていました。
もしも止める場合は、グッズを妻にあげて使ってもらいたいんだそうです。
化粧品も自分が妻にお化粧してあげたいと言ってました。
文章は「女装を受け入れられない女性」と「いいと言う女性」の違いはなんでしょうかと結ばれていました。
それに対してのアドバイスが色々と書かれてました。
『私は「そんな旦那超面白い」と思います。メイクアップも私だったら嬉しいです』
『女装は性癖の一種、一時的に抑圧しても時間と供に再び目覚めます』
『多分うすうす気づいてるはずなので、それとなく女装趣味について聞いてみて下さい』
『正直に気持ちを伝えて「嫌だと言うなら、きっぱりやめる」と言えばいいと思う』
『ばれると離婚される確率が高いし慰謝料も請求されます』
『明るく楽しくキャピキャピしていたら気持ち悪くないけど、鏡の前でウットリされるとキモイです』
『バイセクシャルの経験ある女性ならクリアできる』
『子供ができたとして女装しているパパを知ったら大惨事』
『化粧品はいいけど下着は流石にちょっと…』
『私も女装をするので参考になります』
色んな人が存在しています。
それはそうと来月結婚するＹちゃんの旦那は大丈夫なんでしょうか。
心配になってきました。

久しぶりにボウリングに行きました。
天気の良い日でしたので、ボウリング場は
結構ガラガラだろうと思って行きましたが、
意外にもたくさんの人がボウリングをしに来ていました。
受付したりなんやかんや済み、いざ投球しようとした時に、
左の方のレーンの人が投げようとしていました。
とりあえず、その人が投げ終えるのを待とうと、
無駄に球を磨いたり、手を乾かしたりしていましたが、
その人は構えのポーズのまま、じっとピンを見て動きません。
「何やねん」と思い、先に投げることに決めました。
投げ終え、左の人を見るとようやく投球に入りました。
その投球フォームは独特で、
全身に力がみなぎり、想像するなら土俵に入った高見盛のように
ロボットっぽい雰囲気で球を放っていました。
勢いのある球はスピードに乗ってピンに向かっていきますが、
スピード感がまったく生かされずピンは思いのほか倒れていませんでした。
その辺りも高見盛を彷彿とさせる感じでしたが、
投げ終わった後に「シュウッ」と言っていました。
その後ゲーム中の何回か、投球時がかぶり、
その都度、投げると思いきやピンを見つめて動かず、
やはりその都度「何やねん」と思いながら先に投げていました。
そしてやはり私が投げ終えた後に投球し、
投げ終えると「シュウッ」と言っていました。
時々、ストライクを出すとちょっと大きめな声で「シュウーッ」と言って、
若干周りを見て何やらアピールをしていました。
どうやら常連らしく、近くのレーンでゲームを楽しもうとしていた
若いカップルがそのレーンのコンピュータがおかしくなりゲームができなくなり、
別のレーンへ移ろうとした時に「そこ結構壊れること多いんさ」と教えていました。
そのくらい通っているにも関わらず、私がチラ見する限りでは小さな声での「シュウッ」だったので、
たぶん上達具合は芳しくないように思います。
まずは掛け声から変えていったらいいように思いまシュウッ。

住んでる地域で、資源ゴミの回収が月に一度あります。
回収対象は段ボール・古新聞・古雑誌・プラスチックで、近所の会場まで運びます。
町内会か何かの係の人が、毎回三人で待っています。
その人達に「ご苦労様です」と挨拶をして置いてきます。
三人もの監視体制が敷かれているので、雑誌の中から漫画を拾ってくる事は不可能です。
以前は一人体制でした。
初めて捨てに行った時、お爺さんが一人いました。
お爺さんはワンカップの酒をチビチビやってました。
『近所の爺さんが暇潰しに来とる。紐の結び方に難癖をつけてくるかもしれん』と思いました。
用心しながらゴミを捨てていたら、
古雑誌の下に漫画の単行本が並んでるのを発見しました。
引っ張り出すと「キャプテン翼」で１巻〜２０巻の束でした。
『コレ下さい』とお爺さんに言うと、頷いたので持ち帰りました。
２０巻は「日向小次郎がタイガーショットを完成させ、南葛との決勝戦に出場を決める」所で終わりました。
翌月、又ゴミを捨てに行きました。
同じお爺さんが、ウチワで蚊を追いながらワンカップを呑んでます。
古雑誌エリアをチェックしていたら、咳ばらいをされました。
お爺さんを見ると手招きしています。
近寄ると足元に、キャプテン翼の２１巻〜３２巻が用意されてました。
『又あったから用意しといた』とお爺さんは言います。
３２巻はフランス国際Jr.ユース大会でフランスキャプテンのピエールがエッフェル攻撃でシュートを決める所まででした。
『これも見付けたんやわ』とドカベンの１９巻〜３９巻もくれました。
１９巻は白新高校の不知火・東海高校の雲竜・横浜学院の土門の辺り、３９巻は甲子園での弁慶高校戦の途中でした。
その後、毎回行く度に何かを用意してくれてましたがパッタリ見なくなり、
やがて三人体制が導入されました。
色々な漫画を捨てましたが、キャプテン翼とドカベンは今も持っています。

船旅に誘われました。
外国への往復ニ週間の旅です。
旅の最中の船上や現地では、色々な企画が目白押しなんだそうです。
単なる呑気な旅では無く、自己啓発を目的としたセミナーツアーで、内容は超充実してるんだとか。

昔、サークル活動に誘われた事を思い出しました。
三人一組の知らない男女が家に来て「この地域の人に声をかけてます」と言います。
その日の「夜にサークルの集会があるので来ませんか」と誘われました。
夜のバイトまで暇だったので、三人を部屋に招き入れました。
オレンジジュースをだすとパックの裏のラベルを確認して
「こちらは飲む事が出来ません」と残念そうに言います。
理由を聞くと「良くない物が入ってるから」と答えました。
「コレ以外は水道水しかないよ」
「水道水で結構です」と言い、生ぬるい水道水をがぶ飲みしました。
話していると宗教の勧誘でした。
そのうち行方不明になった三人を捜してワラワラと他の組もやって来て、都合１２人の大所帯になりました。
みんな水道水を飲みます。
何かに気付いた女が、リーダー格の男に耳打ちをします。
リーダーは「西はどちらですか」と聞き「あっち」と私は指で示します。
部屋の西側にはトランクスが干してありました。
トランクスに１２人が頭を下げて呪文を唱えだしました。
オレンジジュースを飲みながら、笑いつつ５分位の儀式を見てました。
儀式は無事に終わり、リーダーが夜の集会参加を要請してきました。
「ジュース飲んだらいかんって、んなケチ臭い神さん好かん」と断りました。
今回の船旅は「参加した人は精悍な顔になって、まるで生まれ変わったかの様になる」んだそうです。
日焼けじゃないのかと思っています。

「トイレに付いてきて」と、言われることが今の学生生活では多いのだと記事で読みました。
女子だけでなく、男子もよく連れションに行きます。
学校内で片時も一人でいるのが嫌なんだそうです。
そもそも、何故一人でいるのを避けるのかというと、
周りに『友達貧乏』と思われたくないためなんだとか。
不思議ですね、今の学生生活は大変なんですね。
私はトイレくらい一人で行きたいもんですが。
トイレと言えば、この間まさかの粗相をしてしまいました。
腹が痛くなり、トイレを探しました。
とある場所のトイレを拝借し、無事に事なきを得ました。
そのトイレは薄暗く、トイレを借りた場所も全体的に薄暗く、
どうやらその施設自体がオープンしたばかりだったようでした。
用を足し、水を流して扉を開けた時、
その薄暗い個室内に扉から外の光りが一筋差し込みました。
ふと、振り返ってみてみると私が用を足した便器から、
出てはいけないものがはみ出していました。
扉を全開にするとトイレ内はピカピカに光っています。
そしてはみ出し者たちも光を浴びて光っています。
どうやらオープン前に掃除をしたばかりの様子でした。
その一番キレイな状態を真っ先に汚くしてしまった私。
とりあえずトイレットペーパーで何とかはみ出し者たちを追いやったりしたのですが、
やはりその部分だけダークなフィルターがかかった状態になっていました。
トイレの話と言えば電気グルーヴなのですが、卓球が「そのトイレはどこの場所にもウンコがついてて、嫌だけど仕方ないなと用を足したらやっぱり自分もはみ出していた」
という様な事を言っていて、「そんなはみ出すような事ってあるかいな？」と思っていたのですが、
自分自身の排出口と便器との位置の読みを間違える事があるのだと、今回初めて勉強しました。
トイレ掃除の人、大変申し訳ありませんでした。
今度からは和式便器には注意して挑みたいと思います。
やはりトイレは一人で行くべきです、学生諸君。

猫が生肉を食べることを知りませんでした。
確かにライオンとかは同じ猫科の動物で、
獲物にかぶりついていますし、そう考えると不思議な事ではないように思います。
生肉を与えることで元気になったりするそうです。
人間も毎日同じ乾燥フードばかりでは嫌気がさしてきます。
たまには違うものが食べたい！肉を喰いたい！と思うものです。
私はかつて猫と生活をしていました。
そういえば食事に対して、何か特別なことをしていたことはありません。
貧乏だったので、お互い『食べる』ことができれば、それ以上望むことなどできませんでした。
貧しいながらも慎ましく、それなりに楽しい日々を送っていました。
イタズラをしたら叱り、あとで仲直りをしたり。
寒い夜には寄り添って寝たり。
もらってきたパンの耳を分けあったり。
オス同士でしたが。
どこまでが本当か分かりませんが、
生肉を与えることにより、狂暴になったりするそうです。
猛獣をペットフードしか与えずにいたら大人しくなったとか。
生肉は猫にとって良いのか悪いのか分からなくなりましたが、
私の飼っていた猫はある日突然網戸を破って脱走しました。
エサとして与えていたのはドッグフードでした。
猫にとっては面白くなかったのでしょう。
それだけは確かな情報です。