異国相撲

投稿日:2012/03/26
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大相撲春場所が終わり関脇の鶴竜(かくりゅう)が、大関昇進に充分な結果を残しました。
残念ながら千秋楽の優勝決定戦では横綱白鵬に、惜しくも負けてしまいましたが、場所を通して安定した素晴らしい相撲をとり続けました。
昇進が決定すれば、次の場所からは大関が六人になり、
モンゴル出身力士としては、朝青龍、白鵬、日馬富士に次いで四人目の大関です。
大相撲では外国人力士が上位を占めていますが、かつての小錦・曙、現在の琴欧州やバルト(漢字変換不可)らの欧米系に比べると、日本人と面構えが似ているモンゴル系は、年配者からの声援も日本人力士同様に多い様子です。
しかし若者の多くは、日本が誇る相撲を「尻だし格闘技」位の認識しかなく、相変わらず興味が低いというのは何だか悲しい事です。
興味を引くべく、外国人力士の横顔を紹介しますのでお役立て下さい。

小錦=サレバ・ファウリ・アティサノエ[ハワイ](愛称サリー、コニちゃん)タレント
曙=チャド・ジョージ・ハヘオ・ローウェン[ハワイ](愛称ケンカ屋チャド※大学中退時)プロレスラー
琴欧州=カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ[ブルガリア](愛称カロヤン)ブログ『ちゃんこ鍋とヨーグルトって意外と合うんです』
バルト=カイド・ホォーベェルソン[エストニア](愛称角界のディカプリオ)髪がキャラメル色で黒髪に染めている
朝青龍=ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジ[モンゴル](愛称ドルジ・ファン太郎)ヒールキャラ
白鵬=ムンフバティーン・ダワージャルガル[モンゴル](愛称ダワー)嫌いな食べ物はあんこ、趣味はチェス
日馬富士=ダワーニャミーン・ビャンバドルジ[モンゴル](愛称アマ)好きな言葉は「なんでやねん」
鶴竜=マンガラジャラブ・アナンド[モンゴル](愛称アナンダ)大学教授一家の裕福な家庭に生まれた過去、優勝経験無し


何にせよ、日本までわざわざ出て来て、相撲(尻だし格闘技)で楽しませてくれる外国人力士には感謝しています。


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江川二世

投稿日:2012/03/25
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甲子園で選抜高校野球大会が行われています。
三日目の第二試合を終了した合間にコレを書いています。
只今一回戦の8試合終了時点で7試合的中させ、的中率87.5%。近年マレに見る高確率をたたき出し中です。
因みに外したのは天理VS高崎健康福祉大高崎で、ちょっと自慢気味かもしれません。
さて今大会の注目選手は、何と言っても栃木作新学院エースの大谷投手です。
去年の夏の大会では2年生ながらエースとして勝ち進みベスト4。私から天晴れシールを何枚も貼られた男です。
この大谷投手の良い所は、沢山ありますが、私が思うには「アンチスマート」な所でしょう。
高校2年時に既に「江川二世」と呼ばれてしまうポッチャリ体型。プニプニした肌や尻は、さぞやそのスジからの人気が高いんだろうなと想像させてくれます。
顔も私の友人のケンヤ君にソックリでソコもポイント高しですね。
チームメイトらから無視されたりイジメられたり馬鹿にされたりしてそうでソコも注目です。
一応中心選手みたいですが、昭和の香りをプンプンさせており、さぞや近鉄バッファローズの帽子が似合う事でしょう。
今回も打席での落ち着きなさぶり、と言いますか、独特の動きは脅威的すらありました。
川辺に一羽でたたずみながら何か小魚か虫的なエサをついばみたがる白い鳥みたいでした。
これからも最近のしゅっとした選手達に負けないで独自路線を貫いて欲しいですね。
半笑いで応援しています。


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電気二部

投稿日:2012/03/15
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大手の広告会社が婚活に乗り出した、という記事を見ました。

“婚姻組数が減少傾向にある一方で独身者の結婚願望は高いことに注目。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に近い感覚の独自システム
で20〜30代に訴求する。
ツインキュは、これまで一般的だった年収や学歴、身長に加えて、140項目の
問いに対する答えから診断した、
物事への価値観が合うか合わないかに基づいて異性を紹介する。
質問は「旅行の際には、多少無理をしてもいろいろなところを回りたい」「行列に並ぶのは苦にならない」など多岐にわたり、
結果から6つの価値判断のレベルをレーダーチャートで表示。
チャートの形が近い異性同士をコンピューターが自動で導き出し、それぞれに紹介する。
同社によると、価値観の診断結果に基づいて自動で仲介するシステムは、国内では初めて。”

との事です。
福袋にも婚活版が出るくらいの昨今、結婚したい人がようけいてるのでしょう。
しかも今は昔のいわゆるお見合いでは分からなかった
価値観が合う合わないまで見分けてくれる便利ものとなっているようですが、
そもそも、140項目も答えれるんであれば
自分で何とか見つけられはしないのか?と問いたくなります。
面倒くさがりな私としては
やれ「旅行の際には、多少無理をしてもいろいろなところを回りたい」
・・・そうだな、やっぱ行ったからには回りたいかな! YES!
やれ「行列に並ぶのは苦にならない」
・・・いやー、どんに美味しい言われるとこでも並ぶんは嫌やなー NO!
などをそれ以降140程こなさなきゃならないのであれば、
自分で相手くらい見つけますよ、と思ってしまいます。
最近の人たちの傾向はどうも「同じラインに並びたい」というのが強いように
勝手に思ってしまっています。
ちょっと飛び出していたり、引っ込んでいたりすると
不安に感じるのでしょうか、周りの反応を気にしたがります。
自分が良しと思えば、当然良しなわけですから、
コンピューターにはじきだされなくても的を決める事はできるのでは、と思います。
とはいえ、出会いで言えば普段ひょいひょい出会いが落ちているわけではないので、
こういったシステムは大変ありがたいのだろうと思います。
ちなみに私はもし、質問の項目で
「電気グルーヴのオールナイトの2部を好んで聴いていた」にYESと答えている人は
無条件に会いたいと思ってしまいますが、ほぼゼロに等しいでしょう。
好みは十人十色です。


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市県民税

投稿日:2012/03/10
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テレビでもラジオでも、
年度末のこの時期は、いつもの改編期以上に番組終了の危機が訪れます。
ドラマは最初からワンクールの3ヶ月と決まってるので、
よっぽどの低視聴率を叩きださない限り、予定通りに淡々と終わりを告げます。

そういえば、ずーと見たいと願っているドラマがあります。タイトルは『おじいさん先生』。
私が住んでいる地域では放送されませんでした。
噂ではDVD化もされてるらしいのですが、何処の店でもレンタルはされていません。
買うのはプライドが許しません。
どなたか持ってる方がいたらご一報下さい。

さて、本題の改編期です。
ラジオを聞いていると
「突然ですが3月一杯でこの番組は終了してしまいます」と言い出します。
薄っぺらくて代わり映えしない中身の番組が目白押しの昨今、
「終わろうが続こうが、しったこっちゃねーよ」と思いながら聞いていると、
「でも最後の日まで、この番組らしさを精一杯お届けしていきますね」と続けます。
恐らく、番組終了の決定は放送直前に伝えられたのでしょう。「お疲れ」としか言いようがありません。
そんな中、こんなリストを手にいれました。
『天然・素・こもの』
『おいないさ南伊勢』
『きらり伊賀』
『志摩ってこ〜ね』
『元気です たまき』
『ほっと紀北町』
『人が好き 鳥羽が大好き!』
全てFM三重の番組です。
スポンサーは各市各町らしいですが、税金からでしょうか。


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枕事件簿

投稿日:2012/03/09
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枕が臭う事に気付きました。
汗臭いのとは違います。自覚症状は全く無かったのですが、いわゆる「加齢臭」だと判断するしかありません。
加齢臭のサンプルは何処かに存在するのでしょうか。
白黒ハッキリさせたいモノです。
以前、誰かの文章で
『最近、夜布団に入ったらオッサンの臭いがするんだよね。俺の居ない間に、見知らぬオッサンが忍び込んでんじゃないかと思ってさ。でもよくよく考えたら、臭いの元は俺なんだよね。』
と書いてあり、ハハハと笑ってましたが、遂に自分にもその現象が発生したのです。
もう笑えません。
他人の不幸は、我が身に降り懸かって初めて理解できるのです。
普通、布団を干すと「お日さまの香り」がします。
スヤスヤと眠れる魔法の香りとでも言いましょうか。
そんな安眠生活には、最早戻れません。
いくらファブリーズを噴霧しても、ファブリーズの隙間を縫って、毎夜臭いは漂います。
調べてみると「加齢臭」は異性を引き寄せるフェロモン的なモノらしいのですが、
死に向かう前に「徒花(あだばな)」を咲かそうとする悪あがきに思えます。

恋でもすれば治るのでしょうか。


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微妙箱入

投稿日:2012/03/04
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テレビにかつてのアイドルが出ていました。
どうやらアラフォーでまとまって何かをやるみたいです。
そこにいたのは南野洋子、西村知美、そしてなぜか森口博子。
いやいやいやいや、森口博子はアイドルなのか?
っていうか森口に声をかけたやつ誰や?
そもそも、南野洋子も西村知美もその時代を駆け抜けた感があります。
ただ、森口博子に対する情報としては、
?歌った歌がたまたまガンダムだったので人気が出た
?笑いもできる的な勘違いでバラエティーによく出演(のみ)
?今現在、確認できる時は特番の「はじめてのおつかい」のみ
?未だに謎が残る紅白出場経験(都市伝説)
上記に挙げたように、アイドルという部類からは離れているように思います。
もし、宇宙人が何らかの形で芸能界を仕分けした際に、
アイドル箱に入るのは、
南野洋子、西村知美、浅香唯、松本伊代、早見優、菊池桃子、河合奈保子、小泉今日子、中山美穂…等々です。
森口博子が入るのは「ポジションが微妙箱」だろうと思われます。
そこには「確固たる芸がない」や「名前だけは皆知っている」などの、
非常にフワフワした位置付けの所にいる人たちが入っているのだと思います。
例えば、中山秀・山瀬・野々村・井森などがぼんやりと浮かび上がってくることでしょう。
とはいえ、芸能界という荒波を頑張っている人たちなので、
小さな声で「ファイです!」と言っておきます。
ちなみに画面に南野→西村→森口と出た際に私が発した言葉は、
「おこがましい」でした。


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企画会議

投稿日:2012/03/02
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先日、お世話になっている会社に訪問した時の事です。
何かミーティング中だったみたいでした。
一旦ミーティングは中断となり、タイミングの悪い私の相手をスタッフがしてくれました。
その人に玄関付近で用件を、そそくさと話します。
奥の席でパソコンを触っていたそこの社長さんからチラチラと視線を感じました。
その社長さんは、普段はめったに事務所には居ない方で、人物像などはまだまだ私は知りません。
いずれにしても、タイミングの悪さにご立腹の様子です。
慌てて「お世話になってます。お忙しい所すいません。」と遅まきながら簡単な挨拶をしました。
すると社長さんは「ちょっとココに来たまえ」的に手招きをします。
近づかない訳にはいきません。
ヒタヒタと近寄ると、私の顔をジーと覗きこんでいます。
どうも口元を見ているみたいです。
「何でしょうか?何か付いてますか?」
「…イーてして」
「は?」
「イーて、イーてして!」
自分みずからがイーてしながら言います。
しかたなく私もイーてしました。
「ホンマやなあ」
社長さんは鷹揚にうなずきながら感心しだしました。
その時、デスク上のパソコン画面が目に映りました。
以前の『よみもの』のヤニをとる回が写ってました。

こっそりスタッフさんにイーの理由を聞きただします。
そこの会社の今後の情報発信の方法として、ブログなりツイッターなりフェイスブックなりを取り入れていく為のミーティングをしていたらしいのです。
それらのサンプルの一つとして何故か『よみもの』が取り上げられました。
次第に歯のヤニ汚れを気にしだした社長さんは、情報発信は二の次となり、やがてミーティングの議題が「男の身嗜み」みたいな事に変わっていったらしいのです。
社長さんは写真をクリックして、画面一杯に商品写真を引き伸ばし、まだウンウンと頷いています。
「コレいくらするの?」のバカ質問を受けながらも、全ての流れを把握した私は
『「よみもの」は情報発信なんかではなく、(社会不適合児な私自身の為の)リハビリです!』
と力強く宣言して立ち去りました。
皆さんポカーンとしていました。


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動物診断

投稿日:2012/02/27
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テレビの番組欄にこんな言葉を発見しました。
『うつに挑むシロクマ』
私はうつに挑むシロクマは見たことがありません。
ここで考えられるのは、
自らうつになってしまい、病気と戦うシロクマなのか、
親しい熊がうつになり、それを何とか治そうと奮闘するシロクマなのか。

『もうダメだ、木の実を食べに行く元気が出ないよ』
『そんなことを言わないで、一緒に行こうよ。美味しい木の実でリフレッシュしようよ』
『君には僕の気持ちなんか分かりゃしないんだ!』
『そんなことないよ』
『僕は木の実もうまく見つけられないし、鮭もうまく捕れない。何もかもがうまくいかないんだ!』
『皆、うまくいかないことはあるよ。それでも前に進んでいくんだよ!』
『熊キチ…』
『さぁ、とりあえず森を歩こう。まずは第一歩だよ!』

動物園に行くと、「同じ道を歩き続ける象」や「中途半端に動きを止めたゴリラ」「寝っぱなしのライオン」「眼球がマイナス型の山羊」なんかを見かけます。
彼らはどんな面白会話を交わしているのでしょうか。
ちなみに私は全ての病気に対して無知であることをご報告させて頂きます。


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宇治山田

投稿日:2012/02/26
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小学生が書いたポスターコンクールがあり、何故か展示会場で待機する係をしてきました。
商店街のアーケードの一画に会場がありました。
中に入るとボード板に500枚程の作品が貼られており、○○賞などの優秀作品も既に決定していました。
私は金曜の10時〜13時の担当です。
会場の貼紙を読むと、本日から公開し、2日後の日曜日に表彰式やくじ引きのイベントを開催する流れでした。
寒い中、ポスターに囲まれて一人で座っていると、自分自身の色んな箇所を否定され続けている気分になります。
しばらくして、いまだ来場者が一人も来て無い事に気がつきました。
「アンケートを書いてもらう」とか「来場者の数を数える」みたいに、何かするべき事は言われてなかったのですが、マズイ気がします。
何より変化が無いまま13時まで「否定時間」が続くと、精神的にどうにかなる危険がありました。
そこでアーケードに出て、前を通る人々に呼びかけをする事にしました。
平日の午前中の寂れた商店街、『いらっしゃいいらっしゃい〜ポスターあるよ〜コンクールだよ〜』の声が響きます。
買い物中のおばさん・リハビリ中のお爺さん・犬の散歩中のお姉さん・参加した子供の親等が立ち寄ってくれました。
自転車で行きすぎたのにUターンしてきたおばさんもいて結構な人数です。
更に人混みが人を呼ぶシステムが稼動し「あら〜○○さん久しぶり〜」とポスターそっちのけで、座って話してるだけの人もいます。
そこへ乳母車を押したお婆さんが通りました。
「何をしておる」
「子供の書いた絵が飾ってあるんですよ」
「絵かい」
「はい、是非見てって下さい」
「息子は絵かきでの、美大を出とる」
「へえ、そうなんですか」
「細い筆で宇治山田駅を書いた」
「はあ、凄いですね」
「油絵や」
「油絵ですか」
「あんなあ…どんだけ上手でもなあ」
「…はあ」
「…絵は売れん!」
と言い残し歩いて去りました。
気づけば13時でした。


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情報社会

投稿日:2012/02/24
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毎日の様にプロ野球のキャンプリポートが放送されています。
この時期は日本のプロ野球もメジャーリーグも練習やオープン戦しかしてはいません。
昔から、何故あんなモノに需要があるのかが不思議です。
野球選手が通常の試合で良いプレーをし、それを見てファンが喜ぶのは全く否定しません。

例えば
和田が投球動作の確認をしながら30球なげようが、
イチローと川崎が初めて走塁練習に取り組もうが、
福留が「がむしゃらにやる」と言い残し渡米しようが、
上原のヒゲ面がたくましかろうが、
山本昌が本気で開幕投手を狙おうが、
おかわり君が寒くて調子が上がってなかろうが、
ソーサがシート打撃で三振を5つとろうが、
野村が112球を投げ終え納得しようが、
長嶋元監督が訪問しようが、
家族やよっぽどの関係者で無い限り、こんなモノは実際のところは邪魔な情報でしか無いのです。
こういった記事の大多数は、現地へ行ってる記者の「仕事してますよポーズ」の賜物でしかないのです。
コレを読んでどう対処するのが正解なんでしょうか?

デートをする女の子の化粧の仕方を知ってサテソレカラに等しいのです。
わかりにくいでしょうか?
美味しい料理を食べた後に小麦粉何グラム、カロリーはいくつですを知ってサテソレカラ。
わかりましたでしょうか?
「猪木やたけしがアンタに何かしてくれたんか!はよテレビ消して寝え!」
小学生五年の時に母親に言われたセリフです。
これが現代の情報化社会の真実を言い当ててる気がしてなりません。


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